- Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167745011
感想・レビュー・書評
-
ヤマなし、オチなし、意味なしの短篇連作としか受け取れなかった。
特別学ぶべきことがあるわけでなし、大した笑いもなし、魅力的な世界観というわけでもなし、文体も実に凡庸。何に重点を置いて話を描いているのか全く判然とせず、伊坂作品にしては珍しくキャラ立ちが弱いのも気になる。
人気のある最終話も、そんな思いで読んでしまえば「あざとい」「薄っぺらい」という感想になってしまう。伏線の回収と言っても大したギミックがあるわけではなく、取って付けたような印象が強い。そもそも、これは伏線を「張っていた」とは言い難い。
最終話の時代設定にも評価が高いようだが、人間の寿命を超えて生きてきたというのは最初から繰り返して明示されていることなので、そこは別に驚くような事ではないと思うのだが…。
話に深みが無いのは死神のクールさを表現するため、などと受け取れなくもないが、自分の好みとしてはこれは「ない」。死を描くのならばこのあまりにあっさりとした描き方は最もそぐわないだろうし、「人はあっさりと死ぬ」というのがテーマというわけでもなさそうだ。
いや、そもそも、死をテーマに描いているのかどうかが疑わしい。なにか根本的にそういう話ではないのでは、という気もするのだが、私にはどうしても読み取ることができなかった。
伊坂幸太郎作品でなにか1冊、と言われたらこの作品だけは絶対に勧めないだろう。
珍しく、評価の高さがどうしても理解できない一冊になってしまった。 -
今一つ、話が頭に入ってこなかった…
-
最後に少し繋がるが、何が言いたいのかわからなかった
-
かなり評判がよいので
随分前から読みたかったにゃ
読み始めると
死神のキャラ設定に必死な感じかしてきて10頁くらいで本を閉じてしまったにゃ。。。。
とにかくタイトルがいいにゃ!
ん~
キャラ設定は大事だけども。。。
なぜ、ここまで評判が良いのか?不思議にゃ -
面白かったけど白黒つかない感じが嫌だ
-
なんだか面白みを感じられなかった。
-
伏線があからさまな上、話もありきたり。
そもそも伏線と呼べるかさえ謎。
さくさく読めたけど、もう読むことはなさそう。
映画化で期待しすぎたみたいで残念。 -
つまらなかった。
-
私はやはりこの人の文章があまり好きでないみたい。
サスペンスっぽい。
でもさくさく読めて話も面白いんだけど。文が嫌い
死神についての描写がすごく少ない事も嫌だ。
きっちり設定していても変だけど何かつっかかる。
死神は仕事にあった人間の容姿に変えられるらしいけど元の姿はなんなんだとか。
うーん。好きでないんだなぁ。
☆一つとは厳しいですね(笑)
☆一つとは厳しいですね(笑)