季節風 秋 (文春文庫)

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著者 : 重松清
  • 文藝春秋 (2011年8月4日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167669126

季節風 秋 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

  • 短編集。

    じわっと心を暖めてくれるような、そっと頬を撫でてくれるような。

    「少しだけ欠けた月」が一番お気に入り。
    過去の自分と重ね合わせちゃうからかな。心の奥がきゅっとなる。
    眼科で読んでて涙をこらえるのが大変だった。

    「おばあちゃんのギンナン」も。
    学生時代や社会人1年目の頃、母が荷物を送ってくれてたなあ。
    こんな思いで荷物詰め込んでたのかなって。

    どの物語も好きだ!
    重松清さん本当に大好きだ!
    この本、今まで読んできた中で一番好きかも。

  • 秋に再読
    やはり、泣けてしまう
    キンモクセイ 老いる両親と東京にいる自分 子どもの頃の想い出 実家をひきはらう時に庭のキンモクセイが別れを知っているかのように香る

    温かく 何とも言えない気持ちになる作品達

  • もうね、解ってるから読む気なかったのだけど。ひょんなことから読むことになってやっぱりそうなっちゃたよ~泣けた。

  • 重松清さんの本は53冊目。
    ブクログの本棚に登録している作家さんで一番は東野圭吾さんの75冊。
    2番目が重松清さんです。
    重松さんとの出会いは2009年の【その日の前に】でした。
    今でもその感動は心に残っていて、それ以来、大好きな作家さんです。

    この【季節風 秋】で季節風シリーズは完結となります。
    季節風シリーズを読み始めた時から、できればタイトルの季節に合わせて読みたいものだと思っていたのですが、その願いは叶わず~(笑)
    日本では初冬、バンコクではようやく乾季に入った今日、読み終えました。

    やっぱり重松節は心に響きます。
    12編全てにじ~~ん。
    昭和って良い時代だったなぁ~と、懐かしく思い出したり。
    日本にいる家族や友達を懐かしんだり…

    さてさて、次はどんな重松作品に出会えることやら~
    楽しみ、楽しみ!!

  •  実りの季節でありつつもどこかもの悲しさを感じる秋にぴったりの一冊。
     特に印象に残ったのは「少しだけ欠けた月」。どうしたらいいのか分からない子供の心の葛藤は自分にも経験があるが、アキラくんみたいには振る舞えなかった、だからアキラくんは十分にお母さんを守れる立派な男の子だなぁと思う。

  • 季節風の最後のこの一冊は購入してから長い事積んでしまった。

    十二の短編で描かれる重松清ワールドの秋は、少し切なくなるお話しばかり。
    その中でも、ウイニングボールは身につまされる思いだった。
    真面目に仕事をするのと、必死に仕事をするのでは全く違う。
    前は必死にやっていた事が、どんどん必死とは遠くなり、真面目であれば良いやと、必死になるタネを見つける事も諦めて「ふらふら」としているなぁと気付かされた。

    ウイニングボールも他のお話も、もっと言えば季節風の全四十八話は最後の最後が描かれていないのがとても良い。
    読者の想像で「きっとこの先はこうなっただろう」と思わせる余地がある。

    あとがきに
    「ああ、ここにはオレのすべてがあるんだなあ」
    と書かれているように、重松清ワールドに足を踏み入れる第一歩には季節風をお奨めしたい。

  • 「オニババと三人の盗賊」「ヨコヅナ大ちゃん」が良かった。季節風シリーズは春と秋が良かった。

  • 少しだけ欠けた月 ずっとずっと続いて欲しい当たり前だった家族の時間。少しのズレが二度と戻らない裂け目となり、こどもは狭間で立ちすくむ。

  • 冬から始まった季節風シリーズの最後の一冊。
    秋はとっても地味。でも優しい。秋だなあ。

    「とりあえずビール」

    の台詞ひとつに色々考えます。

    最後まで良い短編集でした。
    毎年、季節毎に読もうっと。

  • 朴訥とした中で懐かしい雰囲気漂う話が多かった。

  • 叔母から借りた。

  • 最後1冊だけ積まれてしまっていた。。

    秋もやっぱり温かい話たちだった。
    寂しくてもつらくても人間の温もりが重松さんらしい。

  • 重松清らしい、切ないけど良くなる兆しで終わる短編集
    読むのにすごく時間かかっちゃったけどやっぱり重松清好き&読みやすい!読後感が心地よい

  • 「カッコいいとか悪いとか、他人が勝手に決めることにびくびくするな。」

  • 季節風シリーズのラストを飾る秋編。
    今回も重松さんの巧みなストーリーと、季節ならではの小道具の使い方に参りました。
    お気に入りは、「水飲み鳥」。あったあった、子供の頃に。ブームになった訳ではないのに、不思議といろいろなところで見かけた。ずっと見ていて飽きない奇妙な動作を覚えている。そんな玩具を物語の小道具に用いる重松さんは、匠の作家である。

  • 重松清、秋の短編集。
    シリーズ「季節風」の中でも、個人的にはフラットに読めた感じ。
    彼の作品テーマ「別れ」を思わせる短編が
    他の季節よりも淡い感じがした。 …秋なのに。
    秋だから…なのかな。その強さを期待して淡く感じるのは。

    それでも透き通る読後感をもつストーリーは健在。
    個人的には
    子どもらしさ残る「オニババと三人の盗賊」
    切ない予感で終わる「ウイニングボール」
    穏やかに流れる「水のみ鳥、はばたく。」
    がオススメ。
    最後の「田中さんの休日」は、ぜひともパパに…。
    実はこの雰囲気が、リアリティがあって好きかも。

  • 重松清さんとほぼ同じ歳のせいか、すべての作品がとても身近で懐かしく、もの悲しく、身につまされるました。
    ぴ〜んとこない皆さんには、最低45才を過ぎて読んで頂きたい。
    この震える感動を作者に伝えたい

  • 去年の冬に「季節風 冬」に出会ったのをきっかけに、
    季節ごとに「春」「夏」と読み進めてきました。
    いよいよこの「秋」で季節風シリーズ終了です。(もう1年経つのかぁ…)

    短編集ではあるのですが、ひとつひとつの短編が良い意味で重いので
    珍しくじっくりじっくり読んで、読了に時間がかかるシリーズ。
    相変わらず、目頭を熱くさせる話が多かったです。

    最初からやられてしまった「オニババと三人の盗賊」
    素直じゃない「オニババ」の優しさに思わず笑みがこぼれます。
    「おばあちゃんのギンナン」も近い雰囲気かな。

    あと、どの季節でも描かれている、年老いていく親と向き合うということが、
    秋では「風速四十米」「キンモクセイ」に出てきました。
    私にはまだ少し遠い未来だけれど、不可避であることが胸を締め付けます。

    「 よーい、どん!」や「田中さんの休日」みたいな家庭、なんかいいなぁ。

    「ウイニングボール」は終わらせ方が好きでした。
    私はこういう時決まって、ハッピーエンドであることを望んでしまいます。

    他には
    「サンマの煙」
    「ヨコヅナ大ちゃん」
    「少しだけ欠けた月」
    「秘密基地に午後七時」
    「水飲み鳥、はばたく」

    少し寒い風に吹かれて、金木犀の香りを感じる夕暮れに読むのに本当にピッタリでした。
    これにて季節風シリーズ読了だけど、これからも季節ごとに再読したいと思うシリーズ。
    年を経るごとに、きっと感じ方が変わるであろうことが楽しみ。

  • 春と夏をすっとばして、うっかり秋を読んでしまったら、これがシリーズ最後だったんですね。
    その季節に読みたいけれど、来年まで待つのは・・・

    作者もあとがきの中で、どんなものを書いているのかと尋ねられたらこの四冊を差し出す・・・と言っているとおり、とても“らしい”作品が並んでいて、どれも懐かしく、ちょっと身につまされたり、温かくなったり切なかったり。

    “秋”のなかでは『ヨコヅナ大ちゃん』が一番好きかな?

  • 秋なので、読んでみました。
    個人的には、「田中さんの休日」が好き。
    田中さんの休日に出てくる朋子さんみたいな周りをちゃんとみつつお茶目な奥さんになりたい☆

  • ガンバレッ・・・と何となくつぶやいてしまう作品ばかりで嬉しくなります。
    最後の季節風は涙よりももっと違うものが溢れました。

  • 安定の重松清。読むとなんとも言えない切ない、暖かい気持ちになる。老いた両親の話にはなんだか親近感がわいてくる今日この頃。。

  • このシリーズ、私は3作目

    いい話ばかりでお勧めですが、前の2冊ほど涙腺には来なかった
    まあ、その方がいいかも知れませんが^_^

  • 12の秋の風景の物語。おばあちゃんのギンナン、オニババと三人の盗賊、ヨコヅナ大ちゃんがよかった。

  • 重松 清氏の季節風シリーズ最後の「秋」を読みました。
    もともと産経新聞の週一回の連載から始まった「季節風シリーズ」。

    重松氏が大学入学のため上京し生活をしはじめた「春」から、東京で暮らしていると実感した「秋」。
    秋の夕暮れを眺めながら読みたい12編。
    人生のせつなさが詰まっています。
    物語はハッピーエンドで終わるわけではないけれど、でも読後感はすごく爽やか。
    重松氏の作品は大好きです。
    あとがきでは、季節風シリーズの48編の物語が重松氏のすべて。
    少しずつ違う色の作品たちに気に入った作品があれば、とのこと。
    でも、すべての作品が好きです。
    これからも重松氏の作品は読み続けたいと思います。

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