韓国を食べる (文春文庫 く 25-1)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167679286

感想・レビュー・書評

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  •  韓国の肉料理は有名である。最近では魚料理も注目されているのだとか、ところで・・・日本(世界)で韓国人が犬を食べる文化があることに驚いているが、韓国人に言わせると日本人は馬を食べる文化があることに驚くらしい。馬刺しは確かに美味い。犬も美味いらしい、マカオで鳩の延髄を食べたが不味くはなかった。しかし、犬を食べるには勇気がいるなぁ

     韓国の「精力信仰」「強壮信仰」は食にあらわれ、犬を食べて精を付けるとなる。日本人からするとウナギの位置付けなのかもしれない。二つ合わさるとウナギ犬なのだ(バカボン

  • 10年ほど前の作だが、非常に興味深く面白い‼︎
    食のシーンがこれでもかと出てくる韓国ドラマや、映画も知識があると倍楽しめる。

  • 韓国の地名がいっぱい出てたけど、そこまで通じゃないからよく解らなかった。でも韓国の食文化が色々出ていて面白かった。犬を食べるのはちょっと。。。だな。

  • 2011年8月21日読了。産経新聞の記者による、韓国での駐在生活を通して得た韓国の食と文化、韓国人についての所見をまとめた本。韓国についても食についても専門家ではないようだが、それだけに庶民的な視点で面白い。「ウリ」意識からか親しくなるととことん親身になり、見栄っ張りで料理は大盛りを尊しとする。魚よりも肉食、うまい野菜と激辛のキムチを愛する国民性は日本から眺めると得体が知れないようにも感じるが、一たび懐に入ってしまうと大変愛すべき人々のようだ・・・。歴史的経緯からか日本人に対しては愛憎いずれも猛烈な感情を抱かれる傾向があるが、韓国に中華街がないことに象徴されるように、中国人に対しては冷淡?無関心?日本人に対するのとは異なる感情を持っているようだ・・・興味深い。

  • 1971年の初渡韓以来、共同通信や産経新聞のソウル支局を拠点に韓国のあれこれを見てきた著者の韓国の食に関する雑感。まあ勝手気ままに書いていらっしゃるなというカンジ。雑学をチョコチョコと仕入れるには面白かった。韓国の食の基本は「精」がつくか否かという点にあるという見方もおおよそ納得できる。さらには関川夏央氏の解説で、それが韓国が熾烈な競争社会であることの現れでもあるとしていることにもほぼ納得。

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著者プロフィール

1941年、大阪生まれ。産経新聞ソウル駐在客員論説委員。1964年、京都大学経済学部を卒業後、共同通信社に入社。1978年、韓国・延世大学留学後、共同通信ソウル支局長に。1989~2011年、産経新聞ソウル支局長兼論説委員。1992年、ボーン・上田記念国際記者賞、2005年には菊池寛賞および日本記者クラブ賞を受賞。著書に『韓国 反日感情の正体』『韓めし政治学』(角川新書)、『隣国への足跡 ソウル在住35年 日本人記者が追った日韓歴史事件簿』(KADOKAWA)ほか多数。在韓40年。

「2022年 『韓国語楽習法 私のハングル修行40年』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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