カラフル (文春文庫 も 20-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167741013

作品紹介・あらすじ

生前の罪により、輪廻のサイクルから外されたぼくの魂。だが天使業界の抽選にあたり、再挑戦のチャンスを得た。自殺を図った少年、真の体にホームステイし、自分の罪を思い出さなければならないのだ。真として過ごすうち、ぼくは人の欠点や美点が見えてくるようになるのだが…。不朽の名作ついに登場。

感想・レビュー・書評

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  • 前世で罪を犯した死した魂が、抽選に当たり人間界へホームステイをし、前世の罪を思い出せば輪廻転生の権利が貰えるという、SFヒューマンドラマ。

    有名な児童文学であり、恐らく多くの若い世代の方々は既読されているであろう本作品を、私はおじさんになり初読。

    著者の作品は2作目。
    【つきのふね】は良作だったので期待を込めて通読。

    自殺、いじめ、リストラ、悪徳商法、不倫、援助交際など、現代社会の問題が描かれていて、表題名から察するイメージよりも重いテーマが随所で投げかけられている。

    ただし、さすが著者の文体はとても読みやすく、兎角表現がみずみずしいので、冒頭からあっという間に感情を作中へと連れていってくれた。

    人生観や価値観は十人十色。

    かく言う私は何色なのか、なんとなく分かっているつもりでいる。そうだ。こんなおじさんの私でも、まだ『つもり』なのだ。

    だがしかし、わたしはまだまだ貪欲である。
    一度きりの我が人生に、もっと色々な、彩りを。

    改めて背中を押してくれた良作だった。

    主人公の友達のセリフが、私のハアトにぶら下がって離れないのでここに記しておく。

    「今日と明日はぜんぜんちがう。明日っていうのは今日の続きじゃないんだ。」

    私にとっては、とてもポジティブな名言。
    自分を見失いそうになったとき、自分を嫌いになりそうになったとき、思い起こしたいと思ふ。

  • 面白かった。20年以上前の本とは思えないほどに。生前の罪を償うため、さえない中学生の小林真(まこと)に転生したたひとつの魂の物語、というありきたりの設定となってしまわない……のが森絵都さんのすごいところ。森さんの「無限大ガール」がとてもすきなのだけれど、それに匹敵するような主人公の心の躍動に快哉を叫びたくなった。時代を越えても色褪せない名作だと思う。

    人生について、思春期の心の揺れ、子をもつ親としての思い、どれも思い当たることばかりで胸を打たずにはいられない。

    「悪いこととはいきなり襲いかかるようでいて、本当のところ、見えないところで周到に準備されている」これはよくわかる。予想したのと違う角度から大変なことはやってくる。

    「なにかに勝ちたいわけじゃない。そんな風にさ、わかったような顔でほめられたいわけじゃないんだよ。」
    誰もが自分と繋がって生きていきたいんじゃないだろうか。自分の本心に立ち返れる言葉だと思う。

    「あの一瞬のよろこびはこれまでのことを清算してあまりあるもの。」
    子どもにたいする思いってそれくらいかけがえのないものであることを思い起こした。

    「みんなそうなんだよ。いろんな絵の具を持っているんだ、きれいな色も汚い色も。」
    思春期には自分だけ違うんじゃないか、おかしいんではないかと不安になることがあった。また、一週間前の自分と今の自分が違う、そんな心の成長の激しさ不安定さを思い出した。

    「この大変な世界では、きっと誰もが同等に、傷物なんだ。」
    この言葉もすごい。多分みんなそうなんだろうなって思える。そう思えたなら自分を肯定してしまえる気がする。人生はカラフルだ。
    もし、人生をやり直せたらどうなるのだろうと考えた。結局自分はあまり代わり映えのしない人生を歩んでいるに違いない。「今まで出会った誰一人欠けても今の自分にはなっていない」のだから。

    この作品を読みながら、真の成長に応援と感動をせずにいられない。また、自分の中の人生のよい時も悪い時も、それもアリだったのかなぁと肯定できる……そんな明るい気持ちにしてくれる。
    またよい作品に出会えて嬉しい。

  • 2019年の我が国の自殺者数が、統計開始以来初めて2万人を切ったというニュースが年明け早々に伝わってきた。10年連続での減少だという。でも、それでも人口10万人当たり15.8人もの人が毎年命を絶っている現実は変わらない。それぞれに事情があったのだとは思う。遺書が残されている場合もあっただろう。でも例え遺書が残されていたとしても、そこにその人が自らこの世に別れを告げた真実が書かれているとは限らない。人は最後の優しさでそこに最後の嘘をついたかもしれないから…。一方で、それが彼が信じていた真実だったとしても、それが本当のことだったかどうかはわからない。それが彼の誤解に基づくものだった可能性は十分にある。本当のことを知っていれば、本当のことを知ってさえいれば、果たしてそれでも彼は命を絶ったと言い切れるだろうか。

    『いきなり見ず知らずの天使が行く手をさえぎって、「おめでとうございます、抽選に当たりました!」と、まさに天使の笑顔を作った』。人が死んだらどうなるのか、どこに行くのか、誰も経験したことがないがゆえに、好き勝手に色々と語られることではありますが、まさか天使にこんなこと言われたら、これはもう面食らうしかありません。天使は、『ぼく』が前世で大きなあやまちを犯したのでこのままだと二度と生まれ変わることができないが、抽選の結果、再挑戦するための修行をする権利を得たと説明します。下界にいる誰かの体を借りて修行をする、そして順調に進むと前世の記憶を取り戻し、前世でのあやまちを自覚することで昇天できると説明します。

    『「真が生き返った‼︎」小林真はこの十分前に「ご臨終です」と宣告されたばかりだった。真の魂は天にのぼり、空部屋となった体にぼくが入りこんで、ぱちりと目を開いた』、死んだ真に入れ替わった『ぼく』。まさに奇跡としか言えない状況に、『「真、よく帰ってきた、よく帰ってきた!」と、狂ったように息子の名を連呼する父親。ぼくの体にしがみついて離れない母親。ひたすら無言のきょうだい』と体の持ち主であった真の家族はそれぞれの反応を示します。

    『ま、自然体でいこうぜ、おたがいさ』という現世のガイド役を務める天使はやけにさばけています。借りものである真の体。その真の自殺の原因が、『中年男とラブホテルに入る初恋の君。不倫する母親に、自分さえよければそれでいい父親。無神経な意地悪男の兄』であることを知り、さらに今はまさに中学三年の身で、間近に受験を控えている状況であると知って『ぼく』は、自身が前世で犯したあやまちの大きさを恨みます。それでも少しづつ、真の体に慣れていく『ぼく』。鏡に写る姿の違和感や、学校での『出産間近の宇宙人でも見るような目を向けられるはめになった』という生活にも慣れ、やがて真の自殺の原因に対峙していくことになります。

    『考えてみると、真にかぎらず、この世にはもう遅すぎることや、とりかえしのつかないことばかりがあふれているのかもしれない』生きていると本当に色んなことが起こります。時間が過ぎてしまえば、もしくは他者視点で見れば、その人をその瞬間に襲った出来事は取るに足らない大したことではないことなのかもしれません。でも、その瞬間のその人にとっては真っ暗な闇に紛れ込んでしまったと感じることもあるのだと思います。時間が経ってみれば、取るに足らないこと、他人から見れば、そんなことで悩んでいたの?ということもあるのかも知れません。一方で、その真っ暗な闇と考えていたこと自体、全くの勘違いだったという場合だってあり得ます。真相を知ったら全くの勘違いで笑い話になった、そんな経験誰でも何かしらあると思います。

    『この地上ではだれもがだれかをちょっとずつ誤解したり、されたりしながら生きているのかもしれない』。そう、人は自分で勝手に思い込みをしてしまいがちです。何が本当なのか、勝手に勘違いをして、意味なく思い悩んで、最悪の自体を招いてしまう。だから、『人は自分でも気づかないところで、だれかを救ったり苦しめたりしている』というようなことがそこかしこで起こってもしまいがちです。これはもう人間社会の宿命のようなもので変えようのない現実なのかもしれません。

    でも、『人生は波乱万丈だ。いいこともあれば悪いこともあった。それでひとつだけ言えるのは、悪いことってのはいつかは終わるってことだ。いいことがいつまでも続かないように、悪いことだってそうそう続くもんじゃない』よく言われる言葉です。でも闇に入ってしまうと、この言葉を忘れがちです。視野が極端に狭くなりがちです。そして、短絡的に哀しい未来を選んでしまう。明るかった昼から夜になると暗闇の怖さに立ちすくむ時があります。でもそんな中でも落ち着きさえすれば前に進むための手がかりがぼんやりと見えてくるものです。例え、手がかりが見えなくてその場で立ち尽くしてしまうしかなくても、必ず夜は明けます。暗闇であればあったほどに、眩しいくらいの光が必ず差し込んできて夜は明けます。

    この作品を読み終えた瞬間に、自分の中に熱いものが一気に込み上げてきて、しばらく涙が止まりませんでした。悲しいんじゃない、嬉しいんじゃない、なんだか色んな気持ちがいっぱいになってどっと押し寄せてきた、そんな感情に全身が包まれた気がしました。そしてしばらくして、なんだかすっと気持ちが楽になった自分を感じました。

    この先、自身にも間違いなく辛いことが、真っ暗な闇が待っていると思います。その時には、まずは落ち着け、視野狭く焦るな、そして黄色い表紙を思い出せ、そう自分に言える自分を何処かに持っていたい、そう思い…、いや、そう決めました。

    毎日の読書の中で、今日、とても素晴らしい作品に出会えました。私にとっては、この作品は、上下左右に1cmのズレもないど真ん中の直球でした。

    どうもありがとうございました。

    • moboyokohamaさん
      今自分が見ているもの感じているものが全てとは限らない、と思えると余裕あるいは優しさが持てるのではないかと思います。
      人それぞれ、世の中の出来...
      今自分が見ているもの感じているものが全てとは限らない、と思えると余裕あるいは優しさが持てるのではないかと思います。
      人それぞれ、世の中の出来事それぞれカラフル。
      2020/05/17
    • さてさてさん
      moboyokohamaかわぞえさん、ありがとうございます。

      「カラフル」は私にとっては本当にど真ん中な作品でした。「カラフル」という書名...
      moboyokohamaかわぞえさん、ありがとうございます。

      「カラフル」は私にとっては本当にど真ん中な作品でした。「カラフル」という書名含め本当に深い作品でした。
      2020/05/18
  • 前世は誰の魂なのかという謎は早めに分かったが、たぶんそこは重要ではない。

    駄目だと自分で思ってしまった人生でも、心の持ちようで大きくかわるということ、これが実感できた。

    一度死んで生き返るような奇蹟を起こさなくてもこれさえ分かっていれば何とかなると思わせてくれる本でした。

  • この世で絶対にやってはいけないこと
    個人的に【自殺】と【戦争】だと思ってます
    理由はどうであれ

    意味がない
    何も解決しない

    どんな形でも良いし
    出来る形で出来る場所で生きてりゃいい
    でも子供の世界の場合…学校が全ての世界ではないんだけど、それが【全ての世界】に子供だから見えてしまう…

    自分は体験してるので…(詳しくは書きませんが)

    あと普通に生きてる人間は【憶測】【思い込み】とかでどうしても生きてるので
    自分から見えてる、自分の考え方を全てと考えるけど…
    全く的外れ…

    今 世界で騒いでる事も…トップのカブロン(スペイン語)が個人の欲でやってるだけで、その国民全員がそれを求めてるわけでもないし…

    人間は動物としていらない知能を持ってしまった…一番醜いのかも…

    話は戻り…世の中は
    憶測…思い込み…で回ってますよね
    身近な話だと自分は昔、ブラック企業で働いていて
    死にそうになり、元々プロレス好きなので プロレスラーの武藤敬司さんのイベントに何回も参加し筋トレを教わり肉体改造して乗り切り
    今の仕事についたんですが…家の社員も、取引先も…
    俺の話すれば、筋トレキャラ、筋肉キャラとずっと思われてて…

    実際40過ぎてから、数年筋トレやってないと言っても(しかも何人も説明してるが)→筋トレしてると言われつづけ

    現在 仕事で胸骨を亀裂骨折してるんですが、サポーターを見て質問されて答えれば→普段から鍛えてるから疲労骨折でしょと決めつけられ

    コロナが流行れば取引先に【君はジムとか行ってるけど感染対策は平気なの?】と言われるが→俺は道具持ってるので基本ホームトレーニーなのでジムには行かない…

    メチャクチャ公言してるんですが…そもそも誰も俺の事を読書家なのを知りません…嫁と子供しか読書家を理解してなく…
    取引先、勤務先、親兄弟、親戚は皆、俺が読書家なのを知りません。言ってるのに…

    そう
    この世は
    カリソメなのです(゜ロ゜;ノ)ノ


    • workmaさん
      この世はカリソメ。
      この世はカリソメ。
      2023/01/04
  • 初めて読む森絵都さんの作品。
    私はブックオフで購入したため、帯はついていなかったが、今だと「高校生が選んだ読みたい文庫No1」
    「累計100万部突破の名作」「大人も泣ける青春小説!」と銘打たれている。
    別に高校生じゃなくても選ぶだろうし、読んだって良いのに『高校生』って言葉は使い勝手良いですよねぇ〜と羨む私だが『高校生』探偵モノが大好物だったりする(笑)

    さて本作の感想ですが、一気読みしちゃったほど、没頭しやすい良作でした。本当に読みやすいし、メッセージ性も温かくて好みです。

    冒頭から異世界転生モノを匂わせるような変な天使との対面から始まり、「あなたは大きなあやまちを犯して死んだ、罪な魂です。〜中略〜、再挑戦のチャンスを与えているのです。」と一方通行な展開の末に、とある家族の次男坊の体に乗り移る。
    そこから題名『カラフル』の意味が次第に分かってくるのですが、母親の手紙、父親との釣り、長男坊との受験など、様々な場面で知るそれぞれの想いに時にはグッとくることもあり、最後の変な天使とのエンディングは涙する方もいたのでは?と思える良い読後感でした。

    解説から映画化されていることも知りましたが、ちょっと観るのは控えておこうかな(笑)

    • マメムさん
      たこちゃんさん、コメントありがとうございます。
      ちゃんと高校生の時に読まれているとは素晴らしいです。私は遊んでばかりでした。
      読書スランプに...
      たこちゃんさん、コメントありがとうございます。
      ちゃんと高校生の時に読まれているとは素晴らしいです。私は遊んでばかりでした。
      読書スランプになった時に再読するのに良い読みやすさですね。
      2023/01/10
    • ゆーき本さん
      はじめまして◡̈*.。
      『高校生』=「思春期」「青春」の代名詞ってかんじで使われてるんでしょうかね〜。
      とはいえ、わたしも「青春」「探偵モノ...
      はじめまして◡̈*.。
      『高校生』=「思春期」「青春」の代名詞ってかんじで使われてるんでしょうかね〜。
      とはいえ、わたしも「青春」「探偵モノ」大好きですし、この本も現在高校生の息子にも読ませたいなぁなんて思ってます笑
      2023/01/31
    • マメムさん
      ゆーき本さん、コメントありがとうございます。
      読みやすさと物語の展開のスピードを考えると、中学生でも読めるのに『高校生』って響きに惹かれます...
      ゆーき本さん、コメントありがとうございます。
      読みやすさと物語の展開のスピードを考えると、中学生でも読めるのに『高校生』って響きに惹かれますよね(笑)
      息子さんのお気に入りになると良いですね♪
      2023/01/31
  • オーディブルで聴きました。
    YA小説の代表格とのことですが、いい話でした。

    「ぼく」が前世でどんな罪を犯したのか、途中で分かってしまったけど、しっかり感動した。
    生きていくことはホームステイかぁ、なるほど。
    肩の力抜いて、見えてきた景色のままに歩いていけばいいんだよね、きっと。

  • すごく心が暖かくなる本でした。
    出先で読んでいて、途中途中で涙が出てきてしまって堪えるのが大変でした。

    主人公は思春期真っ只中の青年ですが、きっとみんな誰でも色々な事があって悩んで苦しい思いをしていて。それでも、ホームステイって思えばいいのかなって思えました。いい意味でね。

    なんか、これは児童文学とかにしてほしい。大人もだけど、もう少しまだ敏感な歳の頃の人にも読んでほしいなと思いました。

  • 題名の意味が分かった瞬間が気持ちよかった。。

    ちょっと長いホームステイだと思って人生を試してみる。
    自分のことじゃなく、他人のものだと思えばなんでもトライ出来るっていうことを、
    小説の中で実体験したような気分。

    いじめや自殺という重大な課題にも、ノリの軽い天使と抽選会というポップな展開で明るく紡いであるところが、著者ならではの魅力だと思う。

    自分のこととなると途端に不安になるし失敗できないような気持ちになる主人公にすごく共感。

    自分に矢印を向けるのをやめて、周りの支えてくれる人たちのことに目を向ける。

    悩んだ時、辛い時、自分を見失いそうな時に
    この本を手に取れるだけの余裕が心にあるうちに、
    何度でも読み返したい。

  • いきなり主人公が死んだところから始まるって異世界転生の定番だけど、チートスキルも異世界も無しで下界に戻されるって罰ゲームのような始まり方でした。ある魂が自殺した小林真になり替わり修行を積んで無事、輪廻サイクルに復帰を目指すとゆうもの。ガイド役の天使プラプラからホストファミリーの情報を貰う。自己中の父親に、不倫中の母親、無神経で意地悪な兄と居心地悪そうなホームステイ先。さらに初恋相手の桑原ひろかは援交中。
    プラプラの家族情報は小林真とゆうフィルターを通してみてた情報だった。
    さらに情報にない謎のクラスメイト、佐野唱子。
    無色透明な存在?

    小林真が見ていたキャンバスは下絵のままで輪郭も朧げな状態だった。
    修復に向かう家族関係の中で自分が誰の魂だったのかに気付き。他人事だと思ってやり直したら視界が広がりカラフルな世界が見えてきたようですが、なんか中途半端な終わり方で気になってしまうぞんざいな扱いのまま母親とか、女子たち。気弱な中3男子にはこれが限界なのか

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著者プロフィール

森 絵都(もり・えと):1968年生まれ。90年『リズム』で講談社児童文学新人賞を受賞し、デビュー。95年『宇宙のみなしご』で野間児童文芸新人賞及び産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、98年『つきのふね』で野間児童文芸賞、99年『カラフル』で産経児童出版文化賞、2003年『DIVE!!』で小学館児童出版文化賞、06年『風に舞いあがるビニールシート』で直木賞、17年『みかづき』で中央公論文芸賞等受賞。『この女』『クラスメイツ』『出会いなおし』『カザアナ』『あしたのことば』『生まれかわりのポオ』他著作多数。

「2023年 『できない相談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

森絵都の作品

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