黒焦げ美人 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 36
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  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167706012

感想・レビュー・書評

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  • びっくりするほどつまらない。

  • 丸焦げに惨殺された美しい姉、唯一焼け残った耳は思い人のヴァイオリンを聴くためか?と一気に惹き込ませる。後半で"透明"すぎて不明確だった犯人の人物像に色がつき印象が変わる。身勝手な殺人が、すれ違い交わることのない2人の唯一の結末として嵌ったと思わせタチが悪い。

  • 2002年「黒焦げ美人」、2006年「べっぴんぢごく」。
    史実を題材にした前者、キーパーソンの藤原を女系一族の歴史に組み入れた後者。
    後者は「百年の孤独」を謳うにはやや小ぶりだったが、それでもフリークス好きには堪らない展開で、凄まじさにやられた。
    そして本書は、いわば「精神の畸形」を描いたものでもある。
    その精神の在り方、やはり凄まじい。
    岡山版「冷血」を謳うほどでは決してないが。

  • やっぱり、この陰鬱な暗さがいい!
    ときどき無性に読みたくなるんです。

  • 実際にあった事件をモチーフにしてるというので、興味があり読んでみた。
    あのお芝居の脚本を書いた人物には驚き。そういう人だとは思ってなかったので。

  • 文が読み辛れー。
    話の進展もなく、長い心理描写がダラダラ続いて、
    読むのが苦痛だった。

    そして、読み終わっても一体なんの話なのかよくワカんねという
    この三重苦。くそー....つまらねーの読んでしまった。

  • 何年ぶりだろ、岩井志麻子。
    人の心の闇。
    じとーっじめーっとした気持ちにこれでもかというくらいさせてくれますね。いつの時代も、一番恐ろしいのは生きている人間そのものなのだなあとひしひし。
    タイトルで期待してしまったからか、全体的にライトに感じました。衝撃度はかなり少ないです。

  • 突出したところが見当たらない、何となく読み終えられる作品。後半の自白(手紙)の感じが乱歩っぽいかなという程度。

  • 大正時代。うわぁ、と思う表現も。

  • もう少しどんでん返しがあるかと思いきや。全体的に暗いイメージ。

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著者プロフィール

岩井志麻子 (いわい・しまこ)

岡山県生まれ。1999年、短編「ぼっけえ、きょうてえ」で第6回日本ホラー小説大賞を受賞。同作を収録した短篇集『ぼっけえ、きょうてえ』で第13回山本周五郎賞を受賞。怪談実話集としての著書に「現代百物語」シリーズ、『忌まわ昔』など。共著に『凶鳴怪談』『凶鳴怪談 呪憶』『女之怪談 実話系ホラーアンソロジー』『怪談五色 死相』など。

「2023年 『実話怪談 恐の家族』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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