真珠湾攻撃 全真相 運命の夜明け (文春文庫 も 17-4)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (572ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167717124

作品紹介・あらすじ

1941年12月8日、南雲中将麾下の機動部隊6隻の空母から飛び立った攻撃隊350機が真珠湾に殺到した。雷撃隊は全速で低空を突っ走り、急降下爆撃隊がフォード島の格納庫群に突入する-。日米の膨大な史料と綿密周到な取材によって、日米交渉の実相から、真珠湾奇襲の全容をみごとに再現した完全決定版。

感想・レビュー・書評

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  • 大日本帝国海軍、南雲中将麾下の連合艦隊機動部隊の空母6隻に搭載の攻撃機350機は、12月7日未明、真珠湾に殺到した。
    それは日本側にとっての幾多の幸運と、米国側の怠慢によって達成されたが、一方、外務省の怠慢により、外交交渉の打ち切りと宣戦布告は事後となり、結果として、米国の挙国一致の反抗を招くとともに、卑怯な民族であると言う汚名を着せられることとなる。
    真珠湾攻撃は、戦術的にはある程度は成功、しかし戦略的には大失敗と言われる所以である。
    本書は、時系列で真珠湾攻撃を辿りつつ、兵や将官たちのエピソードを挿入して、より人物を身近に感じられる作品となっている。

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著者プロフィール

1941年、大阪市生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒。専攻・国際関係論。日本文藝家協会会員。
主な著書として、『敷島隊の五人(上下)』『零戦の誕生』『暁の珊瑚海』(以上、文春文庫)、『ミッドウェー海戦(第一部・第二部)』(新潮選書)、『勇者の海』『空母瑞鶴の南太平洋海戦』(以上、潮書房光人社)、評論として『特攻とは何か』『松本清張への召集令状』(以上、文春新書)、『作家と戦争――城山三郎と吉村昭』(新潮選書)がある。

「2020年 『ラバウル航空撃滅戦』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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