新装版 御宿かわせみ (19) かくれんぼ (文春文庫) (文春文庫 ひ 1-102 御宿かわせみ 19)
- 文藝春秋 (2006年2月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167710026
感想・レビュー・書評
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花世ちゃんが源太郎に張り合おうとしたり、深川の親分にお守りしてもらってて可愛い
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御宿かわせみシリーズ。第19巻。マンドラゴラ奇聞・花世の冒険・残月・かくれんぼ・薬研堀の猫・江戸の節分・福の湯・一ツ目弁財天の殺人。
まだ片言しか喋れない幼い花世が江戸の町を独り歩きの末人さらいについて行ってしまうドキドキものの「花世の冒険」、源太郎が子供ながらも責任感が強くて父親譲りの観察力が頼もしい「かくれんぼ」、伏線が素人にもわかり易くホラーな描写が江戸らしい「薬研堀の猫」、隣の芝は青いのがよくわかる「福の湯」、親心に泣ける「一ツ目弁財天の殺人」など。
次世代のキャストたちの活躍が目覚ましくもあり、花世の弟小太郎が誕生する巻。ストーリーも面白いが、キャストたちの魅力がいい。ひげもじゃもじゃと小さな花世の関係や、東吾と子供たちの生き生きした様など、事件の合間に癒される。 -
19
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・マンドラゴラの奇聞
花世の冒険
・残月
・かくれんぼ
・薬研堀の猫
・江戸の節分
・福の湯
・一つ目弁財天の殺人 -
・マンドラゴラ奇聞
・花世の冒険
・残月
・かくれんぼ
・薬研堀の猫
・江戸の節分
・福の湯
・一ツ目弁財天の殺人 -
御宿かわせみシリーズ8編。「花世の冒険」がダントツに楽しい。お転婆の花世ちゃんには、るいも霞む。花世ちゃんと元締コンビがシリーズを喰ってしまいそうだな。畝一家と麻生一家が絡むと子供中心の人情物になってしまう。これからは、花世ちゃんファンとして、このシリーズを楽しもう(笑)
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花世が可愛らしいと思えないのは、私が子供を嫌いだからだろうか。
東吾が花世ベッタリなのも「なんだかなぁ」って気がするし。
宗太郎からしても、おもしろくないのではと思ってしまうので
ひねくれているのだろうなぁ。
ただ、るい贔屓なだけかもだけど。
”残月”が一番泣けた。
娘のために人殺しになって、償って帰ってきて
またしても守るために犯罪に手を染めた母親。
微塵も後悔していない佇まいが、より一層泣けてきた。 -
この巻がいつでも好きです。明治編は読んでいないのですが、
このシリーズは大好き。読んだ本の半分は祖母のだったんだな。 -
宗太郎の長女、花世の大冒険!
弟が生まれて、麻生家の中心が替わり・・・寂しさがつのる花世
大好きな東吾(とうたま)に会いに、一人「かわせみ」に!
この大冒険を目に留めた深川の侠客(親分)文吾兵衛(髭もじゃもじゃ)
と知り合い、女親分への道まっしぐら
子供好きの東吾と愛らしい花世が読める良作です!
表題作「かくれんぼ」でも花世は大活躍します!