オレたちバブル入行組 (文春文庫)

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著者 : 池井戸潤
  • 文藝春秋 (2007年12月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167728021

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オレたちバブル入行組 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

  • 「半沢直樹」観てません!
    「オレたちバブル入行組」面白かった。一気に読み終えた。

    医療の世界と同じく魑魅魍魎な銀行の世界。
    銀行ものを読んだのは初めてかもしれない。

    サラリーマンの世界で「くそっ」と思うけど「できない」ことを、さらに特殊な銀行屋さんの世界でやり遂げていく「半沢直樹」。
    スカッとするのではなく「やる〜」かな。

    人を捨てるヤツ、人に助けられるヤツ。
    正義をかざし世界をリセットするのではなく、正義を武器とし世界を組み立てていく半沢直樹。
    真っ白いヤツじゃないから魅力的だった。

    続きも読まねば!

  • TVで観て、興味が有って読み始めたけれど、裏切らずに面白かったです。

  • 「半沢直樹」は見てない派。ただ完全に堺雅人のイメージで読了。
    先入観が無かったら違う役者をイメージしていたような…演技と脚本がそれだけ素晴らしかったんだろうな。

    池井戸さんのテイストは基本的に好きなので、この作品も楽しみながら一気読み。
    言わずと知れた「倍返し」だけれど、、、ちょっと登場人物皆やりすぎじゃない!?
    組織の中でこんなに皆が自分の感情絡めて仕事してたらめちゃくちゃになってしまう(笑)
    銀行員は少し特殊なのか…?

    エンタメ作品としてはもちろん満足の一冊。
    続編も読むのが楽しみ。

  • 半沢直樹はバブル景気時代に大手都銀である東京中央銀行に入行、
    今は大阪西支店で融資課長を務める。
    支店長浅野の強引な命令により5億円の融資を行った「西大阪スチール」が、融資直後に倒産。
    西大阪スチールは粉飾決算をしており、半沢は、浅野らに融資の責任を押し付けられる。
    半沢は反論するも、何とか5億円の回収をしなければ、子会社への出向は免れない。
    浅野や副支店長からの叱責、浅野に根回しをされた東京本店の陰湿な事情聴取、
    開き直って逃亡する西大阪スチールの社長…
    四面楚歌な状況の中で、半沢が突き止めた真相とは。

    「倍返しだっ」

    と、どや顔で言うのが(世間より遅い)最近のマイブームなわけですが、夫曰く「全然似てないから」。

    ドラマは、テレビをつけたときに偶然やっていた2回くらいを何となく見ただけで、
    その中でも「倍返し」は何度か登場していたと思うのに、この本では1回だけ、
    それも台詞の中でちょっと出てくるだけでした。
    オリジナル版では、別に半沢の決め台詞ってわけでもなかったのか。

    池井戸さんの他の作品でもそうだけど、最初の方はこれでもかというほどの試練がある。
    身内での足の引っ張り合いや責任の押し付け合いの醜いこと。。
    その中で徐々に解決の糸口をつかんで、最後は勧善懲悪、「悪は滅びる!」というわかりやすい展開。
    それでも、責任は押し付けるばかりのいけ好かない(どころでない)上司、
    迷惑をかけても反省のかけらもない取引先、陰険陰湿な本店の面々に、
    今後の展開は「V字回復」をするとは思いつつ、上昇気流に行きつくまで読むのは、
    半沢がいくら荒ぶる反骨精神をもって立ち向かえど、なかなか苦しい作業であります。

    こんな嫌な上司や取引先で、仕事が山のように降ってくるだけの状況だったら、
    チキンな私には到底1年も持たないだろうなぁ。
    やってらんねぇって辞めたくならないのかなぁ。というか池井戸さんはそういうのが嫌で辞めたのかな(笑)。
    元銀行マンの目線で書かれているだけに銀行内の描写は信ぴょう性もあるけれど、
    たまに一個人の小説の枠を超えた私怨が感じられるときあるもんね。
    他の職業ものにもいえることだけど、これが銀行業界のすべてと思ってはいけないのでしょう。

    話題になっているだけあって面白かったけど、世のサラリーマンのお父さんは大変だなぁとも思いました。
    (って他人事のように言ってちゃいけませんね!)

  • 半沢直樹シリーズの第一弾。
    東京中央銀行の大阪西支店の融資課長である半沢。
    気の進まない融資案件の粉飾決算が発覚し、融資先の社長は、行方不明。
    5億円の債権は、果たして回収できるのか。
    はらはらドキドキのストーリー展開で、一気に読めます。

  • 大手銀行にバブル期に入行して、今は大阪西支店融資課長の半沢。支店長命令で無理に融資の承認を取り付けた会社が倒産した。すべての責任を押しつけようと暗躍する支店長。四面楚歌の半沢には債権回収しかない。夢多かりし新人時代は去り、気がつけば辛い中間管理職。そんな世代へエールを送る痛快エンタメ。(親本は2004年刊、2007年文庫化)
    ・序 章 就職戦線
    ・第一章 無責任論
    ・第二章 バブル入行組
    ・第三章 コークス畑と庶務行員
    ・第四章 非護送船団
    ・第五章 黒花
    ・第六章 銀行回路
    ・第七章 水族館日和
    ・終 章 嘘と新型ネジ

    勧善懲悪の痛快エンタメ小説である。初読時は筋の荒さが気になったが、やっぱり面白い。序章では、バブル時代の就活状況が窺える。終章で、意外な種が明かされるが、なかなかに良く出来たお話である。

  • タイトルからは想像できない過激な内容。TVドラマ放映以前のタイトルへの感想と、ドラマで話題になってから読了後の感想が入り交じってしまった。「空飛ぶタイヤ」など気になる作品を送り出し続ける著者。話題になる前は、そのタイトルから緩い感じを想像していたが、痛快大逆転物語であった。自分もバブル就職組だが、経済のけの字も知らなかった当時の自分を思うと残念に感じる。

  • 読了後、半沢さんは池井戸さんの半身だと感じて鳥肌立った。 体制に辟易し「人」が蔑ろにされない銀行を切望する。その為に半沢さんは銀行内で上に行き変革を志す。池井戸さんは銀行外に出て読んで面白い本を書き実情を多くの人に知らしめ変革を願う。しかもドラマになっても面白かったため本を読まない人にも知れ渡った。どちらも目論見通りじゃ…。ドラマの半沢さんは真っ赤な炎を宿しているように見えたが、原作は真っ青な炎が見える。ゾッとするようなお人柄。はっきりドラマ見てないけど奥様もこんな嫌キャラやったっけ

  • ドラマを見てからの原作読了。いやー面白い。銀行や経済の知識がなくてもエンターテイメント小説として読み進められる。また、登場人物がみなキャラクターがたっていて紙面から飛び出してきそうな躍動感があった。

  • 初池井戸作品で、半沢直樹初作。日本中の人がドラマで見ているので、ストーリーを書くのはヤボというものであろう。銀行へ入行(採用)されるエピソードから、嵌められ(やられ)てやり返すまでの話が、痛快に描かれる。

    文句なく面白い。銀行モノだからといって、金融の知識なんか全くいらない。人間の嫌なところは描かれるが、エログロ系もないので、子供からお年寄りまで楽しめるよう説明も多く、丁寧な文章である。作者は元銀行員であるから、当然知識は血肉どころか骨まで形成して安定しているし、登場人物のキャラ立ちも文句の付けようがない。

    誰とは言わないが、「犯人も色々葛藤があるから、一概に責めるのもどうかなあ」という書き方をする作者は否定しないが、ここまで敵味方がスパッと分かれているのもたまには良い。逆に言うと、もうちょっと敵側にも人間味が欲しかったかなと思うところは有る。おすすめ。

  • 一世を風靡した半沢直樹の原作。

    面白い。
    銀行屋の債権回収の物語。

    組織に勤めるものなら、多少の個人差はあれ誰しもが感じる場面が多々。

    痛快である反面、我が身を振り返らされる。

  • ドラマかで評判よかった本。とうとう読みました。
    海外在住なためドラマは見てないけど、原作おもしろかった~~。
    読むのが止まらない。
    なんか久しぶりにスカッとさせてもらった。

    金融関係はとても苦手な私ですか、最初の方でわからない単語が出てきても、ちゃんと解説してあったので分かりやすく話に入り込めた。

    銀行も警察と同じに、縦社会でいろんなシガラミがあるのね~。
    ほんと、あの地位に浸るプライドって何だろ。バカバカしい。
    そんな中、自分の罪でないものは認めない半沢の態度は好感がもてる。
    泣き寝入りしない。
    いいね~~。

    木村と半沢のやり取りなんて、
    「おおおお~~~。いいぞーー、半沢。いけいけ~~!」
    って思った反面
    「うわ~~、そこまで言っちゃうか?いいの?いいの?」
    とも思いながら、なんか顔が笑っちゃう。

    最後になって、あそこまで半沢が言った背景がわかり
    「おーーーー。な~~るほど。」
    と納得させられた。

    半沢、かっこい~~~!
    とことん突き進むのが、たまに「こわ~」とも思うけどカッコいい。

    実際の社会では、こんなに上手くいかないだろうけど、こういう本を読んで、今のサラリーマンのおじさん・お父さんたちの活力になったらいいな。と思いました。

  • ドラマはなぜか最終回だけ家族でみることになる。
    それだけ話題の半沢さんなので、当たり前のように原作本も手に取ることになった。
    どれも「下町ロケット」と一緒だよ、と言われていたので安心して?読める。
    とにかく銀行の裏話が面白い。
    これだけ優秀な人をとっておいて、それが生かされない組織ってすさまじいし。
    取締役まで出世する条件が一流大卒、血筋、MBAの3点セット。産業中央銀行の場合はルックス重視っていうのもニヤニヤした。

    支店長のごり押しで融資をした会社が倒産し、その責任を半沢一人が負うようにジリジリと周りを固められる。
    さてどう反撃するか。倍返しはいかに?
    半沢さんが意外にイイ人なだけじゃないところとか、悪役な浅野支店長が実は家庭ではいいお父さんなところとか、奥さんの花さんが身勝手で半沢さんを理解してないところとか、適度なリアルさがいい感じ。
    でも、やはり竹下さんと半沢さんのお父さんが素敵。
    竹下さんの粘りとがんばりが半沢さんの窮地を救う。
    かっけー。
    それにしてもドラマの香川さんの土下座が強烈な印象だったので、このラストはアッサリしてて拍子抜け。
    近藤さんも戻ってきたようだけど、いいのかそれで?
    あの悟り、素敵だったんだけど。

    「夢を見続けるっていうのは、実は途轍もなく難しいことなんだよ。その難しさを知ってるものだけが、夢を見続けることができる。そういうことなんじゃないのか」

  • 親から借りて読了。
    ドラマの原作ということで、それなりに人気はあるのだろうと期待して読んだけれども、個人的にはイマイチだった。

    銀行に限らず、組織、コミュニティが大規模になればなるほど起こり得る話だろうな、とは思うものの主人公に然程感情移入できなかったのがダメだったのだろう。

    上司の企みを暴くとか筋はエンタメしてたのだけれども、上司にメール送るとか、上司にポストを要求するといった行動に首を傾げざるをえなかった。


    気に入ったのは、同期の一人が統合失調症になって、出向することになったときの会話。

  • バブル絶頂期に銀行へ就職したものの、その後の不況により大きく凋落した銀行で働く、支店の融資課長、半沢直樹。上司のミスによる貸し倒れで言われなき責任を取らされたり、不正を働く融資先や行員たちを徹底的に叩き潰したりと、痛快。読んでいて非常にに気持ちいい。組織の中で、ここまでめげずに思い通りに立ち回れることに憧れすら感じる。

  • 銀行モノだしお堅くて難しいのでは・・というイメージを拭えずいたのでドラマ化がなければ読まずにいたかも^^;今となってはどうしてもっと早く読まなかったのか!と地団太踏みたくなる程の面白さ!半沢サイコー!敵にはしたくないほどのキレ者、そして怖いほどの執念深さ。長いものに巻かれることなく決して屈しない半沢はカッコ良く痛快。途方もないと思える5億もの債権回収へ半沢はどう対処するのか、ワクワクしながら読み、ラストの捻りも良かった。『花のバブル組』『ロスジェネ』楽しみ。堺雅人さん=半沢で読んだが違和感なし。

  • ドラマは未見です(録画はしてる)。すごい話題になってるので、原作に手を出しました。
    ああ…これはヤバイ。おもしろすぎる!!!!!

    このガマンにガマンを重ねた上でのドッカーンは何!?「この印籠がなんたらかんたら」状態。カタルシスが半端なさ過ぎて、クラクラします。
    気持ちいいです。

    その分そこへ至るまでの圧縮過程がキツイですが。
    半沢がよってたかって責められる場面で、本気で怒りで手が震えました。
    胃がひっくり返りそうでした。

    そして、追い詰められていくラスボス(でいいのかな)、そしてその家族。ヤバイ。別の意味で胃が痛い。辛い。

    主人公は(個人的には)イヤなやつですが、それでも彼を応援せずにはいられなくなる。当初絶対許せなかったラスボスもまたその心情が細かく語られる後半、このままやっつけてしまうの?と複雑な気持ちにさせられます。人間の描き方がすごい丁寧です。

    途中「性善説」に言及されるけれど、基本的にこの話はそういうスタンスで書かれているのかなとも思う。なのに、勧善懲悪。そこのところのバランスがめちゃくちゃうまい。

    そりゃあ、人気出るわぁ。

  • 読了しました。
    原作のままだと、展開が複雑すぎて視聴率は取れなかったかも。
    TVシリーズも面白かったですが、原作もそれ以上に面白かったです。

  • タイトルがお気軽な感じがして読んでいませんでした、テレビで半沢直樹を見て、原作が池井戸潤でこんなに面白い本あったか?と思い敬遠していた事を後悔。苦しめられて最後に大逆転の著者のパターンだけれど、途中に細かく反撃の爽快感があって、鬱積した不満を適度に放出してくれるので最後まで読みやすかったです。読後に気分爽快。

  • ロスジェネから知って読みました。

    やっぱり水戸黄門。


    痛快で楽しかったよ。

  • 完全な「男」の小説。

    困難な状況に陥るも、それを気持ちとか思いやりではなく、自分の能力と論理的思考で乗り越えていく感じが男ウケするのではないか。
    また、登場人物を突き動かしているのも、プライドや正義感、親や友人の仇討ちといった要因で、そのあたりも男性には共感できると思う。

    しかし、何と言っても言葉選びのセンスが秀逸。
    「クソ」とか「屑」とか「滅ぼしてやる」とか、相手を全く労らない、突き放したワードで悪役を罵るところが、読んでいてスカッとする。
    しかも、こういった汚い言葉を浴びせられても同情の余地がないくらいに悪役を卑怯で憎たらしく描いているから、変な迷いもなく、素直に主人公側に感情移入できる。

    こういった本だから、女性や、いわゆる「軟派」で「女々しい」男性の中には、拒否反応を示す人もいるかもしれない。
    特に、「能力の高い女性(主人公の妻)=BAD」、「ひたむきに支える女性(悪役の妻)=GOOD」という感じで描かれているから、ジェンダーにうるさいビジネスウーマンにはあまりおすすめできない。

  • 間違いない作品。
    主たる池井戸作品は弱者が強者を倒す爽快ストーリー
    で本作もやはり同様だがそれでも面白い!

  • いいですね~。主人公の半沢、痛快だ!
    毒舌もののキレモノ。やるね~。
    毒舌でも周りからは、慕われていて。

    銀行は、X点(バッテン)をしたら終わり。
    怖い組織構造・人事評価なんだ・・・
    なんなんだ??人間誰でもミスは、あるでしょ~。
    失敗したら、終わりとは。

    テンポの良い展開で物語には吸いこまれちゃいました。
    トップダウンからの半ば強要的指示での無担保で5億の融資。
    これが主人公の半沢が窮地に落ちいる。
    この5億円の裏に隠された陰謀が!!
    ドンドン物語りに引き込まれてしまう。

    読み終えた後の爽快感がたまらない。面白い!!
    山崎豊子さんの華麗なる一族とは、また違った面白さが溢れている。ナイス!!

  • 銀行の業務と雰囲気が興味深い。もっと痛快エンターテインメント系の話かと思っていたが、パワハラ側も復讐側もいたぶり方がえげつなくて、爽やかさは無かった。

  • ドラマから入ったクチである。
    ドラマ版は原作をよりドラマチックに組み立てた物になってる事が分かる。その原作も銀行内部という馴染みのない舞台にしながらも分かりやすい物語構成でストーリーに集中できるようになっている。
    面白かった。

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大手銀行にバブル期に入行して、今は大阪西支店融資課長の半沢。支店長命令で無理に融資の承認を取り付けた会社が倒産した。すべての責任を押しつけようと暗躍する支店長。四面楚歌の半沢には債権回収しかない。夢多かりし新人時代は去り、気がつけば辛い中間管理職。そんな世代へエールを送る痛快エンターテインメント小説。

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