- Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167728014
感想・レビュー・書評
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作者の池井戸潤は、1963年生まれでほぼオレとは同年代。オレたちの世代の就職戦線で銀行に入った人というのは、まさにエリート。そして彼も某メガバンクのバンカーとして活躍していたようだ。
そんな彼が描く銀行を舞台にした小説は、非常にリアリティさがある。バブルに向っての企業融資・・そしてバブルがはじけてからの貸し渋りに貸しはがし・・多くの中小企業がこれにより倒産の憂き目にあったことだろう。
小説の舞台は、架空のメガバンク白水銀行の審査部であり、そこに銀行内部の闘争が加わり、巨大スーパーに起こった爆破事件の謎を追うというもの。単なる金融小説ではなく、推理的な要素もあり、なかなかの秀作であった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
難しかったけど最後までなんとか読み切った
でも正直あんまりちゃんと理解できてない
巨大スーパーで爆破事件を起こして、その空売りしてたスーパーの株価を暴落させて儲けるって頭いい
色んなお金儲けの仕方があるね -
爆発事故により株価が大暴落、経営破綻に陥りそうな大手スーパー一風堂の経営陣、銀行審査部の坂東、刑事野猿、容疑者で元一風堂の取引先社長の息子黄を巡る物語。
個人的には他の池井戸作品と比べキャラクターの個性が弱く印象が薄い作品だった。 -
よみやすさ1
おもしろさ1
またよみたい0
知識が無さすぎて読むのが難しかったけど勉強になった。最後の方はかなり面白かった。 -
なぜか入りこめなかった
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債務過多ギリギリの大手スーパーで企業テロの爆発事件が続けて起こる。そのスーパーのメインバンクの担当者は、銀行側が示した財務の改善案も行わない企業体質が変わらない限りは融資をしても立て直しは不可能と主張するが、主人公のライバルたる者は融資を続けることを主張。
主人公はライバルの根回しによって窮地に追いやられていく。
エンターテイメント色はあまりなく、銀行内の対立がメイン。それゆえ、素人には若干理解が難しい専門用語が多く、途中はうんざりしてしまうが、最後に明かされる企業テロ実行犯の動機や正体などは、そう来たか、という感じ。 -
電子版で読了。
半沢さんと、同じ系統ですが最後がちょっと自分としては如何かと。
ま、面白くない訳ではないが、ドラマではどんな感じかちょっと気になる程度でした -
池井戸作品によく出てくる白水銀行での話。
他作品からのイメージで、白水銀行はあまり良いイメージはなかったけど、やっぱりという感じ。笑
銀行業務や株について、いつもはもっと分かりやすいのに、本作は個人的には分かりにくくて途中何度か眠くなったりした。
テンポも若干悪かったかな。
ラスト手前の頭取の決断や、滝田の指示に従った由希のその後とか、重要な部分が曖昧だったのでいつものスカッと感もあまりなかった。
滝田の動機もちょっと強引すぎかなと。。
読む前にドラマ化されていたことを知り、ドラマのキャストをイメージしながら読んだけど、坂東と織田裕二は最後まで重ならなかった。
唯一バッチリ合ってたのは、二戸の高嶋政伸だけ。笑 -
ちょっと弱いかなぁ