ふたたびの恋 (文春文庫)

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著者 : 野沢尚
  • 文藝春秋 (2006年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167687045

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ふたたびの恋 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

  • 野沢尚さんの本を初めて読んだのは2012年1月のことだった。
    読んだ本は「リミット」
    ミステリーとしてとても面白く、こんな作家さんがいたんだ!と嬉しくなった。
    が、その時すでに野沢さんは急逝されていた。
    今年に入って、野沢尚さんの名前をよく目にするようになった。
    それは脚本家としての野沢さん。
    有名どころの脚本家については、時として、「○○氏が脚本を手掛ける」と大々的にアピールされる。
    でも、ほとんどの場合、主演俳優や原作者の方が記憶に残る。
    そして気が付いた。
    知らず知らずのうちに、野沢さん脚本のドラマを観てきたことを。
    そのラインナップをみると、記憶に残ってるドラマが多数。

    野沢さんの本が読みたくなって、手にしたのがこの【ふたたびの恋】
    脚本家・野沢尚が描く恋愛小説は、ドラマを観ているようだった。
    とても切なくて、胸にしみる…

  • 脚本家でもあった、故野沢尚氏の短編を読みました。
    表題作の「ふたたびの恋」の主人公は脚本家。野沢尚氏だからこそ書けた話だと思います。
    息子の友達と心惹かれ合う主婦の物語「恋のきずな」、泣かずにはいられない「さよならを言う恋」、どれもテレビドラマになりそうなストーリーでした。

  • まさかの短編集( ̄▽ ̄)
    どの話も、なんだかヒリヒリするなぁ。苦しいなぁ。
    なんて思いながら。

    ☆ふたたびの恋
    ☆恋のきずな
    ☆さよならを言う恋
    ☆陽は沈み、陽は昇る

  • 【本の内容】
    「わたしを助けて」。

    休暇で沖縄へ来た脚本家の前に、かつての恋人が現われる。

    彼女は「恋愛ドラマの教祖」と呼ばれる売れっ子脚本家となっていた。

    土曜ドラマのためのシナリオを二人で作り上げていく、息苦しいような四日間の後に…。

    じんわりとせつない恋の短篇集。

    他に遺作となった次回作プロットを収録。

    [ 目次 ]


    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 短編3編ともどれも、ある年齢を経てから分る
    しみじみとしたほろ苦さ、胸苦しさで、ほんとうに上質のラブストーリーを堪能したと思える本。

    特に、表題の会話のシーンは素晴らしく、
    3つめの「さよならを言う恋」に至っては、
    主人公とその元妻の戻らないための繊細なやりとりは
    なんて切なく哀しいシーンだろう。
    このきゅーっとなる感じは、藤原伊織の「雪が降る」
    以来かも。

    野沢尚さんの本は初めてだったが、もっと読みたい。

  • 短編集。けっこう好きな話ばかりでした!

  • 故・野沢尚さんの本は長編しか読んだことがなかったんだけど、こういう恋愛をテーマにした短編もなかなか良いですね。
    特に脚本家を主人公にしている表題作など、業界の裏側が垣間見れるところなんかもあって読み応え十分。
    最後に収録されているプロットも良く出来ていて、こうやって小説を作っていったんだなぁということが窺えて実に面白かったです。

  • 評価は★3.5くらい。さらさら読めるし読後感も申し分ないのだけれど、さらさら読んでしまっている部分の説明がちょいちょいめんどうくさいので。
    どれも前向きな気分で読み終えられるすがすがしい話でよかった。

  • 脚本家から小説家へ転身した野沢さんの短編集
    全体的に、そこはかとない切なさが溢れている。
    どの物語も、終わりは泣き笑いのような表情を浮かべてしまう。

    『ふたたびの恋』
     売れなくなったベテラン脚本家と、その教え子の売れっ子新人脚本家のお話。
     二人のテンポのいい掛け合いと仕掛けが面白い。
     
    『恋のきずな』
    高校生の息子を持つ主婦、夫の単身赴任中に息子の友人に
    淡い恋心を持ち始め・・・
    設定は何だか昼ドラ的だし、こんなくさいセリフを言う
    高校生がいるとも思えないけど・・・
    脚本家の書いた小説、というイメージが強い。

    『さようならを言う恋』
    “かすがい”を失った夫婦のその後、それぞれの選んだ道。
    まさに最後は泣き笑い。

    『陽は沈み、陽は昇る』
    未完に終わった作品のプロット
    プロットのため、他の物語と比べると印象は薄いものの、
    胸に切なさを抱きながらも、顔を上げて前に進んでいく、
    他の物語と同様の週末。

  • 単純な話かもしれないけれど
    いいですな~。最後のみかん(だっけ?)。。
    主人公のキャラが好きなのかも^^

  • 話の軸や構成がすごくしっかりしているなーと思いました。
    作品を書く際に、情景や人物設定などをとても深く掘り下げる方なんでしょうね。
    3作品、どの作品も、頭の中でイメージする事ができるくらい、
    とても入り込めました。情景描写がやっぱり上手!

    1作目は、オトナの恋愛なのにハッピーな結末だし、
    また、脚本家の仕事を垣間見ることができるストーリー。

    2作目は、ありえない様な設定でありながらも、
    隣に居るのに近づけない距離や、飛び込みたいのに行けない、という切なさに
    胸をチクチクとつつかれます。

    3作目では、言葉の意味を色々な面から知ることが出来る作品。
    前を向いて歩くには、越えなければならないものが沢山あるんだなと思わされました。
    最後はほろりとしてしまいます。


    ひとは脆いけど強く、
    女性は弱さを持ち合わせているけど逞しく、
    大人の恋愛も甘酸っぱくて切ない。
    そんなことを思う1冊。

    最近読み終えた「オトナの片思い」では
    オトナの恋愛(片思い)はビターな感じ、と思いましたが
    この作品の大人の恋愛は、甘酸っぱい。

  •  まぁまぁってとこでしょうか。
     後半に書きかけの作品が付いています。
     しかし、どうして自殺なんて・・・。

  • 短編集です。
    とても入り込める話ばかりでした。
    中でも『さようならを言う恋』は入り込みすぎました。
    読んでいる途中でイライラして、本当にむかつきました。
    最後は悲しすぎました。
    ここまで本気でイライラした話は今までありませんでした。

  • 作者の脚本ドラマは実は見たことないのですが、小説は好き。
    もう新作が読めないと思うと悲しいです。

  • 野沢尚が好きです。肩書きや内容故に低く見られがちですが、読者を喜ばせる文章家として超一流。とくに本人が垣間見える短編集です。

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