スパイの世界史 (文春文庫 う 18-2)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (664ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167717377

感想・レビュー・書評

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  • 海野さんの本にしてはいまいちだった。

  • 新書文庫

  • [ 内容 ]
    外交の裏にスパイあり。
    アラビアのロレンスの智謀、美貌の踊り子マタ・ハリの色仕掛け、酒飲みで女好きなゾルゲの二重スパイ疑惑、超エリート集団ケンブリッジ・スパイ・リングの売国…。
    第一次世界大戦から湾岸戦争まで、歴史の行方を決した熾烈なインテリジェンス戦の全貌を明らかにする。
    大興奮の裏世界史決定版。

    [ 目次 ]
    プロローグ
    第1部 スパイ前史
    第2部 第一次世界大戦
    第3部 二つの大戦の幕間
    第4部 第二次世界大戦
    第5部 冷戦
    第6部 一九五〇年代
    第7部 一九六〇年代
    第8部 一九七〇年代
    第9部 一九八〇年代
    第10部 一九九〇年代
    エピローグ

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  •  読みにくい、というのは読み始めの評。慣れてくると、筆者の書き方の特徴が掴めて、ぐっと読みやすくなる。意外と、まとまった書き方(独特故、慣れるまでは時間がかかるが)なので、頭には入り易い。
     多大な情報量なので、取捨選択はこれまた難しいが、網羅しているともいえるので、知的好奇心をかなりくすぐられる。

  • 世界史上の事件でどうスパイが暗躍してきたのか?
    がまとめられています。
    スパイモノが好きな人には特にオススメ。
     
    冒頭の、「世界最古のスパイは誰か」という記載や、
    『孫子』に記載されているスパイの種類、
    外交とスパイが表舞台に現れた時期がなぜ一致するのか?など、
    スパイの総論的な記述が大変面白いです。
     
    また、個人的には、まとめの、以下の文章が大変グッと来ました。
    以下引用します。

    <インテリジェンス>が知識を表すとともに情報、諜報、スパイなどをも意味することは、見たり、知ったりすることのうちに、すでに<のぞき>が入っているのを示している。<インテリジェンス>には知的能力と、<のぞき>、人間の本性の高貴さと卑劣さが含まれている。その人間らしさが面白い。だましたり、だまされたり、裏切ったり、裏切られたり。その人間悲喜劇に、私は見とれてしまう。

    引用はここまでです。

    この文章、
    知りたい、という気持ちの、
    危うさ、尊さの両方をすごくよく表してると思うんですよね。
    後、こういう、ちょっと仄暗い領域に
    心惹かれることも僕はすごく共感してしまうんです。
    (あまり胸を張っていえることじゃないですけど)
     
     
    さて、ここまでほめ通しですが、 笑、
    中盤の歴史上存在した(とされる)スパイを、
    時系列に並べている各論の個所は、
    単純に情報の羅列、という感じで、正直退屈です。
     
    新書などによくある、最初とまとめは面白くって、
    中盤は事実の羅列、という感じの本でした。

    この中盤は、
    興味がある個所以外は読み飛ばしても問題ないかもしれません。
    (事実の羅列系は、興味が無いと絶対すぐ忘れちゃいますしね)

    ただ、僕にとっては、最初と最後だけでも
    「買った価値があった!」
    と言える本でした。

    スパイに興味があったらぜひ!

  • 長すぎてたるい

  • 697.初、並、カバスレ、帯なし。
    2010.6/23.津BF。

  • 父が捨てた本の中にあった。読み途中だから何とも言えないけど、文章が細切れで読みにくい。

  • 世界大戦から現在に至るまでのスパイの話を時系列にまとめてみたもの。
    カタカナの人名が多く、世界史がしっかり頭に入っていない自分にはちょっと辛かった。最初に手をつける本かと言われるとあまりおすすめはしないが、世界を、歴史を見るときにスパイという視点は非常に面白くかつ重要であることがこれを読めばわかる。

    ちょっと読みにくくて長かったので星は4つ。

    http://blog.livedoor.jp/namunamu_6_3/archives/51639668.html

  • 2008/10/30

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著者プロフィール

美術評論家。1976年から平凡社『太陽』の編集長を務めた後、独立。幅広い分野で執筆を行う。

「2023年 『アジア・中東の装飾と文様』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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