星々の舟 Voyage Through Stars (文春文庫)
- 文藝春秋 (2006年1月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167709013
感想・レビュー・書評
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第129回 2003年 上期 直木賞受賞作品
https://library.shobi-u.ac.jp/mylimedio/search/search.do?target=local&mode=comp&materialid=00071600詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
どうも相性が悪いのか2回目読んでみても1章読み切らない…
挫折。
数年後にまた逢おう。 -
再読。一つの家族を巡る、それぞれの"叶わなかった恋"を描いた連作短編集。最初の方はただの恋愛小説だと思って読んでいたが、だんだんと重く苦しい内容に…。(故に途中で読めなくて飛ばしてしまったところも)最終的には、家族、戦争、人生といった大きなテーマを描いたものだったんだなぁと思いました。
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色々と事情を抱えた家族が紡ぐ短編集。
読後の感想は、すべてが最後の一編に帰結していくような気がする。
あと書きまで読み、なんとなく作者が書きたかったことがわかるような気がする。
さすが直木賞 -
家族それぞれの視点から描いた話。クイズノックの記事で読もうと思った。
恋とは、人生とは、幸せとは、年を重ねるとは、色々考えさせられた -
短編集でした。
が、ある一家のメンバーそれぞれのお話だったのて短編が苦手な私でも面白く読めました。
妹も姉もどちらにも共感ができて切なくなりました。
強がって我慢して一人で泣いてみたり、泣いていいと言われるのが羨ましかったり。
<幸福とは呼べぬ幸せも、あるのかもしれない>
なんとも言えない寂しさがありますが現実はそうなのかもしれません。 -
積読を消化してると、昔読んだこと忘れて初読のつもりで読み進めてしまい、途中で「あーーこの話のオチ知ってるわーー」ってなることが頻発する。今回もそうだった。
初読後の読了感って一生に一回しかないのだなって痛感してる。
群像劇が好きだし、それぞれの心理描写も丁寧で繊細で、おそらく初めて読んだ時は結構好きだったと思う。 姉妹によって、性格が違って、お互いに相手の役回りにちょっとした羨望や嫉妬を感じてるって言うのは妙にリアルで心に残った。
花が咲きみだれる庭って憧れるなぁ。
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1人1人の登場人物が生きていて興味深い作品です。それぞれのターンが背景として繋がっています。また作者は社会問題にも切り込んでいるので読んで損はないと思います。