新装版 御宿かわせみ (18) 秘曲 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167710019

感想・レビュー・書評

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  • 時代が移っていってるなとつくづく思う
    東吾のかわせみの主人っぷりがいよいよ増してきたなと惚れ惚れしてきたら『秘曲』からの『菜の花月夜』でまた腹立たしいったら...本当に平岩先生の伏線回収すごい...
    るいの機嫌の取り方がわかってるのもまた憎らしい

  • シリーズ18冊目。東吾とるいは相変わらず仲良くやっているので良いでしょう。宗太郎や源さんのところの子どもを可愛がる東吾達がちょっぴり切ない。早くるいも子が欲しいだろうなぁ。 そんな東吾に隠し子が…? 今回ははっきりとさせていなかったけれど、るいが知ったら傷付くだろうなぁと思います。いつかそれがはっきりとする日がくるのでしょうか。

  • 御宿かわせみシリーズ。第18巻。念仏踊りの殺人・松風の唄・おたぬきさん・江戸の馬市・冬の鴉・目籠ことはじめ・秘曲・菜の花月夜。
    なさぬ中の母と義妹が憎たらしい「念仏踊りの殺人」、娘の仇討ちが切ない「松風の唄」、思わず涙を誘われた「目籠ことはじめ」、能の情景が目に浮かぶかの「秘曲」、子を捨てる親あれば欲しくても授かれない夫婦もある理不尽がやるせない「菜の花月夜」など。
    麻太郎の生い立ちが突如クローズアップされる巻。まだ花世と同じ3歳で、東吾とはなにも起きないが、心のざわつきを隠せない。

  • 18

  • 御宿かわせみシリーズ8編。人情物が好きなので、良かったのは「目籠ことはじめ」。古いエピソードから、「秘曲」で意外な事実が浮かび上がり・・これがどう発展するか心配だったりする(笑)
    ほとんどがマンネリだけど、シリーズ物らしく馴染んで読める感覚がいい。しかし、かわせみの常連だけ年を取るのが遅いような(^^;

  • ここんとこあまりに落ち着きすぎていた「御宿かわせみ」シリーズだったけれど、ここにきて東吾の隠し子が!!真偽のほどは不明だけれど、るいは泣いちゃうよ〜。でも東吾も子どもほしいんだろうしねえ。隠し子騒動の話、表題にもなってる「秘曲」はなかなか面白かった。

  • 御宿かわせみシリーズ第18巻。この巻で、今まで東吾自身も知らなかった、東吾の隠し子(?)問題が登場。実際に彼の子供かどうかまでは、正直なところ不明だが、東吾は既にそのつもりになっている。いつになったらはっきりするのか、これはこれでシリーズならではの楽しみ。秘密が明らかになるまでは続いて欲しいものである。しかし、その時のるいはかなり苦労すると思われ、なるべく先にして欲しいとも思うし、ファンとはわがままなものだ。【2007年1月13日読了】

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著者プロフィール

東京都生まれ。日本女子大学国文科卒業。戸川幸夫の知遇を得、その推薦で長谷川伸の門下となる。1959年『鏨師』(たがねし)で第41回直木賞を受賞。1991年『花影の花』により、第25回吉川英治文学賞を受賞。また、これまでの業績により、1997年紫綬褒章を、1998年第46回菊池寛賞を受賞。2004年文化功労者に選ばれ、2016年文化勲章を受章した。著書に南町奉行所内与力・隼新八郎がさまざまな事件を解く「はやぶさ新八御用帳」「はやぶさ新八御用旅」シリーズや「御宿かわせみ」シリーズなどがある。

「2019年 『新装版 はやぶさ新八御用帳(十) 幽霊屋敷の女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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