イン・ザ・プール (文春文庫 お 38-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167711016

感想・レビュー・書評

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  • 本を購入する際に初めての作家の場合は表紙のデザインが意外と気になる方だ。

    何冊か読んで気に入った作家は表紙など全く気にせず購入する。つぶしていくように全作品を読んでいくからである。

    しかし、奥田英朗の場合は小説によっては好きだったりいまいちだったりしたせいかじっくり表紙を眺めたり、はたまたちょっと読んでみたりする。読んで損した気持ちになりたくないっていうけちけちな気持ちのせいだ。

    「じゃ、図書館で借りようよ~」という方もいらっしゃるとは思うけど、最近は図書館に出かける暇も無い。「ちょっと30分だけ出て来る」と言いつつ1週間に1回ほど本屋に走るくらいだ。だからすごい勢いで本を購入する。周りの人はなんであんなに焦っているんだろうと思うかもしれないけど・・・・時間が無い生活とはそんなものだ。

    そんな中、本を選ぶのにいつもこの本「イン・ザ・プール」を手に持っては戻し、また取り、戻す。買うの?買わないの?え?と奥田さんに毎回聞かれる感じだ。そう聞かれ始めて10年くらい経つ。

    今回は本当の事を言うと買いたい本が無かった。行く度に最低5~6冊買っておかないと読む本が無くなるのに、なかなか5冊にならない。あ~ままよ!とこの本を買う。

    「そんな買い方されたくないよな~」と奥田さんも思うだろう。それも「ちゃんと直木賞の候補になった本だぜ!」と問い詰められても文句は言えない。そしてやっとこさ読み始める。

    読み始めたら、ランチとコーヒーブレイクとおやつの時間で読み終えた。
    なーんだ面白いじゃん。ササっと読めるしね。相変わらずブラックな奴が出て来るし、深読みすればすごくいい小説だ。短くても感動する読者、いっぱい居そうだ。


    しかし、「ごめん奥田さん、やっぱり買わなくても良かったよ。次の小説期待しときます。」
    けちけちな私にそんな事言われたくないだろうけどね(笑)

  • なんて締まりのない…

  • 内容忘れちゃった。




  • 読み終わっての感想はたぶん2度と読まないなって感じ。

    精神科医「伊良部」とそこへ訪れる5人の患者の物語。注射フェチで意味のない注射をして医者が興奮なんてありえない。

    そして天才なんだかバカなのか患者とのとんでもない会話で自然と患者の症状がよくなっていくのは面白いと思うけれど、どうも受け入れがたい。

    たぶんこの医者の人間像そのものが個人的に嫌いなせいもあるだろう。

    このシリーズがまだあるらしいがもう手を出さない。

  • イカれているのか、イカれているように振舞っているのかよくわからないバカ精神科医と、なんともふざているが共感はできるくだらない症状でバカ医者に救いを求める人達とのこころのあたたまる訳がないパロディー集。主人公の伊良部は患者の症状ごとについてみごとにピエロを演じ切っているのか、たまたまピントがあった馬鹿になれるのか、結局のところ分からないのがミソな気がします。
    一話一話が長くなく暇な時の読み物としては最適です。

  • 余りにすっ飛んでいて、着いていけなかった

  • 頭を使いたくない時にサーっと流すにはいいかも。でも続けて読むのはキツイかな。マンガ向きって感じ。

  • 人に勧められた本。ん??ん〜??って感じ。面白さが全く分からないょ(´・_・`)感想なんて言えば…(*TдT*)空中ぶらんこも借りたから頑張って読まなきゃ

  • 面白さがわからない。精神科ということだが重くなり過ぎずコメディータッチなことや、生き急ぐような患者たちがふっと力がぬけるように治っていくのは面白いが、ここまで人気になるほどか?というのは正直な感想。先生の気持ち悪さを魅力ととらえられなかった。「イン・ザ・プール」「勃ちっぱなし」だけ読んだ。あんまり「読みすすめよう!」って感じでもない。とりあえず買ったからよんでは見るくらい。アニメやドラマといった視覚的なものの方が良いかもしれない。

著者プロフィール

おくだ・ひでお
1959年岐阜県生まれ。プランナー、コピーライターなどを経て1997年『ウランバーナの森』でデビュー。2002年『邪魔』で大藪春彦賞受賞。2004年『空中ブランコ』で直木賞、2007年『家日和』で柴田錬三郎賞、2009年『オリンピックの身代金』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『最悪』、『イン・ザ・プール』、『マドンナ』、『ガール』、『サウスバウンド』、『無理』、『噂の女』、『我が家のヒミツ』、『ナオミとカナコ』、『向田理髪店』など。映像化作品も多数あり、コミカルな短篇から社会派長編までさまざまな作風で人気を博している。近著に『罪の轍』。

「2021年 『邪魔(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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