月読 (文春文庫)

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著者 : 太田忠司
  • 文藝春秋 (2008年1月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (515ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167717599

月読 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 私にとってはハズレなしの酒飲み書店員大賞受賞作。個人的には「このミス」より好みの作品が多い。これは2010年度に大賞受賞。

    人が死ぬとその近辺に現れる月導(つきしるべ)。それは死者の思いや記憶が形となったもの。月導を読み取る力を生まれながらに持っているのが月読(つくよみ)と呼ばれる者。とある町で起きた殺人事件を捜査する刑事、力を貸す月読、巻き込まれる男子高校生を巡る物語。

    多少苦しいオチだけど、幻想的な美しさも。もしも自分が死んだら、どんな月導が現れるのか。人間なんて最期に思うのは意外に単純なことなのかも。

  • 結構最後の方まで抱えている問題が全て解決するのか不安だったけど、最後の最後に全部回収していったから一安心。ひとつひとつが繋がるまでは、あっちこっちで事が起こっていて、何となくまとまりがないように感じていたので。。
    あらすじを読んだとき、もっと幻想的な、ぼんやりとした展開なのかなと思っていたから、普通のミステリー小説として楽しめたのは少し意外だった。あくまでも月読はエッセンスの1つで、でもなくてはならない存在。ほどよい距離感だったと思う。
    気になったのは、(これを言ってしまっては話が進まないからダメなのかもしれないけど、)河井は朔夜に何でも話してしまうなぁ、ということと、咲村が瀕死の状態なのにいろいろ教えてくれるなぁ、ということ。うーん、やっぱり身も蓋もないか。

  • 亡くなる人が残す月導とそれを読み取る月読という世界は面白かった。ミステリーとしてもまずまず。

  • 重厚長大なミステリーが読みたいなあという気分だったんだけど、ぴったりだった。
    色んな事件が絡み合っていて、伏線の回収も気持ちがいい。

  • 二度目ましての作家さん。
    月がタイトルにつくと、それだけで神秘的な感じだけど
    月導に月読がある独特の世界でのミステリ。
    まるで関係のない3人が、少しずつ繋がっていく過程も
    面白かったです。
    最後の方はちょっと戸惑ったけど(^◇^;)
    続編が出てるみたいなので、これも読んでみたい

  • この作者のことは知らずにタイトルに惹かれて購入。一気に読んだが、初めは登場人物が多く作者の世界像に慣れるのに手間取った。新人作家かと思ったらベテランの作家の方だったとあとがきで知り驚いた。登場人物にもう少し味わいがあると良いのにと思いつつ、月読の設定の面白さに続編の購入も考えてます。

  • 月導と月読が当然のように存在する以外は、ごく普通の、ひと昔前の日本が舞台。

    展開も早いしミステリーとしても面白かったけど、ちょっとメロドラマ感が…。

    ドロドロの人間関係と幻想的な月導や月読が少しミスマッチなような、でも事件の背景には月読が無理なく絡んでるから何とも…。

    構成はすごく良かったので、他の作品も読んでみたい。

  • この作家さん、好きかも。
    会話のテンポも好きだし、そうでない部分の想像・創造もいい。

  • 人が亡くなると何らかの形で現れる「月導」
    その意味を読み解く「月読」

    行方不明の父を探す月読の朔夜
    殺されたいとこの事件を単独で追う河井刑事
    出生の秘密に触れ戸惑う少年克己
    母を恨み叔父を愛する少女炯子

  • せっかくファンタジー性に優れた舞台なのに、ストーリーに活かしきれていないのが惜しい。
    特に後半は登場人物の神秘性がどんどん薄れて、普通のメロドラマみたいになってしまった印象。期待が大き過ぎたかな?

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