- Amazon.co.jp ・本 (487ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167763039
感想・レビュー・書評
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主人公の若者とソレを支える旧世代のオジサン
取り巻く日本の組織
「毎度おなじみの」といってもいいかもしれない。
脇役たちの背負う動悸や悲しみの描き方も
物足りないかもしれない。
でも「古い言葉」「新しい言葉」という切り口には
少しだけ考えるところもあったし
あとは、映像化されたときにガッカリしないことを
祈るのみ。
それも全て個人的には留美の配役次第。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最終巻。
中巻で謎らしい謎は解明されており、あとは因縁の決着をつけるだけ、といった感じ。
一応最後にどんでん返しはあるが、こじつけみたいなもの。
相変わらず細かい情景描写が多く、読むのに苦労した。 -
映像化されないかな…。
上、中、下巻の長編とはいえ、並河と朋希、朋希の過去という三つの話が、最終章に向けてうまいこと語られていきます。下巻の最終章では、文字通り1分1秒が濃密なアクションとしてラストまで駆け抜けていく。
さすが福井氏の作品だなぁと感動する各種ウェポンが入り乱れるそれは、軍事モノに無知な自分にも、頭のなかで明確にイメージされます。なんといってもそれらを扱う各登場人物が、とても魅力的に描かれているからでしょうか。
留美なんか、最終章で一気にファンになった読者も多いはず…。(自分はまさに)
ともあれ、映像化を望んで止まない作品に出会えた。(ヘタに映像化してもガッカリですが)
新しい言葉、探してみます。 -
★2011年度30冊目読了『Op.ローズダスト(下)』福井晴敏著 評価A
いよいよ本書も最終巻。東京湾副都心に徹底的なテロを仕掛けて、平和ぼけした日本国民を目覚めさせようというテロ集団ローズダストは、計画通りに副都心を次々と破壊していく。並河警部補と丹原三曹は、当局からの追求を逃れながら、何とか”R"のテロを食い止めようとするが、、、、、
最後までスピード感が衰えず、ストーリーの進行も予想外。息をつかせない展開で最後まで突き進む。
随所に述べられる日本政府、日本国民への厳しい批判、見解は、非常に切っ先鋭く、物語のせりふというより、現実問題への考察として、参考になる部分が多く、考えさせられる。
うーん、福井晴敏は面白い。この作品の映画化の計画はないのだろうか?映画になったら、ぜひ見てみたいと思う。
さあ次は、買いおいた亡国のイージスに取り掛かろうか?! -
全部読んだけど、とても切ない。
フィクションなのはわかるが、切ない。 -
大変面白く読ませていただきました。物語の流れは丁寧過ぎる位丁寧でした。この小説を読む前も警察と自衛隊の小説をよみましたが、こちらのほうが面白かったです。ただ残念なのは下巻は映像での表現がわかりやすい。正直、文章では私の読解力では把握出来ない。
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読み終わったとき最初に浮かんだのは「長かった」の一言
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