サウダージ (文春文庫 か 30-3)

著者 :
  • 文藝春秋
3.45
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本棚登録 : 1443
感想 : 140
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167686024

感想・レビュー・書評

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  • 続編でどういう展開になるかと思いきや、完ぺきな恋愛小説でした。展開がすごいです。→ボーダーへ

  • これは「ヒート アイランド」、「ギャングスター レッスン」の続編です。
    今までのものも面白かったけれど、今回のサウダージが人間の表現が一番深く、今までの物語の積み重ねがあったので一番面白く読めました。。
    ユーノス500、インプレッサWRX、レガシーに引き続き、今回は80スープラが登場しました。
    面白くって読むのが止めれない作品でした。

  • エログロチキータDDイライラクライム

    こちらはクールでカリスマなアキさんが読みたいんだよ!恋に落ちてんじゃねぇ!このア○ル好き!

  • 3.5
    シリーズ3弾。柿沢、桃井、アキに加えて、桃井の前の仲間候補だった日系ブラジル人の高木耕一で新たな仕事が始まる。戸籍乗っ取りという闇を抱えた高木は当時も柿沢達に伝えられなかった。高木と付き合うコロンビアから来た娼婦DD。アタマが悪く直情的で情熱的なDDが魅力的でもありイライラさせられる。暴力団売春などの裏社会、生々しく描かれる。なかなか面白い。サウダージ、二度と会えぬ人や土地への思慕。

  • ・ヒートアイランドシリーズの3作目。アキが恋したり超鬱陶しいDDって南米女性が出てきたりドタバタする内容。
    ・人物とその内面の描写がなかなかいい。特にDDと耕一の関係が凄くバカバカしくも人間臭くてリアルで良かった。DDってキャラは最後まで鬱陶しかったけど、それでもなんか憎めずに読めたのは人物描写が巧みなんだろな~。あとDDと耕一の出てくるシーンはすげーエロいから。エロい。
    ・アキが成長してるようであんまり成長して無い感じで、こいつもうどうでも良くね?大体ハタチそこそこで尻の穴舐められるのが一番感じるとか、それ垣根涼介の趣味だろ!

  • まあDDがおバカのせいであんなことに!!イライラしました。同じ女としてイライラしました!でもそんなところも含めてチキートは好きだったのだねぇ。
    そして無駄にスペイン語を覚えることができました!

    とにかくエロい!そしてむなしい!心にぽっかり穴あきました

  • 主人公の耕一が日系ブラジル人ということで、
    自分の今身近にある話題であることからも
    すぐに物語に引き込まれていった。
    コロンビアputaのDDのわがままぶりも、
    南米ではありそうだと思ったし、
    感情豊かで、耕一への想いが溢れているところは
    羨ましいとも思った。
    対照的に、アキとその彼女の和子は少し自分に重なるところがあった。彼が違う世界の人間だと言うことに切なさを感じながらも一緒にいたのだろうなぁ、とおもったし、最終的に海外に仕事で行ってしまうことは自分の中での落とし所だったのだと思う。最終的にはあの2人は一緒になれない、というかなっても和子は幸せにはなれないと思った。
    切ない。
    耕一の最期は、1番丸く収まる結末だったと思う。
    DDとコロンビアに行ったところでトラブルだらけだろうし、耕一の人生の闇が深すぎるので。。

    個人的には感情移入しまくりだったので評価は5。
    ただ、一般的にどう評価されるかは、好き嫌いが分かれそう。 

  • 疾走感や爽快感と言ったものとは無縁の作品。ヒートアイランド第三弾とは思えない。

    日常と非日常の境目に立つ者の宿命を描きたいのか、と思いきや違う。何がいいたいのか。

  • だいぶ前に読了。
    以下、メモ。

    故郷を捨て、過去を消し、ひたすら悪事を働いてきた日系ブラジル人の高木耕一は、コロンビア人の出稼ぎ売春婦DDと出逢う。気分屋でアタマが悪く、金に汚い女。だが耕一はどうしようもなくDDに惹かれ、引き摺られていく。DDのために大金を獲ようと、耕一はかつて自分を捨てた仲間―裏金強奪のプロである柿沢に接触する。

  • シリーズ3作目。

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著者プロフィール

1966年長崎県生まれ。筑波大学卒業。2000年『午前三時のルースター』でサントリーミステリー大賞と読者賞をダブル受賞。04年『ワイルド・ソウル』で、大藪春彦賞、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞の史上初となる3冠受賞。その後も05年『君たちに明日はない』で山本周五郎賞、16年『室町無頼』で「本屋が選ぶ時代小説大賞」を受賞。その他の著書に『ヒート アイランド』『ギャングスター・レッスン』『サウダージ』『クレイジーヘヴン』『ゆりかごで眠れ』『真夏の島に咲く花は』『光秀の定理』などがある。

「2020年 『信長の原理 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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