千両花嫁―とびきり屋見立て帖 (文春文庫)

  • 288人登録
  • 3.62評価
    • (21)
    • (49)
    • (55)
    • (5)
    • (2)
  • 49レビュー
著者 : 山本兼一
  • 文藝春秋 (2010年11月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (422ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167735036

千両花嫁―とびきり屋見立て帖 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 読み始め…16.6.9
    読み終わり…16.6.13

    幕末の京。茶道具の娘・ゆずと奉公人の真之介は駆け落ち同然で夫婦となり、道具屋「とびきり屋」を三条木屋町に開く――そこに訪れる客たちというのが近藤勇・土方歳三・芹沢鴨といった壬生浪士の面々ほか、坂本龍馬・高杉晋作・武市半平太等々の幕末の時代を代表する有名人たち。。「とびきり屋」に客として次々とやって来ては何やらの騒動が起こり、”見立て”と”度胸”で難題を乗り切ってゆく真之介とゆず夫婦のはんなり物語。

    幕末のオールスターともいうべき面々が脇役となって登場するというのが面白い。楽しい~♪当たらずとも遠からず、幕末の京の街の日常はこんな感じだったのかもしれないですね。。視点を裏返しにして覗けた幕末風景がとても新鮮でした。

    主役は「とびきり屋」の真之介とゆず。
    ゆずさんの方が一歩上手かなぁ。。
    そこがよいところでもあります。
    最後は気持ちよくおさまってすっきり。

  • 山本兼一さんの本は『利休にたずねよ』以来です
    すごく好きで面白く、また読みたいと思っていたのに
    なんとなく後回しにしていたら、亡くなってしまった
    とびきり屋見立て帖シリーズは4作で終わってしまったらしく
    それなら1作目から読んでみようと思いました
    幕末の時代の新撰組や土佐藩士、坂本龍馬などを
    町人夫婦の目から見、また道具屋での生活や
    あの時代の京都の町の様子が生き生きと表現されています
    これは、続きも読まなくちゃ

  • 幕末の京都で、とびきり屋という道具屋を営んでいる夫婦の話。
    駆け落ち同然で夫婦になった二人。
    初々しい二人にほっこりとします。

    とびきり屋に来るお客の侍や志士が、幕末で活躍したあの人やこの人で、そこも面白く読ませてもらいました。
    シリーズ物なのですが、次をどうするか悩む所です。

  • うっかり第3弾から読んでしまい、途中でシリーズ物だった事に気付く…。
    真さんとゆずの馴れ初めとかを知りたくて第1弾を読了。
    2人のラブラブっぷりに当てつけられながらも、ハラハラしたりグッと来たり目頭が熱くなったり。
    2人の今後が知りたいのでシリーズ全部読みますが、山本兼一さんが逝去なされてるのでとても残念です(泣)

  • 奉公先のお嬢さん ゆず と駆け落ちして道具屋「とびきり屋」を開いた真之介。ほのぼの時代小説かと思っていたら、その店にやって来るお客さんが幕末に活躍した偉人ばかりで驚いた(゜゜;) お嬢さま育ちのゆずだけど、かなりの目利きだし、ここ一番の時の気っ風いの良さが素晴らしい!商売の駆け引きでハラハラドキドキする場面も多いけれど、最後には真之介の出自が明らかになったり、ゆずの両親にやっと結納金を受け取ってもらったりと明るい気持ちになった(^^)♪

  • 全1巻。
    幕末の京都で、
    新撰組や高杉晋作、坂本龍馬ら
    有名どころを脇におき、
    「目利き」を武器に懸命に生きる
    道具屋若夫婦が主役の人情もの。

    シリーズとして続くのかな。
    設定は興味深く、
    職業小説が得意な著者にぴったり。

    これ1冊だけだと、
    有名どころや時勢との関わりが
    やや物足りない感じ。
    まだ若夫婦や店のみんなに愛着も薄いし。
    すごくアクの強いキャラもいない。

    商人の立場で有名どこと
    時に対立、時に手助け。
    続くようなら面白くなりそう。

    京都弁溢れるはんなり系物語。

  • 幕末を舞台にした時代小説ですが、幕末で活躍した志士たちを脇役にして京の都に道具屋を開いた若き夫婦を主役にとらえ、ある意味で”立場が逆転した”物語といえます。
    一般市民から見た幕末の世を楽しむ一話完結型の小説です。

    京屈指の茶道具店から駆け落ち同然で飛び出した真之介とゆずの夫婦が営む道具屋に訪れたり関わったりする客たちの中には
    坂本龍馬、武市半平太、岡田以蔵、勝海舟、高杉晋作、芹沢鴨、近藤勇、土方歳三等々…とまさに幕末オールスター。名前はあまり出ていませんが沖田総司や田中新兵衛らしき人も登場します。
    短い出番の中でそれぞれの志士たちの個性をよく捉えて動かしている印象を受けました。それはおそらく、真之介が観相学を心得ており初対面の相手の人相を「鑑定」して顔の特徴を詳しく説明をしてくれるのでイメージを膨らませやすくなっているのだと思います。
    ただ、新撰組は真之介・ゆずに対して悪役のような扱いなのでファンにはお勧め出来ないのかもしれません。でも、虎徹を巡って近藤勇が気迫だけで二階から真之介を外に押し出してしまう流れには笑ってしまいましたが。
    骨董品を扱う事もあるだけあって幕末志士に限らず、戦国時代の武将の名も突然出てきたりします。
    物語の中心となる道具の数々もどこかで聞いたような名前が幾つか出てきてそういうことが好きな人にはたまらない作品です。

    あと、真之介やゆずの方言も気持ちいいです。特にゆずの京弁は志士や読者たちをメロメロにさせている気がします。
    どんなトラブルに巻き込まれても道具屋らしさで解決し、最終的には読んで恥ずかしくなるぐらいにお互い愛しあう幸せな夫婦で締める物語です。
    しかし、大切な娘を駆け落ちで取られたゆずの両親の怒りを鎮めることは出来るか? 波乱に満ちてきた幕末の世の中を夫婦はどう生きて行くのか!?
    今後の展開が楽しみなシリーズ物です。

  • 29年2月10日読了。

  • 京で屈指の茶道具屋の娘・ゆずと奉公人の真之介は、駆け落ち同然で夫婦となり、道具屋「とびきり屋」を三条木屋町に開く。そこでは近藤や芹沢、龍馬がお客にやって来ては、騒動が起こり…。混乱する幕末の京を舞台に、“見立て”と“度胸”で難題を乗り切ってゆく夫婦を描く「はんなり」系痛快時代小説。

  • 商売の回し方、利の取り方、等の考え方が面白い。

全49件中 1 - 10件を表示

千両花嫁―とびきり屋見立て帖 (文春文庫)のその他の作品

山本兼一の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印

千両花嫁―とびきり屋見立て帖 (文春文庫)に関連する談話室の質問

千両花嫁―とびきり屋見立て帖 (文春文庫)を本棚に「読みたい」で登録しているひと

千両花嫁―とびきり屋見立て帖 (文春文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

千両花嫁―とびきり屋見立て帖 (文春文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

千両花嫁―とびきり屋見立て帖 (文春文庫)を本棚に「積読」で登録しているひと

千両花嫁―とびきり屋見立て帖 (文春文庫)の作品紹介

京で屈指の茶道具屋の娘・ゆずと奉公人の真之介は、駆け落ち同然で夫婦となり、道具屋「とびきり屋」を三条木屋町に開く。そこでは近藤や芹沢、龍馬がお客にやって来ては、騒動が起こり…。混乱する幕末の京を舞台に、"見立て"と"度胸"で難題を乗り切ってゆく夫婦を描く「はんなり」系痛快時代小説。

ツイートする