復讐はお好き? (文春文庫 ハ 24-2)

  • 文藝春秋
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感想 : 45
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  • Amazon.co.jp ・本 (554ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167705497

感想・レビュー・書評

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  • 日本人にも面白さが分かる翻訳小説と言うんでしょうか??
    痛快なコメディ♪
    海外作品の「んん??」ってなるような会話のキャッチボールが凄く邦作に近くて読みやすかった。

    アホ過ぎる程の旦那チャズと、そのアホ旦那に殺されかけるジョーイ。

    分厚いので飽きるかな~って思ったけど、そんな事なく読み切れた!!
    ジョーイの分かりやすい復讐と、脇役トゥールの変化、同じく殺されかけたリッカも面白かった。

    こんなに読みやすい海外作品なら、また読んでみたいです。

  • 面白い

  • 図書館の本で時々ツボにはまる本に出会います。コミカルな内容とテンポは私は大好きです。

  • まるでハリウッド映画をみているようなスピード感。エンディングもすっきりした爽快な物語で、楽しく読み終わりました。乱読しているとしっくりしない本、もっとはっきり言えばつまらない本にもぶつかります。それでも、この本のような面白い本に出会うことができるので、やはり本を読むのはやめられません。

    ストーリーは実にシンプル。夫に殺されかけたものの奇跡的に助かった妻が、仕返しをして懲らしめる……一言で言えばそんな感じです。ただ、そこで登場する人物たちが実にキャラが立っていて、目が離せないのです。特に夫・チャズのダメ男ぶりが際立っていますが、チャズの用心棒・トゥールが徐々に成長(?)していく様子も魅力的。読了後は、「ああ、面白かった」と映画館を後にするときのような満足感につつまれました。ミステリーというよりも、コミカルなサスペンスというべきなのかな。

    この本を手に取ったきっかけは、著者・カール・ハイアセンの新刊「これ誘拐だよね?」が書店で平積みになっているのが目にとまったこと。そこで、同氏の著作3冊を見比べて、まずは「復讐~」を読んだ次第。正解でした。ただ、それでは次に「これ~」を読むかと言えば微妙なところ。ぱらぱらとめくった限り、登場人物の使う言葉の古さが引っかかったためです。当面は、次に進む前に「復讐」を「復習」しておこうかと思います。

  • よ、読みきった…!と自己満足中です。
    解説に故児玉清さんもハイアセンが出るたび原書で読んでいたとあり、買った一冊。

    2007年の初版で2009年の6刷を買っているのですが、何度トライしても文字が滑り、苦節13年…
    今回は驚くほどサラサラと最後まで読めました。
    環境問題、妻殺し、復讐(笑)…重いテーマが軽妙なタッチで描かれている、不思議な味わい。
    結末はハッピーエンドで、後味のよい読後感ですが、やっぱり金かよ…と思わずにいられません。

    主人公よりも、たくさん出てくる脇役たちがみんないい味出して、ワンコやニシキヘビまで強烈な印象を残していきました。
    勧善懲悪、かな。
    復讐というか、手の込んだ仕返し。逆恨みとかではないので、穏やかに読めました。

    ただ、ミステリではなく、エンターテインメント。
    なので、星3つ。求めていた感じではなかったので…
    でも、おもしろかったです。


  • 夫に船から突き落とされた妻が夫のに復讐する話。スピーディーな展開とユーモラスな翻訳で復讐という題材にもかかわらず気楽に読めるかが…それにしても長いと思った。妻が一方的に夫を追い詰めるだけなので、もう少し妻側にピンチがあっても良かった。夫はともかくその上司はもう少し手強い相手にしても良かったと思う。

  • 何にも考えずに楽しめる。
    ブラックコメディと言えるような内容なんだろうけど、下ネタと、環境問題
    という組み合わせのせいか
    ブラックよりもコメディ強め
    と言うより下ネタの連発

    北欧ミステリー読みすぎて
    暗くなってた合間に読んだからなおさらその印象が強いのかもしれない。

  • 快調なテンポで読み進められるよくできた作品。ミステリーではないけど、コージミステリ―のように読み進められる。でも最初の100ページを読んだあたりから、飽きてしまった。話の展開も見えてくるし、水戸黄門を読んでいる感じ。私のわがままだとは思うけど。

  • 図書館で。確かに愉快なミステリーです。ちょっと下品だけど。

    それにしてもお金があって寂しい30代女性はこういう口先だけのオトコに引っかかるのか。もう少し…と考えなくもありませんが。それにしてもチャドがある意味突き抜けたイヤな野郎なので何が起こってもまあコイツなら仕方ないと許せてしまう恐ろしさ。でも底抜けにアホで俗物だから憎むほど嫌いにはならない辺りキャラ設定が上手だなあと思います。周囲に居たらイヤだけど。
    そして対照的に奥さんもガールフレンドも奥さんの親友も強い、強い。やはり女性は強いなあ。そして作中一番気品がある老婦人も。
    ある意味良かったねえと言える結末でした。面白かったです。あの後チャドが野生の生活に目覚める…という展開は無いだろうなあ、たぶん。

  • 表紙のフォントが可愛いってだけで読んだら地雷でした。ミステリじゃないじゃん…。海外ドラマのような軽い文体軽い内容でどうも好きになれず。
    まあ、ただ合わなかったってだけなので好きなひとは好きなのだろう。

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