なぎら☆ツイスター (文春文庫 と 21-2)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 106
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (598ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167718022

感想・レビュー・書評

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  • 20240121
    勢いこそ全て!不謹慎、なにそれおいしいの?
    という、人には勧めにくい本ではあるけれど
    一気読みの面白さだった
    別の本を探してみよう

  • 2012-2-18

  • 滋野 桜井 東京渋谷区出身 室田迅 若頭 敬意を払う 中途半端な都市化というのは残酷なものである セシウム米 峠デビュー 食中毒 全身聖火ランナー パラリンピック誘致 賭け将棋 リカ 巨大ショッピングモール カラオケボックス 饂飩屋 動物病院 薬局

  • タランティーノとかロバートロドリゲスの世界観を小説にしたらこんなかんじなのかなー。
    バイオレンスでスピーディーでおしゃれ。

  • ヤクザ話

    描写がグロいんだがそこまで気持ち悪さを感じさせない。
    からスラスラ読める。
    寿司屋がいい味を出してる。

    またにはこういう本もいい。

  • 爽快♪満足♪ 原発問題も適度に取り入れたリアル感と欲望向きだしのニンゲンが滑稽。ひさびさに夢中になった作品。

  • 原発誘致くらいしか経済回復の見込みがない程落ちぶれた、群馬県のとある街で繰り広げられる群像劇。

    ヤクザも暴走族も元ヤンもゴミのように死んでくぶっ飛んだ展開は目まぐるしく、600ページある分厚い本もアッサリ読み終えてしまうが行き当たりばったり感が凄まじくオチも弱い。

    帯には「ミステリー」と大々的に書いてあるがただのナンセンスなヴァイオレンス小説だ。
    東日本大震災を想起させる不謹慎な罵詈雑言をところ構わず発するヤクザばかり出てくるので嫌悪感を抱く人も多いと思う。

    エグい小説を読みたいのなら容赦ないヴァイオレンス描写を織り交ぜつつもプロットがしっかりしていて展開が丁寧で小説として読ませる飴村行の方が数段上に感じた。

  • シャンバラヤン様

  • 元の方も読んでいたが、
    記憶が曖昧なことを差っ引いても、
    大幅に加筆されたこの文庫は、
    ほとんど新刊といってもいい内容。

    いやあ兎に角、
    登場人物・設定・展開とどれも戸梶印。
    要はないんだけどありそうな鬼畜っぷりということ。

    内容的にはノワール、ミステリー、サスペンス、ホラー的な要素が
    ジャンクでポップでストリートな勢いで描かれたエンタメ。

    最近だと樋口毅宏『さらば雑司ヶ谷』が一番近いかな肌触り。
    『さらば~』はもうちょっとハードボイルドな劇画テイストだったけど、
    こっちはもっと漫画ちっくというか、青年誌向けな馬鹿さが前面に出ていて滅茶苦茶な読速感覚を味わえる。

    なんだけど、オカルト的なホラーとか、
    タランティーノ的なミステリー謎解き感とか、
    ちょいちょい出てくるポップカルチャーのリアリティーとか、
    結構な厚さなのに読み終わるのが勿体無かった……。

    全体的に東日本大震災後になってたり、
    原発ネタが大々的にフィーチャーされてるのも、
    「いまここ」感がドライブしてて面白かったなー。

    いやあ、これ戸梶本でも最高峰のデキかと思います。
    いいですねえ、エンターテイメントって。

  • 肉体が苛められ痛みに歪み血が吹き出て死んでいく、そんな描写は実に面白いんだけど、なんとも回収しきらない宙ぶらりん感がある。んー。

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著者プロフィール

1968年東京生まれ。学習院大学文学部卒。98年『闇の楽園』で第3回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。作家活動と並行して『Jの利用法』ほか自主製作映画4本を監督。イラスト、写真、クレイアートにも才能を発揮する。

「2013年 『劣化刑事』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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