まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)

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著者 : 三浦しをん
  • 文藝春秋 (2009年1月9日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167761011

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まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

  • 多田の苦労が目に見えるようだった。
    ずるいなぁ行天。イライラするし邪魔だと思うこともあるのになんか放って置けない。

    ふたりの一年。
    こらから、またふたりが、ふたりで、幸福を見つけられますように。

  • 三浦しをん氏の小説です。
    第135回直木賞受賞作です。

    東京郊外のまほろ市で便利屋を営む多田啓介、そこに転がりこんだ高校の同級生だった行天春彦が様々な依頼を通して騒動に巻き込まれれるストーリーです。

    登場人物の個性の強さ、まほろ市ってモデルはあそこだ。
    などというわかりやすさもあって、楽しく読める作品でした。

    大きなテーマとしている家族の形と絆を登場人物達の職業や行動を使って様々な姿で表現しているところに面白さを感じました。
    千差万別なんですね。

  • 映画化もされ、テンポが良く楽しい。
    個人的には三浦さんは、
    現実離れした話が好き。

  • よく行く書店で『夏の青春フェア 2017』なるものがやっていて、手にした1冊。

    「青春」というには、主人公の歳が、いささかいってる気がしますが(笑)

    いや~笑いました!すごく面白かった!!

    常識人の多田と、非常識人の行天。
    猛獣の行天と、猛獣使いの多田。いいコンビです♪

  • 再読。

    やっぱり好きだなぁ。
    三浦さんは男性をすっごく魅力的に描く。

    多田と行天、それぞれが
    お互いに救われてるんだなぁ、てじんわり。
    ちょっと孤独を感じそうになった時とか
    また読む。

  • 便利屋のお話
    何気ない愛が溢れてて好きな本

  • 第135回 直木賞 受賞作品
    P345
    2016.1. @1

  • 読むのに手間取りそうだと思ったけど、思いの外するりと読めてしまった。
    人生のレールを外れた(?)中年のオッサン二人が便利屋の事務所で同居しながら、地元のヤバイ連中と交流したり警察沙汰をすれすれ回避したりしつつ、ちょっとだけ自分に向き合う話。多分。

    なかなか良かった。
    良かったけど、この本の評価とは関係ないけど、物語の主人公はヒトに言いたくない過去がないとダメなんだろうか、と考えた。
    何不自由なく育ち、幸せで平穏に生きてる人では主人公にはなれないのだろうか。
    それとも、人間誰しもある程度生きれば何かしら闇を抱えるものなんだろうか。

    物語は三人称で書かれてるけど常に多田視点で進行するので、多田の過去は独白で明かされるけど、行天のことは読者にも多田が見聞きしたことしか分からず、いろいろ匂わせながら全ては最後まで明かされない。行天の不思議ちゃん度が最後まで効いてて良い。

    多田の心が乱れた時に行天が小指の継ぎ目を触らせるシーン、唯一二人が触れ合ったところではなかったか。あの時だけ見せた必死な行天がきっと素の姿なんだろう。
    (ていうかここブロマンス感満載で、腐女子が喜びそう…)

    読む時期を選ぶ本だと思う。

  • 町田だよね?これ、どう見ても町田だよね?
    …とツッコミながら読んでいたら、解説にしっかり書いてありました。いや、土地勘があると実に面白いですよ。楽しみ方間違えている気もしますが(笑)。

    便利屋稼業から見えてくる様々な人間模様。それぞれが積み重なり、折り重なって、依頼人のみならず主人公や周りの人間の人生が徐々に明らかになり、そして変化していく。一連の流れが美しく、展開から目が離せませんでした。描写は自分の好みからすれば若干ハード寄りですが、このくらい活気があった方が面白い事は間違いないでしょうね。

    映像作品は観ていませんが、星クンがどんなビジュアルなのかなあとはちょっと気になります。

  • 作品によって様々に文章の表情を変える三浦しをんさんの、比較的堅めと言われる作品。

    それぞれに仄暗い過去を持つ男性2人が様々な事件を経て精神的成長を遂げる、女性が好みそうな展開。

    三浦しをんさん。やはり彼女の作品は映像化向きという印象。キャラが立っていたり、さくさく読み進められる点はよいことなのだろうが、小説である必要性を感じない。

    読者の思考の自由にさせてくれる「アソビ」の部分を求めるわたしにとっては良書ではない。

  • 映画にしやすそう。行天はオダギリで脳内再現。

  • これはエロい

  • やり直しじゃなくて再生のはなし。

  • 中心人物の男性2人が、とても魅力的に書き出されているな、というのが一番の感想です。

    主人公の感情の葛藤や、基本的には優しく、真面目なところ、人間らしくて好感が持てます。

    生きていれば誰しも、多かれ少なかれ後悔や心の傷や暗いものを抱えるものだと思いますが、そういったものと共存しながら暮らす日々が上手く描き出されています。

    準主役は大変にぶっ飛んだ人間性ですが、
    主人公は常識人なので、読者は安心して読むことができます。
    そのやりとりに笑える場面もあり、シリアスもあり、飽きませんでした。

    都内で便利屋を営む主人公を中心に、都会の雑踏や郊外の表現、印象的な依頼者の数々、
    でもどこか憎めなくて。
    街並みや人物の描き方が上手だなぁと思いました。

    映像化作品はまだ観ていませんが、原作を読むとお二人の印象は合っていると思います。
    実は、音楽を「くるり」が担当したことで作品を知り、ずっと気になっていたのですが、ようやく読むことができました。
    くるりファンじゃなかったら読んでいなかったかもしれませんが、読んで良かったと思える作品でした。
    音楽も楽しみつつ、観てみようかなーと思います。

  • 直木賞受賞作と強く意識して読むと肩透かしを食らう。久しぶりに作者の作品を読んたが、今回はなんだか読みにくい文体と感じた。
    ライトな読物だが、人物設定か上手く、それを活かすエピソードが用意されている。
    行天はストーリー的にはナイスキャラだが、実際に存在したなら多田のような寛大さがなければ扱えない厄介ものですね。
    続編を読むかは微妙なところ。

  • 初めて読む作家さんですが、ユーモアがあり物語もなかなかするする展開しながらいろいろな痛みとかホロ苦いものを見せているのがいいですね。

  • あれこれと面倒な言い訳をするわけでもなく、ヌルッと再会をはたした多田と行天。
    何故か同居することになり、いつの間にか便利屋も男二人の体制になっていく。
    これといって刺激的な場面もないし、二人の関係に似合いのヌルッとした事件だったり依頼だったりが続いている。
    友情と呼べばいいのかちょっと迷うところですが、微妙な関係のふたりを丁寧に描いている。
    人は言葉で誰かを理解するのではなく、言葉にのせた心で理解するのではないだろうか。
    耳触りのいい言葉なんていくらでも言える。
    でも、少ない会話でも心がそこにあればきちんと伝わるものだと思う。
    何となくすっきりとしないのはこの物語が直木賞を受賞したこと。
    三浦さんの代表作ってこの物語になってしまうのだろうか?
    もっとふさわしい物語が三浦さんにはあるような・・・。
    まぁ、受賞はタイミングとも言われているし、「まほろ駅前多田便利軒」の出版が受賞のタイミングにピッタリあったのかもしれない。
    何かを抱えながら、それでも淡々と生きていくしかない。
    そんな人たちの優しさやあたたかさがじんわりと染みてくる物語だった。

  • 2人ともそれぞれ事情を抱えている父親で、家族に対して複雑な思いを持っている。
    私はドラマの時から行天にとても惹かれました。
    掴みどころのない雲のような人だけど、この人と知り合ったらきっと憎めないしほっておけなくなる気がする。
    映画では瑛太と松田龍平が多田と行天をそれぞれ演じたんですが、とてもハマリ役で原作を読んでから見たとしてもガッカリしない配役だな、と思いました

  • ほっこりするエピソードの数々。
    多田と行天の噛み合わないんだけど、この2人しかないと思わせる掛け合い、面白かった。

  • 多田&行天コンビ、nice!
    三浦しをんは、掛け合いの会話が本当に巧い。テンポよく笑えて、実は深そうなセリフが盛りだくさん。
    多田の地の文でのぼやきやらあきらめやらも、妙にコミカルかつ説得力があって、ああ三浦しをんだなぁと堪能。
    なぜか今まで読むタイミング逃していた作品だけど、一気にはまった。ひと癖ある周りの人たちにも、愛すべきキャラが多くて、何度も読み返したい。

  • 幸福は再生する、それを求めている人のところに何度でもそっと訪れるという言葉が響いた。
    便利屋という職業柄、複雑な過去をもった人々と出会い、その出会いを通して自分の過去をみつめる。
    多田も行天も口は悪いが困ってる人を放っておけない優しい性格で、お互い隠された過去を持っているがあまり干渉せず、いいコンビなように思えた。

  • 便利屋で働く多田とひょんなことから同居することになった高校の同級生の行天の話です。便利屋として1件1件依頼を丁寧にこなしていきます!くすっと笑える話かと思いきや、最後はしんみりしてしまいました。人情味溢れる話ばかりでした。「幸福は再生する。求めている人のところへ何度も形を変えそっと訪れる。」素敵な言葉で、この言葉を忘れずにいきたいです。悪い人が出てこないこういう小説好きです。シリーズがあるようなので、続けて読んで行きたいです。映画も見たいです^^

  • 再読。直木賞受賞作。初めて読んだときどんな感想を持ったのか今となっては全く思い出せない。けど、再読してようやくこの物語の良さがわかった。便利屋さんがいろんな人と出会い、依頼を受け、お仕事して問題を解決する…なんて単純な話ではない。もちろんそこにも様々な物語が絡んでいるが、やはりキズを抱えてなお静かに生きていく主人公二人の人生の物語だ。最終章、静かに涙する。立て続けにエッセイを読んだ後、これを読むと、しをんさんの底知れなさが脅威だわ。

    所持している文庫本の表紙が、映画化主人公の俳優さん二人の写真なんだけど、これはないわー・・・。タバコの表紙のに買い替えようかなあ。

  • 多田と行天の「何でも屋」が中心の短編集
    ・犬を預かったが引っ越ししてしまった女の子
    ・チワワの飼い主を探すと、男に付きまとわれてた水商売の子が見つかる
    ・子供の送り迎え クスリの運び屋
    ・2つ目の話に登場したチワワの飼い主の友達が、悪い人に付きまとわれる
    ・身辺警護してる女子高生の友達がピンチ

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まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)の作品紹介

まほろ市は東京のはずれに位置する都南西部最大の町。駅前で便利屋を営む多田啓介のもとに高校時代の同級生・行天春彦がころがりこんだ。ペットあずかりに塾の送迎、納屋の整理etc.-ありふれた依頼のはずがこのコンビにかかると何故かきな臭い状況に。多田・行天の魅力全開の第135回直木賞受賞作。

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