小学五年生 (文春文庫)

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著者 : 重松清
  • 文藝春秋 (2009年12月4日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167669089

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小学五年生 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

  • 小学五年生が主人公の短編集。転校、いじめ、父親の死、母親の病気、弟の病気などなどちょっとつらいお話から、バレンタインとか思春期に入りかけの少年の淡い思いが描かれています。プールに入るとどうしてぴょんぴょん飛びはねたくなるのだろう・・・というくだりがありますが、確かにその通りで、よくまあそんなこと思いついて小説に書くなあとちょっとうれしくなります。さて、著作権の問題もあるのか、よくこの短編集からの出題が中学入試国語にはあります。模試などにも使われることが多いのですが、一度試験監督中に、それを読んでいて泣きそうになったことがあります。あまり感情移入しすぎると問題は解けなくなるのですよね。個人的には学級委員の選挙のお話なんかが好きでした。冬休み中に図書館で借りて読みました。

  • どの断面も小学生たちへの愛おしさ、懐かしさ、ややこそばゆさ…を、めいっぱいに感じさせてくれる秀作。
    個人的に小学生時代転校を経験していたもので、なおさらしみじみと感じるものがありました。

    相変わらずの短編巧者ぶり。
    楽しませていただきました。

  • オススメの本について、良く質問を受けます。小学生や中学生にとって、それも普段あまり本を読む習慣がない生徒に、どんな本を薦めればよいのか、これはなかなか難しい問題です。大人が面白いと思ったからといって、小中学生にとっても面白いというわけではありませんし、野球が好きな生徒だからといって野球を描いた小説にのめり込んでくれるわけでもないからです。本との出会いというのは、しむけてみようとしてもうまくはいかないのです。子どもを本好きにするには、まずお父さんお母さんが読書する姿を子どもに見せることでしょう。もちろんテレビは消して。

    最近読んだ重松清の「小学5年生」という短編集は、やはり大人をこそくすぐる小説なのかも知れません。中学受験の国語の問題に良くとりあげられる作品がいくつかあります。文春文庫の紹介文を添えておきます。

    「クラスメートの突然の転校、近しい人との死別、見知らぬ大人や、転校先での出会い、異性へ寄せるほのかな恋心、淡い性への目覚め、ケンカと友情――まだ『おとな』ではないけれど、もう『子ども』でもない。微妙な時期の小学五年生の少年たちの涙と微笑みを、移りゆく美しい四季を背景に描く、十七篇のショートストーリー。」

    ちなみに校長のお気に入りは「バスに乗って」です。

  • 17の短編集。どのお話も、小学校5年生の男の子がに主人公です。
    自分の子供も今5年生で、子育てに悩むことも多いので、なんとなく手にとって読みました。
    どのお話も、すごく良かった。
    自分の小学生時代と重ねて、「あぁそうだったな~」と思う場面が多くて、
    自分の息子にも重ねて考えてみたりして・・・。
    ちょっとだけ、子供の気持ちを理解できたし、自分もそんな風だったと思い出させてくれて、今の私には、沁みる一冊でした。

  • 思春期の始まるころの微妙な気持ちの変化や性の目覚めや,少しだけ大人への一歩を踏み出そうとしている子どもたちの様子が本当にうまく描写されていると思う。
    この年齢位の子どもと関わるような仕事をしている人は絶対に読んだ方がいいと思う。
    何より,自分が小学校5年生だった頃の懐かしく,また,ちょっと恥ずかしい淡い思い出が思い出されたのが,それはそれで良かった。

  • 小学校五年生の頃、周りの世界は狭かった。少年の周りで起こることの真実が何なのかよくわからなかった。そんな頃の世界を描いた短編集。
    家族、友達、学校、転校、初恋・・・。
    子供だからこその感覚に、あぁ、わかる、わかる、とついうなずいてしまいそうな話が17編。

  • ぼーずの記念すべき初文庫。友だちが読んでいるのをみて、気になって読みたくなったというので、購入。ちょうど5年生になった春。共感できるお話があるのかな? 振り仮名ないけど、だいじょうぶかな?
    …と案じたけれど、しらない言葉や漢字があってもどんどこ読めるらしい。お気に入りは「プラネタリウム」「バスに乗って」らしい。(4月18日)

  • 自分の小学生時代を思い出した。

  • タイトルに惹かれて手に取った本

    「人生で大事なものはみんなこの季節にあった」の帯
    一番、心に残ったのは「バスに乗って」


    男子の気持ちは分からないけど(笑)
    たしかに、このくらいの歳の頃
    半分オトナで、しっかりとコドモだったことを思い出しました

  • 春夏秋冬の情景にあわせてつづられる、小5の男女のお話17本。どの話も、特にコレといった起伏はないのだが、何だか自分が10歳だった頃を思い出して、胸の真ん中あたりがムズムズする。

  • 良くも悪くも重松清ワールド。よい話なんだが、飽きた。違う話なのに、既視感があるのが不思議。量産品のようだ。新しい世界を見せてほしい。

  • 小学校五年生は男子にとって、たぶん特別な学年なのだ思う。低学年ではない。中学生でもない。中途半端で傷つきやすくて尖り始めていて・・・。そして小学5年生の片鱗を男子はずっとどこかに持ち続けているんだね。作品としてはショートショートといった感じなので少し物足りなさが残る。

  • 重松作品はあまり読んでいない。
    「きよしこ」以来かも。

    本作は小学五年生の少年を主人公にした短編集。
    引っ越しして、しばらくたってみると、あんなに仲が良かった友達がちょっと遠い存在になってしまう。
    寂しさと、新しい生活や関係を少しずつ受け入れていく気持ちのないまぜになったもの。
    そんな心の機微が書かれている。
    幼くて、まだ無力で、でももういろんなことを洞察する力を持っている。
    小学五年生って、そんな年ごろだったっけね。

  • 息子が5年生の間に絶対読みたかった本。
    間に合って良かった。
    私は女だから私の小5の思い出とはやっぱりちょっと違う。
    息子の頭の中はホントにこんな感じなのかなぁ。
    好きな子はいるのかなぁ。
    ますます息子のことが知りたくなった。

  • おさまりのつかない多感な季節のころの自分は、いまも胸の内にいる。だってそうじゃないか、いまだってぼくは、嫉妬して嘘ついてカッコつけて涙している。

  • 多感な時期である小学五年生の少年たちの笑顔と涙の物語。ショートストーリー17篇。
    自分はこの年頃の時、何をして何を考えていたのだろう。大人の今から見れば、なんてくだらないことを面白がり、悩んでいたと思うが、当時は精一杯背伸びをして大人の入口を探していたのだろう。
    はっきりと思い出すことはないが、この作品の少年たちは私自身だ。ちょっと恥ずかしい気持ちにもなる、かつて小五だった男たちすべての物語である。

  • ーまだ「おとな」でもないけれど、もう「子ども」でもない。微妙な時期の小学五年生の少年たちの涙と微笑みを、移りゆく美しい四季を背景に描く、十七篇のショートストーリー。


    重松さんの文章は読みやすいです。
    主人公が全編少年なので、共感しづらい部分もありましたが、それでも自分の子ども時代を思い出してキュウッとなりました。
    甘酸っぱい…。

  • 作者のなかには小学5年生がいるらしい。なぜ作者はこんなに小学5年生の気持ちがわかるのだろうか。自分も5年生の頃はこの短編集の主人公たちのように感じていたような気がするし、今の小学5年生たちも同じように感じているのではないかと思う。

  • kindleで読んだ。
    短編集

  • 小学5年生の少年が主人公の短編集。
    引っ越し、兄弟、女子、母、父、友達、学級委員、バレンタインデー。この時期の微妙な感情の動きや幼さの残る言動から、小学5年生の見ている世界をやわらかく表現しています。
    一方で、短編・小学生の目線ということもあり、個人的には読後に物足りなさを感じてしまいました。

  • 5年生の児童に向けて最適かというといささか疑問を感じる。

  • 小学五年生って凄く微妙な年齢だと思う。「バスに乗って」は少年の気持ちが痛いくらいよくわかる。バスの運転手のぶっきらぼうな優しさが良かった。2011/083

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