モンテッソーリ教育は子を育てる、親を育てる お母さんの「敏感期」 (文春文庫 さ 46-1)
- 文藝春秋 (2007年8月3日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167717452
感想・レビュー・書評
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モンテッソーリ本の新刊をいくつかパラパラと読んできたけどこの本が一番モンテッソーリ教育の魅力と理念が伝わってきて、実際の事例を読むたびに胸が熱くなった。何度でも読み返したい
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私の子育てのバイブルです。子育ての概念が変わります。
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とてもおもしろかった。
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小さい子を育てる人は読んだ方がいい!意味不明な子供の行動の意味や接し方のコツが分かり、子供に対してイライラではなく暖かい目で見れるようになる。
モンテッソーリが医学や精神医学を学んだ人で、著者の相良敦子さんも教育学博士なので、子育てについて精神論ではなく論理的に書かれていて、説得力がある。
・幼児期の子供には、特別に敏感な感受性を発揮する一生に一回の「敏感期」がある。その時期の自分を創っていく行動が、大人には理解できない奇妙な行動に見える。
「秩序感」の敏感期:いつも同じ順番や場所に拘る
「運動」の敏感期:色んな動き方を身につけようとする。線の上を歩いたり、重いものを持ったり。
・子供が敏感期にいる時、親もわが子の教育についての敏感期にいる。
・子供ができるようになる教え方(提示):一度に教えるのは一動作。何ができないのかを見極め、ゆっくり、話さずに見せる。訂正ではなく教える。教えた後に子供がいつやるかは子供に任せる。
・子供はなんでも自分でしたい。生涯の親の役目は子供の「自立」「自律」を助けること。
自立:自分に自信を持ち、周囲と安定した関係が築け、自分で決めたり選んだり責任を取ることができる力
自律:自分の頭で考え、自分の体を使い、自分のやりたいことを自分で追求したり展開できる力
・ブルームというアメリカの教育学者が芸術・運動・自然科学の3領域で世界トップクラスの人たちが幼少期にどんな教育を受けたかを調査したところ、共通して4、5歳頃から家庭の雑用や責任を担わされていた。その人たちはベストを尽くす、やりきるなど家庭の中で繰り返し言われ、実行していたことを、自分の専門領域に役立て、訓練に耐えた結果、トップレベルになった。 -
2回目読了。
1度目は、子どもが0歳の時に読み、現在3歳。
定期的に読み返す必要がありそう。
集中して何かをやり遂げる力をつけるために、子どもが興味を示している時期を見逃さず見守ることが必要。
やりたい気持ちを尊重する。
子どもには成長過程に何かしらの敏感期があり、その時期を親が見逃さずに待ってあげること。そしてその力を伸ばすためのお手伝いをさせてあげることが重要。
子どもを変えるのではなく、親が意識を変える必要があるということを示している本。