「官能」と「耽美」と「倒錯」の愛 世界禁断愛大全 (文春文庫 き 25-4)
- 文藝春秋 (2009年7月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167753917
感想・レビュー・書評
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何をもって「禁断」と思うかで変わってくるよね。
未だ、読んでないけど………。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイトルに惹かれておっかなびっくり手に取った本
同性愛・近親相姦・ロリコンなどのエピソード満載
人間だけが本能ではなく、理性的に従ってパートナーを選ぶ生物であるが故に倒錯してしまうということなのだろうか? -
歴史上の人物の人生は、禁断の…とか、すんごくそそられて面白いです。
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実際のエピソードなので、読んでいて「ほほう」となった。世界にはいろいろな愛のかたちがあるんだなあ、なんて思ったりした。
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面白い!
著者の興味とワタシのソレが合っているように思える。
文章も気持ちがいい!
もっと読みたい -
エピソード集みたいな感じです。
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やっぱりヴィレヴァン。こんな本ばっか置いてるあの店が大好きだ。「禁断」愛だからこそ人は惹かれてしまうんだろうか。夷や私はそんな気ないですけど。でもいくつか素敵だなぁむしろこれは純愛じゃないかと思ってしまったものもあり。個人的に目次にニジンスキーの文字があった時点でびっくり。まさか
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桐生操による、歴史こぼれ話。
うーん。
表紙にだまされた感じがww
取り上げてるのは、ホモセクシャル、近親相姦、ロリーター・コンプレックス、サディズム、カリバニズム。
ホモセクシャルで、カポーティを、ロリーターで、ジョンベネ殺人事件を取り上げてるとこは、今日的であると言える、かな。
が、どれも踏み込みが甘い感じがどうしてもする。
多分、個々のテーマというか、人を掘り下げていくとこの長さでは到底無理なものを無理矢理短くした、浅くした、感じがするからなんだろう。
ゆえに、帯の「禁じられた愛はなぜこうも燃えるのか」という答えは見えてこない。
にしても、人の歴史の中で繰り返し繰り返し表出してくる禁断の愛というより、異常殺人者たち。彼らが道を踏み外していく理由は個々にあるけれど、もっと根の深い処に原因がある気がしてならない。つまり、人の遺伝子の中にそういう類のものがあるのではないかと。
人は、人であるための努力を手放してしまってはいけない存在なのかもしれない。