まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)

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著者 : 三浦しをん
  • 文藝春秋 (2009年1月9日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167761011

まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

  • 映画にしやすそう。行天はオダギリで脳内再現。

  • これはエロい

  • やり直しじゃなくて再生のはなし。

  • 中心人物の男性2人が、とても魅力的に書き出されているな、というのが一番の感想です。

    主人公の感情の葛藤や、基本的には優しく、真面目なところ、人間らしくて好感が持てます。

    生きていれば誰しも、多かれ少なかれ後悔や心の傷や暗いものを抱えるものだと思いますが、そういったものと共存しながら暮らす日々が上手く描き出されています。

    準主役は大変にぶっ飛んだ人間性ですが、
    主人公は常識人なので、読者は安心して読むことができます。
    そのやりとりに笑える場面もあり、シリアスもあり、飽きませんでした。

    都内で便利屋を営む主人公を中心に、都会の雑踏や郊外の表現、印象的な依頼者の数々、
    でもどこか憎めなくて。
    街並みや人物の描き方が上手だなぁと思いました。

    映像化作品はまだ観ていませんが、原作を読むとお二人の印象は合っていると思います。
    実は、音楽を「くるり」が担当したことで作品を知り、ずっと気になっていたのですが、ようやく読むことができました。
    くるりファンじゃなかったら読んでいなかったかもしれませんが、読んで良かったと思える作品でした。
    音楽も楽しみつつ、観てみようかなーと思います。

  • 直木賞受賞作と強く意識して読むと肩透かしを食らう。久しぶりに作者の作品を読んたが、今回はなんだか読みにくい文体と感じた。
    ライトな読物だが、人物設定か上手く、それを活かすエピソードが用意されている。
    行天はストーリー的にはナイスキャラだが、実際に存在したなら多田のような寛大さがなければ扱えない厄介ものですね。
    続編を読むかは微妙なところ。

  • 初めて読む作家さんですが、ユーモアがあり物語もなかなかするする展開しながらいろいろな痛みとかホロ苦いものを見せているのがいいですね。

  • あれこれと面倒な言い訳をするわけでもなく、ヌルッと再会をはたした多田と行天。
    何故か同居することになり、いつの間にか便利屋も男二人の体制になっていく。
    これといって刺激的な場面もないし、二人の関係に似合いのヌルッとした事件だったり依頼だったりが続いている。
    友情と呼べばいいのかちょっと迷うところですが、微妙な関係のふたりを丁寧に描いている。
    人は言葉で誰かを理解するのではなく、言葉にのせた心で理解するのではないだろうか。
    耳触りのいい言葉なんていくらでも言える。
    でも、少ない会話でも心がそこにあればきちんと伝わるものだと思う。
    何となくすっきりとしないのはこの物語が直木賞を受賞したこと。
    三浦さんの代表作ってこの物語になってしまうのだろうか?
    もっとふさわしい物語が三浦さんにはあるような・・・。
    まぁ、受賞はタイミングとも言われているし、「まほろ駅前多田便利軒」の出版が受賞のタイミングにピッタリあったのかもしれない。
    何かを抱えながら、それでも淡々と生きていくしかない。
    そんな人たちの優しさやあたたかさがじんわりと染みてくる物語だった。

  • 2人ともそれぞれ事情を抱えている父親で、家族に対して複雑な思いを持っている。
    私はドラマの時から行天にとても惹かれました。
    掴みどころのない雲のような人だけど、この人と知り合ったらきっと憎めないしほっておけなくなる気がする。
    映画では瑛太と松田龍平が多田と行天をそれぞれ演じたんですが、とてもハマリ役で原作を読んでから見たとしてもガッカリしない配役だな、と思いました

  • ほっこりするエピソードの数々。
    多田と行天の噛み合わないんだけど、この2人しかないと思わせる掛け合い、面白かった。

  • 多田&行天コンビ、nice!
    三浦しをんは、掛け合いの会話が本当に巧い。テンポよく笑えて、実は深そうなセリフが盛りだくさん。
    多田の地の文でのぼやきやらあきらめやらも、妙にコミカルかつ説得力があって、ああ三浦しをんだなぁと堪能。
    なぜか今まで読むタイミング逃していた作品だけど、一気にはまった。ひと癖ある周りの人たちにも、愛すべきキャラが多くて、何度も読み返したい。

  • 幸福は再生する、それを求めている人のところに何度でもそっと訪れるという言葉が響いた。
    便利屋という職業柄、複雑な過去をもった人々と出会い、その出会いを通して自分の過去をみつめる。
    多田も行天も口は悪いが困ってる人を放っておけない優しい性格で、お互い隠された過去を持っているがあまり干渉せず、いいコンビなように思えた。

  • 便利屋で働く多田とひょんなことから同居することになった高校の同級生の行天の話です。便利屋として1件1件依頼を丁寧にこなしていきます!くすっと笑える話かと思いきや、最後はしんみりしてしまいました。人情味溢れる話ばかりでした。「幸福は再生する。求めている人のところへ何度も形を変えそっと訪れる。」素敵な言葉で、この言葉を忘れずにいきたいです。悪い人が出てこないこういう小説好きです。シリーズがあるようなので、続けて読んで行きたいです。映画も見たいです^^

  • 再読。直木賞受賞作。初めて読んだときどんな感想を持ったのか今となっては全く思い出せない。けど、再読してようやくこの物語の良さがわかった。便利屋さんがいろんな人と出会い、依頼を受け、お仕事して問題を解決する…なんて単純な話ではない。もちろんそこにも様々な物語が絡んでいるが、やはりキズを抱えてなお静かに生きていく主人公二人の人生の物語だ。最終章、静かに涙する。立て続けにエッセイを読んだ後、これを読むと、しをんさんの底知れなさが脅威だわ。

    所持している文庫本の表紙が、映画化主人公の俳優さん二人の写真なんだけど、これはないわー・・・。タバコの表紙のに買い替えようかなあ。

  • 多田と行天の「何でも屋」が中心の短編集
    ・犬を預かったが引っ越ししてしまった女の子
    ・チワワの飼い主を探すと、男に付きまとわれてた水商売の子が見つかる
    ・子供の送り迎え クスリの運び屋
    ・2つ目の話に登場したチワワの飼い主の友達が、悪い人に付きまとわれる
    ・身辺警護してる女子高生の友達がピンチ

  • ハードボイルド&ハートフル小説!?
    このコンビに かかれば どんな 困り事でも 即解決!! でも、自分自身の事は…

  • 便利屋多田の元に友達でもない元同級生の行天が転がり込んできて、様々な事件が発生する。共に他人に言いたくない過去を持つ二人が、友情とは言い難いが単なる仕事仲間とも言えない関係を築いていく過程がいい。他の登場人物にも癖のある人たちが多くて面白い。「自分の心を信用していない」ばあちゃんは、心が「外国ぐらいに遠くて、言葉の通じない場所だと思っている」などとハッとする表現がそこここにあって、いっぱいノートをとりたくなった。

  • 珍しく、映画から入った。

  • まほろ市を舞台にした便利屋の多田と高校時代の同級生行天のコンビ。
    みんなそれぞれいろんなものを抱えてるんだな…どの話も優しい。どの人も憎めない。
    まほろ市のモデルの東京のはずれの都南西部最大の町は、自宅からご近所なのでその場にいるように想像できて楽しかった

  • 2017年1月に読了。かみさんが持っていた本を拝借。
    既にレビューがチョモランマなのでセルフメモ代わりに...。
    ・小説は(と言うか読書全般)余り読まない方だったのだが、この著者の本は既に数冊。
    ・読み易い。難解な熟語は使わず、表現で魅せる。着実に引き込まれる!
    ・表現が視覚化し易い。
    ・だけど、薄っぺらくない。
    ・設定が個別に何かと深いなー、これで終わりなのかなー?と思ったら、案の定、続編があるそうだ。
    ・今度、読もう。
    以上。

  • 「悪意がなかったからといって、罪ではないということにはならない。」

    様々な仕事を請け負う多田と行天のコンビ。実に小気味よく、行天の行動にため息をつく多田の様子が容易に想像できる。知ろうせず、求めようとせず、誰ともまじわらぬことを安寧と見違えたまま…という文がちくりと胸に刺さった。忙しさを理由に大事なモノから目を背けていないか、無関心になっていないか自分自身に問いかけられたような気がした。

  • 後先考えない人間の何気ない行動や言葉は、時に人の価値観をぶち壊す力を持つと思う。心を閉ざして内面を見せない人間に効くのは、そういったものなのかもしれないと思った。

  • 便利屋経営をしている主人公多田と同級生の行天が依頼される案件を片付けながら、様々な人生を想い、そして二人の人生を振り返る。テンポの良い内容で先を楽しみに感じながら読み進んだ。
    登場するチワワの影響も私には大きい。先日愛犬が亡くなったため、最初の方では悲しく辛く読みたくなかった。それが、後半では心が開放し少し前向きになれた。この時期にこの本を読んだことに感謝した。

  • 有名なので面白いかなと思って借りてみましたが
    うううううううん
    結果飽きちゃって半分でやめてしまいました。

    なかなか読み進みも悪く、
    私に合わないだけなのかもしれませんが。

  • 男二人の名コンビのドタバタ劇。ストーリーに引きこまれやすく、楽しく読めます!

  • 入り込めず。リベンジしたい気持ちも少しあります。

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