深淵のガランス (文春文庫 き 21-6)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 38
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  • Amazon.co.jp ・本 (321ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167753573

感想・レビュー・書評

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  • 腕利きの職人である主人公の魅力と、絵画修復のディテール、あるいは夜の街の雰囲気で読ませる。主人公と仲間たちの関係性に魅せられる人は多そう。ただ、ミステリとしては出来がいいとは言いかねる。解決があいまいで、終わってもすっきりしない。そういう意味では短めの「凍月」がいちばんきれい。

  • この人の骨董や民俗系、さらには今回の絵画修復とか、文化財系の知識は歴史学科出身というのが大きいのか。。。

    それだけでここまでのものをかけるというのか。。。

  • 4

  • この人に対する期待が大きかったかな?

  • 2017.07.30読了

  • 花師と絵画修復師二つの顔を持つ佐月恭壱。
    しかも、凄腕。そして、危ない橋を渡る・・・。
    むふ♪理想の男だわ~w

  • 絵画修復師のお話し。
    凄腕の修復師なんだけど、やっぱりちょっと偏屈(笑)
    それと、話自体が若干ハードボイルドかなぁ。
    まっとうな人はあまり出てこない。

  • 再読5回目。
    この作家の書く人物は、みんな魅力的だ。登場するお酒も食べ物も。絵画や骨董の素養がなくても楽しく読めるなんて、不思議なことです。

  • 「北森鴻のヒロインたち=タカラヅカ」説以来、なーんとなく読む気になれなかったんですが、まーこれは男子モノだし、槐多好きだし、ってことで。

    こういう世界はこういう世界であり、と。

  • 再読。
    キョウイチと『ギャラリーフェイク』のフジタが重なった。

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著者プロフィール

1961年山口県生まれ。駒澤大学文学部歴史学科卒業。’95 年『狂乱廿四孝』で第6回鮎川 哲也賞を受賞しデビュー。’99 年『花の下にて春死なむ』(本書)で第 52 回日本推理作家協会賞短編および連作短編集部門を受賞した。他の著書に、本書と『花の下にて春死なむ』『桜宵』『螢坂』の〈香菜里屋〉シリーズ、骨董を舞台にした〈旗師・冬狐堂〉シリーズ 、民俗学をテーマとした〈蓮丈那智フィールドファイル〉シリーズなど多数。2010 年 1月逝去。

「2021年 『香菜里屋を知っていますか 香菜里屋シリーズ4〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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