六月六日生まれの天使 (文春文庫 あ 47-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (443ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167717780

感想・レビュー・書評

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  • タイトルとあらすじで購入したが、まさかヤクザものだとは思わなかった。
    途中わけわかんなくなって、誰目線の話なのか混乱した。結局よくわかんない。途中に入る日記も必要かな?ただでさえ記憶が曖昧な話で、ストーリー理解するの大変なのに、ちょいちょい挟む日記で話脱線して、頭こんがらがったよ。
    何度読むのやめようかと思った事か…。
    なぜこのタイトルだったんだろう?素敵なタイトルだけど物語とは結びつかないような…

  • 愛川晶の『六月六日生まれの天使』を読んだ。
    時間的トリック作品は過去にも読んだことあるので、そんなに驚きはしかなったけど、記憶を無くした人が、どう思いどう感じて行くのかってところに面白味があった。
    時間と記憶をうまくミックスさせて謎を深めていく感じは良かったと思う。

  • 6月6日の表題にひかれて購読。
    結構面白かった。

    叙述ミスリードで、女性が二人いるのは割とすぐにわかったが、
    過去だと思っていた回想が実は未来だとは思わなかった。

    クリスマスイブが2回あるのと、女性が二人とも同じ名前で、
    同じ過去を持ち、同じ男性を好きになっているから、ややこしい。

    「イニシエーションラブ」、「葉桜の季節に君を想うということ」と並び称されるのいがわかる気がする。

    ただ、一番主軸にもってきた女性の最後が悲しかったこと。
    読み返して気づいた、クリスマスケーキの予約の名前。
    あまりにも報われないので星4つにしました。

  • よくわからん。

  • エロい描写に関心が行き過ぎて、肝心な内容が印象になし。

  • 目覚めると一切の記憶を無くしていた女性。
    一緒に眠っていた男性は、自分の味方か敵か…

    だんだん、フラッシュバックのように蘇ってくる記憶は、自分が人を殺したと思える場面。

    自分が誰なのか、何故記憶喪失になったのか、そして男性の正体は何なのか…と言った感じのストーリーでした。

    とにかくえげつないまでの性的描写にウンザリ。
    恋愛ミステリーと言うより、AVミステリーで、読んでいて苦痛。

    また、読んでいくうちに、漠然と、カラクリは読めてきます。

    個人的には暴力団物とかも嫌いだし、登場人物がストーリーに都合よく動かされているだけに過ぎないと思いました。

  • 小説でしか…もう1回読みたくなる…系の王道。
    文章の作り方は考えられてて、まぁ騙されますが、
    話自体が僕はあまり好きじゃなかった。

    乾さんのイニシエーション…みたいに違和感だけあってラスト数行で、
    でもなく、
    伊坂さんのアヒルと鴨…みたいにわかり易すぎもなく、

    けど、文章のトリックはきれいねー

  • 自分自身に対する記憶を喪失している女と30分もすると記憶を失う男の話。ここはどこ、なぜか追われる私は誰?と、少ない手がかりとたまに思い出す記憶で謎を解くのだが、時間軸がコロコロ変わり過去未来、一人称で語られていく微妙に変わる視点とで、いつの誰の主観なのかわからなくなってくる。それが鍵だけど。
    ミステリとしてはそれなりに面白いのだが、セックス描写が多く、つまらなくなってくる。恋愛ミステリなんてオビにあったが、うーん、恋愛かなぁ。恋愛としては、薄いなぁ。

  • 記憶を取り戻すまでの右往左往は面白い。
    所々ミスリードに引っかかって訳が分からなくなる場面もあったが、読めなくなるわけではない。

  • 救いがない
    なんだかな~~

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著者プロフィール

愛川晶
一九五七年福島市生まれ。九四年『化身』で第五回鮎川哲也賞を受賞。トリッキーな本格ミステリーを基調としながら、サイコサスペンス、ユーモアミステリー、人情ミステリーと幅広く活躍。主な作品に『六月六日生まれの天使』『ヘルたん』『再雇用されたら一カ月で地獄に堕とされました』。落語ミステリーでは、『道具屋殺人事件』『芝浜謎噺』など「神田紅梅亭寄席物帳」シリーズ、『神楽坂謎ばなし』など「神楽坂倶楽部」シリーズ、『高座のホームズ』など「昭和稲荷町らくご探偵」シリーズがある。『太神楽 寄席とともに歩む日本の芸能の原点』(鏡味仙三郎著)では編者を務めた。

「2023年 『落語刑事サダキチ 泥棒と所帯をもった女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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