淫乱で残虐で強欲な美人たち 世界悪女大全 (文春文庫 き 25-1)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167679842

感想・レビュー・書評

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  • 桐生操な大全シリーズの第一弾ですかね。

    いろいろと悪女と名高い人物がズラズラ並べられています。

    項が細かく別れていて、全14章で各項3~5人の紹介になっています。

    ただ各項全部で全て違う人物の話かというと、そうではないのが残念。

    則天武后だけでも3,4回出てきます。2度位出てくる人物もそこそこいますね。他の大全シリーズにも同様の内容になってしまっている人物も居るのが残念。マタ・ハリとか(ここに掲載されてる内容が、情死大全のマタ・ハリ項の後半とほぼ一緒)。

    章が多いって事は各項の文章が短いって事になるんですが、読みやすいという点ではいい事かと思います。物足りないなら、各人物の詳細な本にあたればいいだけてすしね。

    以外だなぁって思った人物はダイアナ妃でしょうか。余り闇の部分の報道を見ていなかったというのもありますが。

    気になったのはエヴァ・ペロン。悪さもしたけど、貧民を多数救った英雄って言うのがいいですね。

    13章の犯罪に生きた悪女たちの項は、いろいろと凄いです。死体コレクション、人肉料理、血の抜き取り、拷問テープ作成あたりは、エグいです。

    文章も読みやすく面白かったです。

  • こわすぎた。

  • <目次>
    まえがき〜願望的悪女と実在の悪女のあいだ
    第一章 悪女が「性」に狂うとき
    第二章 果てしなく「残虐」な悪女たち
    第三章 「金」が悪女を狂わせる
    第四章 悪女が「権力」を欲しがるとき
    第五章 悪女が「歴史を動かす」とき
    第六章 「不倫騒動」の悪女たち
    第七章 悪女が「復讐」を決意したとき
    第八章 悪女が「嫉妬」に狂うとき
    第九章 権力者が愛した「魔性」の悪女
    第十章 「高級娼婦」の悪女たち
    第十一章 「スキャンダル」にまみれた悪女たち
    第十二章 「男で身を滅ぼした」悪女たち
    第十三章 「犯罪」に生きた悪女たち
    第十四章 「現代」の悪女たち

    気になった悪女
    ・ジャクリーン・オナシス
    ・則天武后
    ・マタ・ハリ
    ・エヴァ・ペロン
    ・ダイアナ妃



    2015.06.05 北澤さんのレビューより
    2015.07.04 読了

  • 世界悪女大全
    淫乱で残虐で強欲な美人たち
    文春文庫 き-25-1

    2006年6月10日 第1刷
    2007年2月15日 第5刷
    発行所:株式会社文芸春秋


    4-16-767984-1 C0195¥619E.




    4-16-767984-1 C0195¥619E

  • 様々なジャンルの悪女と言われる人物を取り上げていますが女性週刊誌を読んでいるような気分でした。
    浅く広くなのでしょうか、歴史を踏まえたものが読めると思っていたので物足りませんでした。

  • 世界悪女大全 淫乱で残虐で強欲な美人たち 桐生操の世界大全。桐生操先生の著書。世界の歴史状においては多くの女性権力者が存在していた。そんな強くて逞しくてしたたかな女性権力者たちの実態を赤裸々に描いた一冊。どこまでが真実でどこまでが伝説や虚構なのか判断できないけれど、当時の女性権力者たちも男性たちに負けないように必死だったのだと思う。

  • 2006年(底本2003年)刊行。よくぞこれだけ多くの「悪女」を集めたものだ。男を誘惑なんて生易しいものはなく、エロ・グロ・他の女への嫉妬や罠への陥穽・権力や支配への渇望・酒池肉林・暴力と嗜虐・男や宝飾品への欲望・背徳・裏切り、これらあらゆる本能が凝縮。世界中(といっても西洋、特にフランスが多いが…)の、あらゆる時代(中世が多い)から蒐集した選りすぐりの女性たちとはいえ、本書収録事案は目を覆いたくなるような残虐な内容。ただ、知識の羅列になりがちな世界史をこういう切り口で学ぶと、逆にイメージ喚起に寄与。
    あるいは、人名・事件名の記憶の一助になりそう。

  • 世界の悪女さんを紹介する本なので、歴史の陰に女ありってことで借りてみました。
    女性週刊誌ノリの本で、歴史的信憑性が低いウワサのたぐいを断定して書いていたりなど、かなりイマイチな本でした。

  • 人物が多過ぎて把握出来ませんでした。
    最後辺りにDiana元皇太子妃が出てた事に驚きました。
    この方は最期が最期なだけに世界中に同情が集まりましたが、
    この様な捉え方もあるのかと、何だか新鮮でした。
    離婚の際に息子達と会う権利を求めるのは理解出来ますが、
    王族や皇太子妃としての維持も求めるのはど厚かましいです。

  •  副題「淫乱で残酷で強欲な美人たち」とある。14章に分類された悪女が登場するのだが、次回は副題にある女性たちを更に掘り下げた本を期待したい。この本はガイダンス程度の内容である。

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著者プロフィール

パリ大学(ソルボンヌ大学)、リヨン大学にてフランス文学・歴史を専攻。帰国後、執筆活動を行う。人物評伝や歴史の知られざるエピソードを様々な形で紹介している。その作品には拷問や悪女を取り扱うものが多い。主な著作に『本当は恐ろしいグリム童話』『やんごとなき姫君』がある。『本当は恐ろしいグリム童話』はミリオンセラーとなった。

「2016年 『新釈・皇妃エリザベートとふたりの男たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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