オレたち花のバブル組 (文春文庫)

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著者 : 池井戸潤
  • 文藝春秋 (2010年12月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167728045

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オレたち花のバブル組 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

  • 「半沢直樹」をテレビで観てなかったので、やっと追いつきましたw

    おもしろかった。
    半沢直樹の破天荒ぶりが前作に比べると、猪突猛進から大人の破天荒ぶりになってました。
    人間模様の深さは少しあっさり味になったかな?

    半沢直樹の妻・花がよい清涼剤!

    わかっているけどできない会社模様を突っ切って行く。
    突っ切った先にはお花畑ではなくお穴畑になっているのもいい。

    次巻も楽しみです!

  • うん、やっぱり面白い。
    前作よりもストーリーが上手に作られてあり、どんどん読ませる。

    大きな展開はいつも通り。
    やられてもやり返す、その諦めずに自分の信念で戦う姿が爽快。

  • 前巻での活躍(駆け引き?)により、東京中央銀行の営業第二部次長に栄転した半沢だったが、
    次は頭取から、法人部管轄の「伊勢島ホテル」の再建を命じられる。
    伊勢島ホテルでは、融資後、投資による莫大な損失が出ており、これが回収不能となれば、
    数千億もの引当金を積み立て経営を圧迫、ひいては頭取の進退問題となる。
    そんな中、金融庁のエース黒崎による金融庁検査が行われることとなり、
    半沢らは黒崎の執拗な追及を受ける。
    他方で、「タミヤ電機」に出向した半沢と同期の近藤は、融資をしぶる銀行と、
    執拗にいびってくる社長や古参の経理課長野田との間で板挟みにあっていた。

    まぁ、どこの企業や組織にも表には出せない闇の部分はあると思うけど、
    それにしても銀行って本当に旧態依然としているなぁ…。
    半沢と近藤の二人のそれぞれの闘い。
    理不尽な上司に対してもきっちり言い返しやり返す半沢はやっぱり痛快で、
    半沢のように強くない近藤がまた病気が再発するかもしれないという不安を抱えつつも
    必死に喰らいついていく姿にはハラハラしながら頑張れ頑張れと思った。
    1巻目よりも頻繁に出てくる「倍返し」!しかも今回は敵が多くて錯綜。
    銀行内で一致団結して立ち向かえばどうにかなるものを、毎度のことながら、
    敵は身内にありというか、獅子身中の虫、というか。
    頭取命令で、(ちょっとやりすぎ?ともいうべき手法だったけど)伊勢島ホテルを再建させ、
    金融庁検査を乗り切った半沢。
    それなのに、最後は一読者の気持ちとしては「なんでやねん」と納得のいかない、
    でも一社会人としては「そうなんだろうな」と納得してしまう出向の展開。

    3巻目は「ロスジェネの逆襲」。
    今まではバブル世代の悲哀ばかりだったけれど、それより下の世代からすりゃ
    「バブルを謳歌して超売り手市場の中簡単に就職を決めて、いい思いしてきたでしょ」
    というやっかみ?があるのは確かでして。
    実際にはバブル世代は数が多いだけにお荷物社員も多いともいうしね^^;
    下の世代からの視線が読めるのは楽しみだなぁという気持ちです。

  • 難しい単語がたくさん出てきましたが分かりやすい説明があって問題なく読めました。
    つくづく作家さんというのは頭がよくないと無理だなー…と。

    花に金融庁の島田が謝ったのは「どうだ!」って気持ちになりました(笑)
    ドラマが面白くて読みましたが1冊目はまだ読んでないので読みたいですね。
    ドラマは本当にストレスがたまりますが(その分、倍返し時の爽快感は素晴らしい)小説ではそんなにストレスはたまりませんでした。倍返し時も「やったったね~」ぐらいのテンションで(笑)
    渡真利がホントにいいキャラで、一番好きです。
    終わりがあんな感じだったのでまた続編出るんですかね、出るんだとしたら楽しみだな~!

  • 「バブル入社組」世代の苦悩と戦いを鮮やかに描く。巨額損失を出した一族経営の老舗ホテルの再建を押し付けられ、東京中央銀行の半沢直樹。会社内の見えざる敵の暗躍、金融庁「最強のボスキャラ」との対決、出向先での執拗ないじめ。四面楚歌の状況で、絶対に負けられない男達の一発逆転はあるのか?(親本は2008年刊、2010年文庫化)
    ・第一章 銀行入れ子構造
    ・第二章 精神のコールタールな部分
    ・第三章 金融庁検査対策
    ・第四章 金融庁の嫌な奴
    ・第五章 カレンダーと柱の釘
    ・第六章 モアイの見た花
    ・第七章 検査官と秘密の部屋
    ・第八章 ディープスロートの憂鬱

    半沢直樹シリーズ第2作。勧善懲悪で、読んでいて楽しい。3時間余りで一気に読んでしまった。
    半沢直樹の活躍ぶりも痛快だが、本書のもう一人の主人公は、銀行で競争に破れた近藤の復活の物語でもある。本書の最後で、出向を解かれ銀行に戻ることが出来た近藤。一度失敗した男が、トラウマを克服し、職業人としての誇りを取り戻す様は、多くのサラリーマンの共感を得るのではないだろうか。

  • 今回は半沢に押し付けられた案件と、同期で出向させられた近藤の会社の案件が同時進行で、関係者が同じというヤヤコシイ舞台設定。特に近藤が出向先で銀行員の矜持に目覚めるところは面白く、主役級の活躍だった。「オレたちバブル入行組は、ずっと経済のトンネルの中を走行してきた地下鉄組」「バブル時代、見境のないイケイケドンドンの経営戦略で銀行を迷走させた奴らーいわゆる“団塊の世代”の奴らにもその原因がある」には激しく同意。銀行を企業やお役所に変えても同じことが言える。

  • 働く際に色々な軋轢があると思うが、
    何を大事にして働くかで
    自分が自信を持って誇りを持って働くことができるか教えてくれる
    痛快な小説。

  • 巨額損失を出した老舗リゾートの再建に半沢が指名される。
    行内では合併後の派閥争いがうずまき、同族経営の老舗リゾート内でも何やら怪しげな動きが。
    そんな中、金融庁検査が行われる。噂の検査官黒崎と半沢の対決の結果はいかに?

    うーん、絶妙なんだな。
    仕事人みたいにトコトンまで落ちてしまうと「倍返し」しても悲痛で後味が悪いわけで。あー、これってツライ、マズイ!って焦ったところでサっと上向きに切り替わる。そのタイミングがいい。
    今回は近藤さんの脆さにドキドキしっぱなしだった。
    半沢さんはなんとかするでしょっていう安心感があるけど、近藤さんは病気のこともあるし、彼の苦悩は行内の派閥とか出世ジェットコースターとかよりずっと身近なんだもん。

    「ノーに比べたら、イエスは何倍も簡単なんだ。だけどな、オレたちサラリーマンがイエスしかいえなくなっちまったとき、仕事は無味乾燥なものになっちまうんだよ」
    池井戸氏の本は現場で踏ん張る叔父様が素敵なんだけど、今回はその影が薄い。近藤さんや半沢さんが踏ん張ってたからね。

    「人生は一度しかない。
    たとえどんな理由で組織に振り回されようと、人生は一度しかない。
    ふて腐れているだけ、時間の無駄だ。前を見よう。歩き出せ。
    どこかに解決策はあるはずだ。
    それを信じて進め。それが、人生だ。」

  •  いやー すっとした。
     メチャクチャすっとした。
     大きな組織って、どこも似たようなもんなんだねえ。みな、理不尽なものを抱えて仕事してるんだねえ。
     チキンな私は半沢のあの倍返し精神が羨ましい。私も頑張ろう。
     しかしこの本読むと、残業が苦にならなくなるから不思議だわ〜。

     勿論、バブル入行組と合せて読みました。続編期待。
     ドラマみてないけど、ちょと気になるな★

  • 第2部の方が、TVシリーズは焼き直しが多かった印象。
    エンディングの締め方も微妙に違う。
    原作の方が銀行人事の裏側を見せた感じで次回作への期待が高まったりしました。

  • すっきりー!二作目は、同期の近藤と、伊勢屋ホテルの社長がいいですねー。

    テレビドラマではまだこれからなので、原作との違いが気になります。

    そうそう、一作目から気になる違いは、半沢の奥さんが原作とドラマでイメージが違い過ぎることですw

  • ドラマ半沢直樹東京編ははじまったばかりですが、我慢できず、原作を読んでしまいました。今回も相当のピンチを背負いこまされますが、保身に走らず、企業や銀行のためを思い、奔走する半沢。倍返しはまたもや健在。スケールが大きい分、大阪編より、スカッとします。面白くて一気によんでしまいました。本気でやればなんとかなる。そんな気にさせてくれる小説です。

  • パターンが見えてきたが、どんなに蔑まれても、けなされても、正しい事をやり抜く事で最後は報われるという痛快な物語。半沢直樹も凄いが今回は同期の近藤が頑張る、思わず応援してしまう。半沢直樹が人気なのは現実のサラリーマンは同様に厳しい現実に直面して、同じような苦しみを感じているが、半沢の様に反撃もできず、流されてしまっているからだろう。夢のような物語だが、勇気をくれる。

  • 2017.9.12 読了。
    半沢直樹かっこいい!
    最後の5行。これがしっかり心にあれば怖いものなんてないと思った。
    これまでがドラマですね?次からは未知です。
    読みたいっ!てなったら読みます。
    花ちゃんドラマと少し違いました。
    上戸彩ちゃん可愛かったなぁ。

  • 一作目と同様にワクワクしながら、最後まで読めた。

  • 伊勢谷ホテルの経営を立て直す半沢直樹とたぶち電気の経営を立て直す近藤の話。一気読み必至。

  • 読みだしたら止まらず最後まで。やってしまえ半沢さん!!と思わず力が入る勧善懲悪。でも悪ってなんだろうね。結局は欲や逃げという人の弱さ。守るべきものの存在。お金の力。お金には誠実であるべき、つまり仕事にも誠実であるべき、と感じた。今後の行く末が気になる終わり方だが…誰彼かまわずまぁまぁ言葉遣いが悪いで、しかるべき展開かなと思った。★★★★☆☆

  • 半沢直樹2作目。
    前作も寝る間を惜しむくらい熱中して読みましたが
    今回も読み始めたら止まらず一気読みでした。

    前半銀行内外にむかつく人物が登場しまくり
    いずれやり込めるのだろうとは思いながらも
    内心めちゃめちゃイライラしました。
    その分カタルシスも大きいのですが。
    とにかく下らない派閥争いや出世競争ではなく
    資金を貸すことにより企業を援助する銀行本来の業務を
    真面目に遂行した上で不正を暴いていく半沢直樹の
    銀行員としての矜持が存分に描かれていて痛快でした。
    一方で家族の生活を優先させる近藤のような生き方も描かれていて
    物語として深みを増しているというか説得力があるというか
    そんな感じでした。

    最後は次回作に繋がるような終わり方になっているので
    次回作も期待してます。

  • H29.5.24 読了。

    ・作中の近藤の言葉「いい加減に流すだけの仕事ほどつまらないものはない。そのつまらない仕事に人生を費やす意味があるのか?」…言いえて妙。

    ・半沢の「基本は性善説。でもやられたら倍返し。」で進められる話は、ハマります。

  • サクサク読み応えのあるお話。自分の正義を貫き通す半沢さんの強さを見た。本作は近藤さんもいい味を出しています。

  • 半沢直樹シリーズの第2弾。今回も楽しませてもらった!
    都市銀行で働いている人には最高のエンターテイメントだろう。都銀出身の私は、「行内の足の引っ張り合い、あるある」「金融庁検査、懐かしい~」「他行との合併、大変だったなぁ」と思い出しながら読んだ。ビジネス小説はいろいろ読んできたが、娯楽性とリアリティで池井戸潤氏を超えるものは思い当たらない。
    正義感が強い半沢は、不正を見抜き、それがお偉いさんにかかわろうが、明るみに出そうとする。自分の出世など気にもせずに権力に立ち向かう姿がかっこよく、スリリングで「やれやれ!やってやれ!」と応援したくなる。こんな人が自分の上司だったら理想的だ。
    まぁ現実には常務に楯突くなんて、まず無理なのだが。だからこそこの痛快さがサラリーマンに受けるのだろう。
    このシリーズ、続いてほしいなぁ。

  • 東京中央銀行・営業第二部 次長、半沢直樹。
    老舗の伊勢島ホテルの再建計画や、金融庁の検査対策など、様々な困難が半沢を襲う。
    更に、タミヤ電機への転貸問題なども絡み、困難が高まる。
    同期の協力や裏切りもあり、半沢は、こうした困難にどう立ち向かうのか。はらはらドキドキのストーリーです。
    話の流れも、キャラクターの性格の書き分けも、良くできています。
    半沢の最後の言葉に、思わず、頷きます。
    「どこかに解決策はあるはずだ。それを信じて進め。それが、人生だ。」
    お薦めの一冊です。

  • テレビドラマ化されて一躍有名になった敏腕銀行員半沢が主人公の金融不正と闘う銀行ミステリーだ。
    巨額の赤字を隠して融資を受けた老舗ホテル。赤字の事実を他行は知っていたのに、なぜ当行は見抜けなかったのか?また、行員が出向している中小企業の粉飾、不審な金の動き・・・半沢がその闇を暴く。
    合併した銀行の軋轢という「ありそう」なネタをベースにしたエンターテイメントだ。
    確かに行員同士の対決や男の友情など華もあって映像化に向いてそうな話だなぁ、と思う。

  • 半沢は次長となりホテル再建をめぐる問題にて上司に対し、不利な中においても正々堂々と自分の信念を貫き、不正を見抜き、突如出向となった近藤も不正会計をめぐり、バンカーとしての矜持を持ち、会社の不正に至った経緯を見抜いた功績で銀行への栄転が決まる場面は清々しい。金融庁の調査で半沢と黒崎の丁々発止のやりとりは緊迫感あり、脳内でドラマを再現してしまう程。銀行合併で、旧銀行同士の派閥、銀行の組織に楯突くと出向待ちのように、組織を守るのに行員が犠牲にならざるを得ないなど、組織と秩序の問題も浮き彫りになっていると感じる。

  • 一度は職場で失敗して、精神病になり入院。
    休職という×がついたため銀行員人生の出世ルートから落ちた近藤が
    銀行員としてのプライドを取り戻す。
    半沢は前作に引き続き絶対的窮地から巧みに相手の不正を暴き、追求していく。
    徹底的な追い込み方はサディスティックで痛快。
    しかし、不正を暴いた最後は報われない、ポスト異動という終わり方も良い。

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オレたち花のバブル組 (文春文庫)の作品紹介

「バブル入社組」世代の苦悩と闘いを鮮やかに描く。巨額損失を出した一族経営の老舗ホテルの再建を押し付けられた、東京中央銀行の半沢直樹。銀行内部の見えざる敵の暗躍、金融庁の「最強のボスキャラ」との対決、出向先での執拗ないじめ。四面楚歌の状況で、絶対に負けられない男達の一発逆転はあるのか。

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