御宿かわせみ (32) 十三歳の仲人 (文春文庫) (文春文庫 ひ 1-105 御宿かわせみ 32)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167710057

感想・レビュー・書評

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  • 今回はかわせみの女中、お石が大活躍。表題作の小源のプロポーズの場面は数あるかわせみ名シーンのひとつといっていいだろう。不器用で言葉で伝えられなくても、まっすぐな小源の気持ちが伝わりお石も泣き出す。東吾やるいをはじめ、女中のお石をほんとの家族のように心配し、思う大川端の面々が泣かせる。

  • 最初の登場からかなり気になっていたお石さん。
    こんな気持ちのいい素敵な人をお嫁さんにもらうなんて、
    何て幸せもんなんだよ、小源さん!!

    プロポーズのシーン、本当に良かった。
    不器用だからこそ伝わる。

  • ・十八年目の春
    ・浅妻船さわぎ
    ・成田詣での旅
    ・お石の縁談
    ・代々木野の金魚まつり
    ・芋嵐の吹く頃
    ・猫芸者おたま
    ・十三歳の仲人

  • (07.05.31読了)

著者プロフィール

東京都生まれ。日本女子大学国文科卒業。戸川幸夫の知遇を得、その推薦で長谷川伸の門下となる。1959年『鏨師』(たがねし)で第41回直木賞を受賞。1991年『花影の花』により、第25回吉川英治文学賞を受賞。また、これまでの業績により、1997年紫綬褒章を、1998年第46回菊池寛賞を受賞。2004年文化功労者に選ばれ、2016年文化勲章を受章した。著書に南町奉行所内与力・隼新八郎がさまざまな事件を解く「はやぶさ新八御用帳」「はやぶさ新八御用旅」シリーズや「御宿かわせみ」シリーズなどがある。

「2019年 『新装版 はやぶさ新八御用帳(十) 幽霊屋敷の女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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