- Amazon.co.jp ・本 (158ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167672010
感想・レビュー・書評
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角田光代さん初読みのエッセイ『これからはあるくのだ』の感想になります。
エッセイですが最後の「−あとがきにかえて」は、角田光代さんの「生きる」ということの真髄に触れた気になり、とても気持ちの良い綺麗な終わり方だなぁと感じました。
本作は角田光代さんの幼少期を含めたエピソード満載ですが、私のお気に入りは『「引っ越しました」最新版』ですね♪
表題作に相当する『これからは歩くのだ』も面白いエピソードでしたが、『「引っ越しました」最新版』はより笑えました。
150頁ほどの短編集ですのでランチやアフタヌーンティーのお供にオススメです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日常のなかにある奇妙な事象を丁寧に掬い上げたようなエッセイだった。それを共感できなかったり、面白くないと感じたりする人がいるのは当然のことで、その逆もまた然り。
私としてはとても面白かった。
解説が三浦しをんさんだったのも、二度美味しい感じだった。 -
そこかしこでニヤニヤ、フムフムと読まされたエッセイ。幼少期や若かりし頃のものが多めで、著者のルーツを辿っているような感じ。自身の過去の記憶が呼び起こされ、どこか懐かしく心穏やかになる。三浦さんの解説もいいですね。またいつかパラパラと頁を捲りたくなる一冊。
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面白い!
三浦しをんの解説まで含めて、笑える。 -
31のエッセイ。
中で、表題と同じ「これからはあるくのだ」が気に入りました。
自転車が嫌いになってだから「これからはあるくのだ」になるのですが、人間のわからない部分、嫌な面を見てしまった重い話がこの「オチ」で一転、スカッとしました。 -
感想
一般論を述べるエッセイ。一見矛盾しているようだが、そこにはある種の真理が隠されている。自転車が嫌いになるエピソード。悪意に嫌気が差す。-
この作品の中で、あなたのおっしゃっている自転車嫌いになる「これからはあるくのだ」がとても気に入りました。
そのストーリーも興味深いものと思い...この作品の中で、あなたのおっしゃっている自転車嫌いになる「これからはあるくのだ」がとても気に入りました。
そのストーリーも興味深いものと思いましたがこの本のタイトルの元がここにあったのかと言う「オチ」を感じて。
そして一気に角田光代さんの作品が好きになりそうだと思いました。
不思議なことに書棚を見るとそこそこ角田光代作品があるのに今まで印象に薄かったのが不思議です。
昨日ブックオフに出向いて角田光代作品を数冊購入してきました。知らなかったのですがその日はちょうど20%オフサービスの日!タイミング良しでした。2023/08/12
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自転車を毎日のように乗っている私には『これからはあるくのだ』の話しは衝撃的!こんなことがあったら確かにもう自転車には乗れなくなる。
免許は持っていないけどドライブインが好きだったり、乗らなくても空港に行くとワクワクするのも何だか親近感。
こんなふうにエッセイが私にも書けたらなぁ〜
自分の平凡な毎日もなんだか楽しくなりそう。 -
なんかハツラツとした感じで好きだった
さらさら~っと読める
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角田さんのエッセー。
頭の中をちょっとのぞいた感じ。
記憶とか、勘違いとか、淡々と描かれているが、不思議ちゃんなところが作家として活躍するのに大切な要素だったのかな、と思えました。