町長選挙 (文春文庫)

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著者 : 奥田英朗
  • 文藝春秋 (2009年3月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167711030

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町長選挙 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

  •  精神科医、伊良部先生シリーズの3作目です。1,2作目と連続で読みふけっています。
     精神科医のお仕事がどういうものか良く知らないのでが、この作品を読んでもそれを知ることはできません笑。最初の伊良部先生の印象はただの変な人でした。でも、この人を知れば知るほど、不思議な魅力を感じます。
     「無邪気」。そんな言葉がぴったり当てはまる感じです。
     難しく考えすぎないほうが良い、そんな思いにさせてくれる人です。

  • ”伊良部シリーズ”の第三弾です!
    物語中の登場人物にナベツネ、ホリエモン、黒木瞳と思わせるような人が出てきます。
    伊良部先生の破天荒さが若干、弱くなっていると感じますが、十分楽しめる作品です。

  • 人がいるところで読むと、変人に思われるので注意が必要なのだが、それでも読むのをやめられない。笑いが足りてない人にはシリーズの最初から読むことを強くお勧めします。

    相変わらずの、とんでも精神科医の伊良部の暴走ぶりに、爆笑を禁じ得ない。このシリーズもこれが今のところ最後であることがとても悲しい……
    今回の作品はよい話になり過ぎている感が、私としては少し残念だ。

    それにしても、奥田英朗はカメレオンのような作家だ。シリアスな犯罪ものから、爆笑コメディまで幅が広い。それだけ引き出しがあれば、この先もまだまだ楽しめるだろう。

  • 前作から引き続き、伊良部先生の勇姿を見るべく手に取りました。

    今回の患者さんは、業界から引退するのが怖い寂しがり屋な球団オーナーと、ひらがなを忘れてしまったIT業界の元東大生成金、太ることを脅迫的に恐れるカリスマ女優、町長選挙の板ばさみで胃がキリキリと痛む出向い公務員の計四人。
    それぞれ個性的で、強気だったり弱気だったり色とりどり。

    解決の方法は相変わらず様々。
    伊良部先生は話をきいて、注射を打つだけ。

    この三冊目はとりわけ、人生をやり過ごすうえで大切なことが詰まっていたような気がします。
    引き際、自然にまかせること、攻撃ばかりせずに話し合いの意思をもつということ、ルールにしばられない適当さ。

    皆が無理してた自分を解き放つ瞬間は、まさにカタルシスって感じ。

    町長選挙の話では、島民が争って選挙してこそ政治家も躍起になって公共事業を引っ張ってくる、みたいな台詞があって、政治に関心をもつことの意義を射抜いているなあと感じました。

    相変わらずの面白さです。
    ただ、伊良部先生の出番は前作より少しだけ少なかったかも!?

  • イン・ザ・プール 、空中ブランコを読んだので、これも読むのを楽しみにしていた。やっぱり伊良部先生笑える!!
    「町長選挙」は「こんな地域って大変だなー。絶対住みたくないなー」と思いながら読み進めたものの、終わりに近づくにつれ「そう悪くないかも」と思わせてくれる。
    「カリスマ家業」は、あの実存の女優さんがコレを読んだら怒っちゃうんじゃないかしら?なんて思ったけれど、第三者から読む小説としてはとても面白かったです。「オーナー」も「アンポンマン」も同様。いや〜、面白かった!

  • 伊良部先生はほんとにめちゃくちゃなのに
    なんだか憎めない。
    精神科として、きちんと仕事してるのか
    疑問に思わずにはいられないけど
    患者だった人たちの心は癒されていく。
    悩んだときには行ってみたい、と思わせますね(笑)

    また続き出るかな?出てるかな?
    アニメもドラマもちょこちょこ違うけどまたやればいいな(*´∀`)

    めも。
    オーナー 野球 新聞会長
    あんぽんまん ホリエモン的な。
    カリスマ稼業 美魔女女優の大変さ
    町長選挙 島の政治 戦い

  • 僕はこのシリーズが好きです。
    なんとも言えないほのぼのした感じがいい。
    次のお話も期待してます。

  • シリーズ第3弾。
    患者が著名人だろうと、過疎の島の老人だろうと、全く変わらずマイペースな伊良部センセイと注射担当のマユミちゃん。

    特に今回はマユミちゃんが大活躍。
    伊良部センセイを操縦できるのはマユミちゃんだけかも。
    相変わらずの無茶ぶりの伊良部センセイ。
    でも最後は皆、心がすうっと軽くなり、晴れやかな気分に。

    島のお祖母ちゃんも苦笑いしながら言う。
    「みんな伊良部先生のことは好いちょるよ。あほうは可愛い。気が楽でいい」
    また伊良部センセイの話を読みたいな。

  • シリーズの中で一番好きかもしれない。
    最後のは、イイハナシダナーで終わる感じがじわじわ面白い。

  • インザプール、空中ブランコが大好きなので読んだが
    本著だけはあまり記憶に残らなかった。

    他の2作とは明らかに違うと思う。
    登場人物に明らかな有名人のモデルがいて
    リアルな日常に存在するものとして感じられなかった。

    また、伊良部の存在感が薄かった。
    伊良部先生シリーズとして読まなければ面白いかもしれない。

  • *町営の診療所しかない都下の離れ小島に赴任することになった、トンデモ精神科医の伊良部。そこは住民の勢力を二分する町長選挙の真っ最中で、なんとか伊良部を自陣営に取り込もうとする住民たちの攻勢に、さすがの伊良部も圧倒されて…なんと引きこもりに!?泣く子も黙る伊良部の暴走が止まらない、絶好調シリーズ第3弾*
    うーん、前作がかなり良かったので、比較してしまうと…と言う感想。伊良部の存在感が薄くて残念でしたが、有名人のパロディ版ストーリー展開はなかなかユニークでした。

  • 風刺に笑える。アンポンマンとかオーナーとか。安心して読める。

  • 知っている有名人のパロディが
    持っている悩みを伊良部先生が解決してくれるのがもどかしくも素敵でのめり込まされた。

  • 町長選挙がいちばん面白かった。ちょうど衆院選が間近なので選挙の票集めの必死さが伝わってきた。伊良部医師を味方にしようと島を2分してる両陣営が接待や金銭を渡して伊良部はご機嫌だ。でも両方にいい顔してたのがバレてお金を返したあたりから嫌気がさして引きこもりになる。患者さんをほったらかして(笑)その時マユミちゃんが一言「出てこないとお母様に電話しますからね」マザコンで弱さもあるけどそこも魅力に思えてくる。

  • 伊良部先生シリーズ第三弾。
    傲慢で威勢を張っている人の弱い部分を描いた短編4作。
    どんなに威張っていてもずっと続けるのは難しい。
    威圧的にふるまえばふるまうほど、友達はいなくなってしまうのだから。

  • 今回も楽しく読めた。
    ・ナベツネ風プロ野球オーナー
    ・ホリエモン風アンポンマン
    ・女優さん
    そして最後は離島の千寿島を二分しての町長選挙と3作目にも関わらず飽きが来ない。

  • 変わり者、精神科医伊良部一郎の第三弾短編集
    4編の中の3編がある著名人をモデルにして書かれたもので某有名新聞社の会長やホリ○モンをモデルとした登場人物、宝塚出陳の女優と抗議されないか心配になる内容だがくすりと笑える
    オリジナルは最後の表題作「町長選挙」のみ
    相変わらず伊良部が自由でマイペースさに笑える
    伊良部先生と看護婦のマユミさんの変人ぶりが痛快で魅力的だ

  • エンタメなんでええんですけど、

    ネタを時事ニュースから持ってきすぎちゃうかなぁ。

    無理してだしちゃった、3作目って感じですかね。

  • 面白かったが、少し途中からは盛り下がりながら、読んでいました。
    「オーナー」が、面白かったかな。
    伊良部シリーズのいきおいが少しおちてきたような感じだったけど、それでも読みやすく一気よみでしたね。
    次回作もあれば、読んで
    しまいますね。

  • なんだか今までのシリーズとは少し違った感じだった。

    巨人のナベツネさん、ライブドアのホリエモン、女優は誰だろ?
    をモデルにした話で、まるでその人達の裏側をみているようだった。

    最終話の町長選挙、面白かった。

    全体的にマユミさんのキャラが違っていて、よくしゃべってた。

    もしドラマ化したらマユミさんは仲里依紗が良いと思う。

    ストーリー
    町営の診療所しかない都下の離れ小島に赴任することになった、トンデモ精神科医の伊良部。そこは住民の勢力を二分する町長選挙の真っ最中で、なんとか伊良部を自陣営に取り込もうとする住民たちの攻勢に、さすがの伊良部も圧倒されて…なんと引きこもりに!?泣く子も黙る伊良部の暴走が止まらない、絶好調シリーズ第3弾。

  • 2013/10/19読了

    伊良部シリーズって安心して読めるから好きなんだよな。実際に彼のような医者というか人物がいたらイライラするんだろうけど、なんだろう、自分をしっかりと持っている人ほど(そしてその世界の環境がディープすぎるほど)そんな伊良部のフリーダムな振る舞いに、自分の弱さとか最適な対処(療法?)を自ずと見出すんだろう。
    マユミさんが個人的に一番お気に入りのキャラクター。色々考えていて、実は物事の本質を一番よく理解している人。本当は優しい人なんだろうね。表に出さないだけで。

    タイトル作町長戦争は正義感(観念のカン でもいいな)を持つ人にとってはしんどい話。でも、解決策はとてもシンプルだったし、そこまでの話の展開が面白い。ぐずぐずしていたのが一気に開ける、あの感覚は読んでいて「おーっ」と思った。
    歴史と世界の縮図と言っても過言ではなかった。そして、良い物語の幕引きだとも思った。結果を見せない、というのがいいよね。どうあっても金でどうこうするとはならないのがわかる。良平の島に対する愛情も読者にはしっかりと伝わっているわけで。

    エンターテイメント小説って、読了に何を思うか、何を感じるかで個人的な作品への感想、感情が決まるのだと思う。評論や長編、恋愛小説にはない感覚だ。これはいい1冊だったね。

  • 精神科シリーズ3
    女優のダイエットの話が一番なるほど、と思った。
    伊良部は何もしないけれど、心療内科とかでの治療だって薬を処方する以外には、医師が患者の話を聞くということ以外にはしていない。

    心を病む時は、自分の心の中のモヤモヤを時間をかけて吐き出したい時なのかな。
    だから暇で話を聞くだけの伊良部がありがたく見えてしまうのかもしれない。

  • 精神科医、伊良部シリーズ第三弾。離島の選挙に巻き込まれる。このシリーズはテレビ向きだけど、果たして誰が伊良部役かが問題だ。思いあたらない。

  • シリーズ3作目は四編の短編からなる。

    1~3話は、明らかにモデルが居る短編なのだが、モデルを知っているだけに話に入り込めない部分もある。
    新聞社の会長にして某球団のオーナーやら、IT長者にして今は塀の中の某○○エモンだの、年齢を感じさせない某女優・・・。

    読んでいてもモデルの顔が頭に浮かんで入り込めない。前二作と比べて、パワーダウンしてる。

    表題作の「町長選挙」は、水準以上の出来栄え。ちゃんと笑いどころと泣き所を押さえていて好印象。

    このシリーズは、下手にモデルを想像させるような人物は登場させない方が楽しめる。

  • 破天荒な伊良部先生が、もしもみんなが知ってるアノ人を診察したら?というお話。
    相変わらずの伊良部先生のハチャメチャぶりが楽しめる。

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町営の診療所しかない都下の離れ小島に赴任することになった、トンデモ精神科医の伊良部。そこは住民の勢力を二分する町長選挙の真っ最中で、なんとか伊良部を自陣営に取り込もうとする住民たちの攻勢に、さすがの伊良部も圧倒されて…なんと引きこもりに!?泣く子も黙る伊良部の暴走が止まらない、絶好調シリーズ第3弾。

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