株価暴落 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 362
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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167728014

作品紹介・あらすじ

巨大スーパー・一風堂を襲った連続爆破事件。企業テロを示唆する犯行声明に株価は暴落、一風堂の巨額支援要請をめぐって、白水銀行審査部の板東は企画部の二戸と対立する。一方、警視庁の野猿刑事にかかったタレコミ電話で犯人と目された男の父は、一風堂の強引な出店で自殺に追いこまれていた。傑作金融エンタテイメント。

感想・レビュー・書評

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  • Amazonオーディブルで聴いた。

    あんまり池井戸潤ぽくなかった。
    しかも、最後が尻切れ…。

  • プロットは面白く犯人も読みにくい。推理小説としては良くできているスジ。
    でも、企業小説の側面があり、銀行の審査部vs企画部が前面に出てくる。
    犯罪部分がおまけ的で都合良すぎる感じがした。

  • 難しかったけど最後までなんとか読み切った
    でも正直あんまりちゃんと理解できてない

    巨大スーパーで爆破事件を起こして、その空売りしてたスーパーの株価を暴落させて儲けるって頭いい
    色んなお金儲けの仕方があるね

  • そろそろ宝くじ当らんかなw

    ってな事で、池井戸潤の『株価暴落』

    全くもって熱いバンカーのお話w

    債権、融資、経営、憎悪、怨み、爆破、裏切り、捜査、正義、濡れ衣、信頼、空売り、偽装、逮捕、等々エンターテインメント性ありありな内容でした♪

    2017年20冊目

  • ●久しぶりに読んだ、池井戸潤。
    ●なんだろね、手堅くまとまってはいるけれど、刑事物は余計だったかもね。分量が多い。もっと銀行系統の描写を充実させた方が面白かったかもしれないなあ。
    ●最後の信用取引ネタはなるほどなと。もっとあえてテクニカルな話を入れた方が何も知らない読者はすげえってなるし、もっと踏み込んでもいいと思う。
    ●やっぱり話の解像度が銀行系統の方が断然鮮明だから、その分、刑事系統が貧弱に見えてしまうときがあるね。難しい…

  • 池井戸潤の作品は自分にとって心を燃やす作品で、この本もまんまと燃やされた!

    企業テロと銀行とその企業の関係が面白かった!

  • エンタメとして純粋に面白かった。ひとつだけ気になったのは、「純粋に悪い人/敵」としての人物を便利に登場させすぎてしまっているように感じたこと。明確な犯罪やコンプライアンス違反を犯すには、かなり強い動機や思い切りが必要な人が多いのでは?

  • T図書館 2004年
    巨大スーパー 一風堂を襲った連続爆破事件
    企業テロなのか、犯行声明に株価は暴落
    白水銀行審査部 坂東洋史は巨額の融資に疑問符
    犯人は倒産した子会社の息子21歳なのか?

    《感想》
    株価が上がった下がったの記述だけで面白いかなと感じていたが、最後の最後で暴落の意味がわかった
    信用取引だった
    犯人が徐々に悪人の表情を見せたり、売却益で蜜を吸った人達が一風堂にも銀行内にもいて、荒んでいてよかった

    主人公の坂東はあまり個性がなかった
    爆弾犯と疑われていた犬飼黄はどうなったのか書かずに終了
    ここは必要だったのではないか
    十分面白いが厳しめの評価

  • 細かいところはさておき、登場人物の掛け合いで楽しませてくれる、これぞ池井戸エンターテイメント。
    ただ、敵役のインパクトが半沢直樹よりは弱かったかな。犬鳴くんを主役に据えた方が面白かったように思う。

  • イマイチ

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著者プロフィール

1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。98年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。2010年『鉄の骨』で第31回吉川英治文学新人賞を、11年『下町ロケット』で第145回直木賞を、’20年に第2回野間出版文化賞を受賞。主な作品に、「半沢直樹」シリーズ(『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』『アルルカンと道化師』)、「下町ロケット」シリーズ(『下町ロケット』『ガウディ計画』『ゴースト』『ヤタガラス』)、『空飛ぶタイヤ』『七つの会議』『陸王』『アキラとあきら』『民王』『民王 シベリアの陰謀』『不祥事』『花咲舞が黙ってない』『ルーズヴェルト・ゲーム』『シャイロックの子供たち』『ノーサイド・ゲーム』『ハヤブサ消防団』などがある。

「2023年 『新装版 BT’63(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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