オレたち花のバブル組 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
4.12
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本棚登録 : 14873
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167728045

作品紹介・あらすじ

「バブル入社組」世代の苦悩と闘いを鮮やかに描く。巨額損失を出した一族経営の老舗ホテルの再建を押し付けられた、東京中央銀行の半沢直樹。銀行内部の見えざる敵の暗躍、金融庁の「最強のボスキャラ」との対決、出向先での執拗ないじめ。四面楚歌の状況で、絶対に負けられない男達の一発逆転はあるのか。

感想・レビュー・書評

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  • 一作目よりもスリリングだと感じました。派閥争いは本当にあるので、当事者のように思えてしまいました。ドラマも見ましたが、黒崎さんのキャラクターが大好きです。


  • 2作目。これは面白かった。電機・ホテルと2つの事件が同時に進み、銀行内に加えて金融庁も登場と、1作目より遥かに複層的。仕事とは誰の方を向いてするものなのか、上司か、客か?という半沢の説教は、本当にそうだよなと思いながら読んでしまった。

  • 金融庁検査官黒崎と営業第二部次長半沢直樹のきったはったが本当に面白かった。そして組織の中で自分の立場を守らんがために同僚を貶めたり、卑下したり人間の弱さやサラリーマンの悲哀を思った。半沢直樹のように正義と自信の矜持に忠実に生きることができたらいいな、と思う。

  •  半沢vs黒崎の対決も痛快だが、やはり近藤の奮闘が見所。心に流れるコールタールに打ち勝ち退けた近藤に拍手。近藤の選択を素直に祝福できる半沢の度量の大きさには感服。彼の選択は仕方がないし、実力もあるのだから当然の行動ではあるのだけれど。敵も多いがその分味方も多く、気の置けない親友も同期にいる人柄の良さと誠実さが魅力。そりゃ皆こんな上司欲しいよね。花が検査官とやり合うシーンもスカッとする。

  • 同期の友情がよい

  • 4.5

  • 倒産しそうな企業の話はドキドキする

  • 原作と違う点はあったが、ドラマ版同様半沢直樹の反撃劇がとても痛快で楽しかった。

  • 近藤を応援したくなる
    大和田と黒崎も出てきて面白い

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著者プロフィール

1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。98年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。2010年『鉄の骨』で第31回吉川英治文学新人賞を、11年『下町ロケット』で第145回直木賞を、’20年に第2回野間出版文化賞を受賞。主な作品に、「半沢直樹」シリーズ(『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』『アルルカンと道化師』)、「下町ロケット」シリーズ(『下町ロケット』『ガウディ計画』『ゴースト』『ヤタガラス』)、『空飛ぶタイヤ』『七つの会議』『陸王』『アキラとあきら』『民王』『民王 シベリアの陰謀』『不祥事』『花咲舞が黙ってない』『ルーズヴェルト・ゲーム』『シャイロックの子供たち』『ノーサイド・ゲーム』『ハヤブサ消防団』などがある。

「2023年 『新装版 BT’63(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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