強運の持ち主 (文春文庫)

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著者 : 瀬尾まいこ
  • 文藝春秋 (2009年5月8日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167768010

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強運の持ち主 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

  • 本当にホンワカできた。

  • 人付き合いの煩わしさからOLを辞め、占い師になった主人公。彼女がみるお客さんのエピソードごとに、4篇に章立てされた連作もの。

    「強運の持ち主」である夫や、相談役の師匠、そしてお店で出会う人々と触れ、主人公の心も成長していく。

    一冊を通して流れる優しい時間が瀬尾まいこ的柔らか食事シーンで彩られ、疲れた心身を癒してくれるような作品。

    「強運の持ち主」って、きっと、誰にでも当てはまることなんじゃないかな。心がほぐれて、薄桃色と薄黄色が混ざったような、幸せな読後感。

  • ※個人的な見解
    小川糸さん、西加奈子さんと立て続けにちょっと色恋女性作家を読んだ後だと瀬尾まいこさんは本当に本当に良くも悪くも普通でした。他の本だとまた違う印象を持つのでしょうか…?誰かの意見を聞いてみたい気もします。

  • 20170504 営業OLから占い師へ転身した女の子の話。営業トークと経験から培われた直感で「来た人の背中を押してあげる」。一人で仕事したかったが、アシスタントを雇うなど、ルイーズ自身にも変化が見られてたところがよかった。そして結局人は自分の気持ち次第なのだと。

  • 元気が出ないときの瀬尾まいこ。稀に「ほんわか和みモードだったのに、最後に切なすぎる悲しみのどん底へ突き落とされる」という結末が待っていて呆然とすることがありますが、本作は大丈夫。

    営業職のOLだった吉田幸子は、時給に釣られて占い師に。平々凡々すぎる名前は流行らないからと、師匠から貰った名前は「ルイーズ吉田」。20分で3,000円を払う客の多さに驚くが、師匠は言う、「3,000円の価値をどうつけるかはあなた次第。大事なのは正しく占うことではなく、相手の背中を押すこと」。

    彼女の前に現れるさまざまな客。ある男性を振り向かせたいという女子高生。お父さんとお母さんのどちらを選べばいいのかと聞きに来る小学生。自分は人の「おしまい」が見えるという能力を持っているから助手にしろと強引に居座る男子大学生。そして、幸子が同棲しているのはこれ以上にない強運の持ち主のはずなのにイマイチぱっとしない男性。

    占いはまったく信じないほうですが、こんな占い師が存在するのであれば、見てもらってもいいかもしれません。3,000円を高いとみるか安いとみるかは確かにその人次第。3,000円で背中を押してもらえるならば超お得。

  • 初めて読んだ作者さんの本。
    ほんわか系の小説。

    うーん、私は日向ぼっこしながら読むような、心がほっこりするような話はとても好きなのだけれど、そのあたたかみのなかにもたまにハッと思わせる暗さがないとダメなんだよな。
    ひたすら明るい、ひたすら同じリズムの本はどこかしっくりこない。

    自分がそういう人間でありたいという願望があるからかしら。

    こちらの本も、ひたすら心が温まるほんわかするお話。出てくる登場人物に濁りが見えない。
    なので、私にはしっくりこなかった。けれど、ただただ心を温めたいという場面や、自分の置かれた現実と結びつけず、ハッとさせられる瞬間はいらない、純粋なノンフィクションを楽しみたい時には良いのかも。
    心は落ち着くかもしれない。

    私にはしっくりこなかったけれど、嫌いだとか否定も全くしたくないお話でした。

  • さらりと読めました。同じ意味の言葉でも、ものは言い様ですね。何かに迷ったりつまづいたときは誰かにほんのちょっと背中を押してもらいものですよね。

  • どの話も心がほっこりと温かくなり、
    占い師という職業柄もあるのかもしれないですが
    どの会話も温かみやユーモラスを感じられていて
    読んでいて楽しい気分になりました。

    特に仕事以外での彼氏との会話にはほのぼののさせられて、
    彼女がいかに彼氏のことを想っているという気持ちが表れていて
    とても可愛らしい女性だと思えました。
    そんな彼女が困った時に温かく見守っている彼氏も素敵だと思えて
    この二人の光景が目の前に見えるかのようでした。

    四編の中でとても印象的だったのが
    『ニベア』でした。
    小学生の男の子が初めの頃の占いでは子供らしいものでしたが、
    それが最終的には父と母のどちらを選んだ方が良いという難題に。
    それにはまた深い訳があったりして、
    その経緯もまた心が切なくなります。
    確かにこの男の子のようにニベアの香りは
    懐かしい匂いがするなとは思っていましたが、
    それがこの男の子と同じような事を連想させるとは
    思いもしませんでしたが、
    言われてみればすかさず納得できることなのでしてしまいます。
    ニベアの香りが好きだと言う方はみんな同じなの思いを
    重ねているのかなと思ったりもしました。

    初めは占い師という仕事に特に力を入れているわけでもなく
    直感でお客さん相手をしていましたが、
    様々なタイプのお客さんと接することにより
    占い師としても自覚や役割というのがはっきりとしてきて
    人間的に成長されている姿も心地良かったです。

    いくら正しいことでも、
    先のことを教えられるのは幸せじゃない。
    占いにしたって、事実を使えるのが全てじゃない。
    その人がよりよくなれるように、
    踏みとどまいる足を進められるように、
    ちょっと背中を押すだけ。

    こんな風に思ってくれる占い師だったらば
    私も占って欲しいなと思ってしまいました。
    占い師に限らずこんな風に考えてくれるだけで嬉しいかと思いました。

    久しぶりに瀬尾さんの作品を読みましたが、
    また心がほっこりと温まったので、
    これからも読み続けたいと思います。
    出来ればまたこの占い師シリーズで同じように短編集が出たら
    面白いと思うので期待と願望を込めたいと思います。

  • ほっこりできる本だった。
    占いとは、相談者の背中をそっと後押しするものらしい。その考え方は好きだなぁ。

  • 稀にみる強運の持ち主の彼氏の通彦が強運ぽくなくて笑えた。物語中でも強運を発揮することはなかったんだけど、そののほほんとした存在感が、お守りといえなくもない? 2人の関係が好きでした。

  • ・ニベア
    ・ファミリーセンター
    ・おしまい予言
    ・強運の持ち主

    だいたいを直感で占う主人公。
    4つのお話。

    瀬尾さんの小説はあたたかくなる。

  • わいそっくさんおすすめ

  • ほっこりする連作短編集。
    占い師というと非現実的な感じだけど、
    ひとつの職業であって、日常の延長線上にあるんだなぁと。

  • 2016/11/2
    助手志望のおしまいが見える武田君がよかった。
    なんかこう、全体的にかゆいところに手が届かないようなもう1歩踏み込みたいような物足りない気持ちになった。
    それがいい場合もあるんだろうけどなんかこう、なんかこう…って思ってた。
    なんかこう…

  • とある占い師ルイーズの日常に起きるちょっと不思議な出来事。

  • OLから占い師に転職したルイーズ吉田
    通ってくるちょっと変わったお客さんたちの
    本当の悩みとは・・・

    ほんわかゆるーい感じで
    人っていいなぁと思わせてくれる、そんな作品
    温かいです

  • 占い師の主人公が、少し変わった悩みをもつお客さんや師匠、「終わり」がみえる大学生、弟子のシングルマザー、そして彼氏との交流を通して自分自身の暮らし方を見つめ返していく物語。

    結局は、どれだけ正論をならべても、実際に目でみて肌で感じていることには敵わない。
    そして、困ったときは実際に自分をみてくれている周囲の支えが一番の頼りになるんだ。
    だから占い本ではなく、人としての占い師のもとに人は行列をつくるのだろう。

  • インチキ占い師かと思いきや結構真剣にお悩み相談に乗ってくれそうなルイーズ吉田。占い師っていうよりカウンセラーじゃ?
    短編で読みやすい。お父さんとお母さんどっちがいい?の話がお気に入り。
    大事件とかは起きないのでほっこりしたいときに良い本でした。

  • 癒し系。もう少し若い頃に読みたかった。

  • 瀬尾さんの穏やかなテンポが全面に出つつ、人生も混ざっていく素敵な作品だなぁと思いました。ただこれを読んで、今週行く予定だった手相占いをキャンセルしようかと思い始めています。

  • 占い師のお話で、くすっと笑えたりホロリとなったり、主人公と同じ目線で読みやすい

  • <今日のあなたの運勢は…晴れ!スカート!さくらもち!!>

    瀬尾さんの本は,いつもいつも優しく受け止めてくれて,「さぁほら行きなさい」と背中をおしてくれる.
    ジュリエ青柳のアドバイスが,まるで名探偵,いやいや魔女や千里眼のようでいて,ちょっぴりサスペンスチックなのもいい.

  • ルイーズ吉田と占われに来る人々との駆け引きが面白いと感じていました。
    特に「お父さんとお母さんのどちらを選べばいいですか?」と言っていた少年がいた場面が大好きです。ルイーズ吉田の「占いは背中を押せばいい」という考え方が素敵な人だと思います。適当な占いだからこその暖かさが感じられました

  • 久々の瀬尾さん。OLから転身した占い師が主人公。主人公・ルイーズの占いは、どちらかと言えば人生相談のような感じ。
    占い師の師匠がそれっぽいこと言ってたけど、たぶんルイーズは客観的に人を見る目があるんだと思う。
    占いに来るときって迷ってるので「貴方はこうなんだよ」とズバッと言ってもらえると心強い。
    私の場合だけど、占い師然としてるより、ルイーズくらいユルい方がなんか説得力あるんですよね。
    ただ、そういう人って、人の嫌なところまで丸わかりだから、あまり人に心を許せなくて一人を好む。
    そういうある種殻のようなものを、ルイーズは武田くんの「おしまい予言」がきっかけで破り、他者とのかかわりによって新たな気づきも得ることになる。

    4つの短編からなっていますが、話が進むにつれ、ルイーズが通彦と別れるんじゃないかとハラハラ。
    終盤まで(というか最後まで読み終わっても)、通彦とルイーズがお似合いだと思えなかった。
    でもそれは恋人としてお似合いではないということで、夫婦になるんだったらこれがベストな関係なのかもしれない。
    話中にあったように、スーパーに行くのが楽しいと思える関係が。

    終盤「おしまい予言」に出てきた関西弁男子・武田くんがいいキャラでした。ルイーズとくっつくと思ったくらい。
    武田くん周りの話もちょっと読んでみたいですね。

  • 初めて買った。日常のほのぼのした話。

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