神のロジック 人間(ひと)のマジック (文春文庫)

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著者 : 西澤保彦
  • 文藝春秋 (2006年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167674021

神のロジック 人間(ひと)のマジック (文春文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 噂では聞いてたのですが、やっと見つけたのです!
    触りを読んで、まず感じたのが

    「ゴシックミステリ!?」

    ちょっとゴシックとは違った風味だったのですが、<学校>と書いて「ファシリティ」、<校長先生>と書いて「プリンシパル」、<妃殿下>と書いて「ユアハイネス」
    良いのですよね良いのですよね

    ただ……。
    しーなは気付いてしまったのです。
    ある描写が……自然にあった描写と言われれば自然だったのですが
    これはもしかして……?と思ってしまったらもう人物の説明の時点で、
    おや??と。


    類似した例の本をしーなはたまたま読んでいるのですが
    どうも描写でおや??と思ってしまう系だったのですよね

    あれを読む前に読みたかった……!
    とも一瞬思ったのですが、違うのです
    どっちも先に読まないと意味が無いのです

    なので、両方をネタバレナシで読めた幸運に感謝するしか無さそうなのでした

    察してしまったところはあったのですが、世界観と、その展開と、カタストロフィーな感じはとても期待通り。

    多くは語れないのですよ。
    ちゃんと世界があって、その中で完結していて、「なるほd」と思えなくも……ない。

    確かにこの本はお勧めされる分けだ……と納得だったのです
    ポストは赤であって欲しい。

  • 2015.10/6〜10/8。4冊目の西澤作品。某作品と似た仕掛けのため、驚きは減じた人が多いそう。しかしこちらはこちらでよく出来ていると思う。和やかなムードから一転、殺人が起きてからの展開は目まぐるしい。先がよめないまま読み進むと、あっという間に驚愕のラスト。

  • 2011年7月読了

    一風変わった趣向の作風の作家さんと認識してます。作品内において普通ではあり得ない不条理設定を創造したうえで、その不条理を巧みに利用しつつ明快なロジックでミステリを構築するのが得意技でしょうか?

    既読は「7回死んだ男」だけですが、他にもいろいろあるようです。

    さて今作はお得意の不条理はないようです、しかし冒頭からややホラー色が濃くなっていて、主人公達のおかれた特異な状況が緊張感を盛り上げています。そしてある出来事がきっかけとなり、物語は一気に加速していくことになり、主人公達と同じ思考、なぜ?なぜ?が頭の中でグルグル回っちゃって全く気付くことなくクライマックスの真相へ行き着くこととなりました。

    伏線の置き方や、ヒントの記述などすごく上手くできてます。不条理はありませんが西澤氏の持ち味は充分楽しめる作品だと思います。

  • 神戸に住んでいた十一歳のマモルは、気付けば学校のような施設で生活していた。他には国籍もバラバラな五人の生徒と、三人の大人たち。周辺には街もなく、陸の孤島のような謎の施設。そこに新たな新入生が来る時、施設に眠る怪物が目を覚ます。怪物とは何か、これは一体何の施設なのか。そして連続殺人の悲劇が起こる。

    ミステリーとは思えぬ不思議な世界観。ハリーポッターのファンタジー感を持っていたり、マトリックスのような仮想世界をも想像させる。その中で起こる殺人劇はよりリアルに感じられて、最後まで緊迫感を持って読める。

    オチも秀逸。この騙し方は、そう来たか!と多くの人に思わせると思う。以前違う小説で見たオチと同じだったというのが残念だが、こっちの作品の方が断然好き。

  • 西澤さんの著作を初めて読みました。作品紹介にもあったように読み終わったあとは見事に感嘆の吐息を漏らしてしまいました。読み始めたばかりのときは正直「いまいちかな?」と思っていたのですが半分くらい読んだあたりからページを捲るのが止まらなくなりました。自分なりに結末を考えながら読んでいたのですが全て玉砕…。まさかのラストに唖然としてしまいました。こんなに気持ちよく騙されたのは初めてです。決定的な真相にたどり着くまでは半分以上のページ数がありますが全ての箇所において重要な役割を果たしてますね。最後は跳ばし読みしなくて本当によかったと思いました(笑)個人的にはみなさんに自信を持ってお勧めしたい作品です。

  • トリックに思いっきり騙された…書きたい事は確信に触れることばっかりなので、面白い!しか書けない…

  • どっちかっていうとホラーですよこれ。本当読み終わった瞬間怖い。六人の生徒が閉鎖された学園生活の中で次第に不審を感じ、状況を模索する。最初は「車輪の下に」みたいな感じなのかと……。生徒達の青春ミステリみたいに思って読んじゃう分、後半に進めば進むほど怖い。何よりこの本は、二回目に読み返すときが本番って感じです。すべての事象が「うわああああ」って。こんなに読み返すのがおもしろかった本ははじめてです。読後感も本当に切なくてオススメ。うまく説明できないがたぶんサイコホラー・ミステリ。

  •  途中まで(最初の殺人が起こるぐらいまで)、面白かったのになあ。その後、すっごく雑になっていただけない。結末を早く書きたかったのかなあ。こんなトリックを思いついた、どうだってね。
     だけど、そのトリックにしたって、これは一番やっちゃダメじゃん、ってパターン。
     貶しついでに、このタイトルもちょっと恥ずかしいなあ。胸張り過ぎです。

  • うわぁ!見事騙されたけども...!何が現実で何が真実なんだ!?そんな感覚に陥ってます。伏線も回収されてるし読みやすい。尚一層不気味だと思うのは、登場人物の感情の起伏があまりなかったことか。

  • 救いのない終わりの筈なのに、ライトな書き味のおかげで読後感は悪くない不思議。中盤から一気に目まぐるしく事件が展開する様は「人格転移の殺人」を思い出した。学校とは一体何なのか?という大きな謎の答えはなるほど納得。むごすぎるけど。殺人事件の謎は割と小粒だった。ただ世界観の書き込みがサラリとしており、もっとどっぷり没入できていればもっと気持ち良く騙されたかも。

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