ガールズ・ブルー (文春文庫 あ 43-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167722012

感想・レビュー・書評

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  • 学生時代に読んで、とても大好きだった小説のひとつ。
    あさのあつこさんの書く物語は読みやすく、あたたかい匂いがすると思います。
    青春時代を思い出すときは、いつもこの本を読みます。

  • 落ちこぼれ高校に通う理穂、美咲、如月。十七歳の誕生日を目前に理穂は失恋。身体が弱く入院を繰り返す美咲は同情されるのが大嫌い。如月は天才野球選手の兄・睦月と何かと比較される。でもお構いなしに、それぞれの夏は輝いていた。葛藤しながら自分自身を受け入れ愛する心が眩しい、切なくて透明な青春群像小説。

    高校生の夏の一コマを描いており、悩んだりしているが、楽しそうだな、と。

  •  これが青春やと思いました。もしかしたら違うかもしれません。

  • 青春ものですごく面白かった!
    さくっと読めるし軽いし面白い

  • 理穂、美咲、如月の3人の関係性がすごく素敵です。
    どの2人組でもなしえない、3人だからこそのやりとりや考え方が、高校生活の気怠い感じを表現してくれていると感じました。

    また、ニーチェやソクラテスなど哲学者の名前が出てくる場面があり、当時の私はこの本を読んで、哲学って何か面白そう!と思ったのを思い出しました。

  • 落ちこぼれの高校に通う3人の同級生。主人公の理穂、弱い身体で生まれ強い心を持った美咲、バカで明るくて優秀な高校球児の兄を持つ如月。 ちょっとぽっちゃりのスゥちゃん、理穂の弟の真央。
    大きな事件が起きるわけではない。 恋人にフラれた理穂から物語はスタートするが、その恋人は跡形もなく出てこないし、祭りがあったりみんなで海に行ったり、街で起きた猫の殺害事件の聴き込みに警察が来たり、、、そんな程度のことしか起こらないんだけど、笑えるような会話や胸を締め付けられるような青春、泣けるような家族や友人との愛があって、とにかくよかった。

  •  還暦間近のおじさんが読む本ではなかったかもしれませんが、「ジウⅠ、Ⅱ、Ⅲ」を読んだ後だったので、気持ちをリセットするには最高でした。
     あさのあつこさんの本は、長男が小学生の頃に代表作「バッテリー」の読書感想文を書いていたことで初めて手にしました。児童文学から青春、スポーツ、時代小説、エッセイ等、幅広い引き出しを持った作家さんですね。
     私の次男が小中高と陸上競技をやってましたので「ランナー」「スパイクス」「レーン」もとても好きな作品です。
     「ガールズ・ブルー」は、女子を意識せずにはいられなかった高校時代に戻らせてくれる至高の一冊でした。友だちとの関係性が抜群ですね。
     最近やってるキリン午後の紅茶のCMが好きです。目黒蓮さんの「夏の午後が長いのは、くだらない話を沢山するためだ」ってヤツです。このCMを見ると「またキラっキラの青春したいなぁ」って思います。

  • 心に沁み込む清涼飲料水。

    指を触れないまま過ぎ去った。
    きっと一生求め続けるだろう。
    いや、そういう気持ちを持ち続ける事って、逆にいいかもとか思った。

  • 眩しくて脆くてあったかい。心の真ん中に大切に大切にしまって、時々不意に開けたときに涙が出てしまうような、二度と戻れないあの頃の記憶。人生のお守りにしたい1冊。

  • 学生の頃、図書室で見つけて読んだ本です。
    マイナス思考な私にとって、とても明るく、前向きな気持ちになれる作品でした。
    主人公が楽しそうにしていると、自分もなんだか楽しくなってくる。
    穏やかな気持ちで読み終わる事ができた作品です。

著者プロフィール

岡山県生まれ。1997年、『バッテリー』(教育画劇)で第35回野間児童文芸賞、2005年、『バッテリー』全6巻で第54回小学館児童出版文化賞を受賞。著書に『テレパシー少女「蘭」事件ノート』シリーズ、『THE MANZAI』シリーズ、『白兎』シリーズなど多数。児童小説から時代劇まで意欲的な執筆活動で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『NO.6〔ナンバーシックス〕(8)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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