弥勒の掌 (文春文庫 あ 46-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 1906
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  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167717674

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。

  • 文体も小気味良くページがどんどん進む。読み終わってから、アラッ…これ全員クズなんじゃない…?といった気持ちは否めないものの、面白かった。

  • 視点が教師と刑事で章ごとに変わりばんこするのは貫井徳郎「慟哭」を髣髴する。最終章の謎解きはすとんと腑に落ちるけれども、個人的には殺戮に至る病ほどではなかった。オチのダーティさは好き

  • どんでん返しあり~ですね。
    ただ登場人物がみんな勝手すぎて。。。
    誰の目線にもなれなかったかな~

  • 我孫子さんが(正統派じゃないが)警察小説書くと
    こうなるんだへえーて感じでした。へぇーいつも
    そんな顔してカニかま咀嚼するんだもっと見せて

  • 2014.11.11読了

    リアルさは希薄だし、予定調和でご都合主義な感はあるものの、プロットはしっかりしてるし、登場人物のキャラは立っているし、トリックはすっきりと解り易くしてやられた感が味わえて、軽い読み物として随分楽しめた。

    新興宗教を扱った作品といえば、貫井徳郎氏「慟哭」や歌野晶午氏「葉桜の季節に君を想うということ」、村上春樹氏の「1Q84」などが思い浮かぶが、それらに比べるとその部分の叙述のインパクトは少し弱いかもしれない。

  • すっきりしない。悪い人に丸め込まれたようでもあり、そもそも悪者が、主人公たちだったというオチでもあり・・・

  • 読みやすかったし、ぐいぐい引き込まれた。
    その分終わり方があっけなく感じた。
    ちょっと無理やり感というか。

    宗教団体の不気味さも途中までわジワジワ来てたのに意外とあっさりしてたような。

    でも楽しめた。

  • 我孫子武丸二冊目。
    うわー! やられたー! そりゃそうだよな~我孫子さんだもんな~ということで叙述トリック。
    新興宗教というあからさまに怪しい団体を持ち込まれて、叙述トリックは二乗ってところか。くそー。ノックス十戒には中国人だけじゃなくて宗教団体も加えたほうがいいぞ。
    途中までは宗教団体の「こいつぁやべえや…」的なハラハラ感がすごかった。けど、宗教団体自体のヤバさが、叙述トリックのネタバラシに「うわああ」ってなってるせいであんまり重大に感じられなかったのがうーん残念というかそれが狙いなんだろうか。
    衝撃としては、殺戮にいたる病ほどではなかったかな。茂木さんかわいそうという結論にいたる。

  • 「驚天動地の結末」は言い過ぎだろーと思いながら読み始め、思った通りでした。
    確かに驚きはしたけど、そのためだけにがんばってきたような・・・。
    最近、登場人物の多い本ばかりだったので、スッキリ読めました。

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著者プロフィール

1962年、兵庫県生まれ。京都大学文学部中退。在学中は推理小説研究会に所属する。89年、『8の殺人』で作家デビュー。主な作品に、『人形はこたつで推理する』にはじまる「人形」シリーズほか、『殺戮にいたる病』『ディプロトドンティア・マクロプス』『弥勒の掌』『眠り姫とバンパイア』『警視庁特捜班ドットジェイピー』『さよならのためだけに』『狼と兎のゲーム』『裁く眼』『怪盗不思議紳士』『凜の弦音』『修羅の家』などがある。小説の枠を越えマルチに活躍し、ゲームソフト「かまいたちの夜」シリーズの制作でも知られる。

「2022年 『監禁探偵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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