オカマだけどOLやってます。完全版 (文春文庫)

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著者 : 能町みね子
  • 文藝春秋 (2009年8月4日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167773038

オカマだけどOLやってます。完全版 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 能町さんの存在を初めて知ったのはこの本だった。(正確には、親本の竹書房版)書店員時代、ちょこちょこと地味に売れているこの本が気になりチラ見しては、独特の脱力感が面白そうだとは思っていたが、じっくり読もうとまでは思わなかった。その後、能町さんの著作にハマり出してからも、性を変えるか変えないかのことを綴った初期作品は、まぁいいかな…今の能町さんが好きなのだし…と思っていたが。
    「お家賃ですけど」を読んだら、やっぱりOL時代の能町さんのことをもっと知りたくなった。オカマでOLをしていた若かりし能町さんの日々をユルく綴った日々は、ジェンダーをトランス、なエピソードがユーモラスに語られていて、色々赤裸々ながらもライトに楽しめた。文章の面白さもさることながら、味のあるイラストもまた好きなんです。体を「リフォーム」する前だからこそ直面するドキドキ、例えば着付け、例えば恋愛…。その出来事のひとつひとつがなかなかに興味深くて、まったりと読みたかったのに一気読みしてしまいました。ちょっとトホホっぽかったおかまバーのバイトの話は、若気の至りな感じで印象に残りましたわ。
    今更だけど、もっと早く読んでおけばよかったなぁ。仕事の合間に本書をチラ見していた書店員時代、まさか能町さんがこんなにテレビやラジオまで活躍の場を広げることになるとは思わなかったよ。最近能町さんを知ったという人にも是非読んでほしい。

  • タイトル通りのノンフィクション。
    「性同一性障害って診断されたけど、なんか暗くてイヤだから【オカマ】を名乗るよ!」っていう素敵な考えの能町みね子さんの体験記。

    男から女になる道は波乱万丈ですね。私、「女性ホルモン」ってもっと万能で、打てばヒゲ薄くなるんだと思ってた。
    ヒゲもなくならず、子供が作れなくなって、身体の丸みは女性らしく・・・う~ん、もっと効率的な薬が出れば良いのに;

    あと名前変えるには裁判所に提出すればいいけど、「新しい名前で数年過ごした経歴が必要」って??よく分からない。調べてみるか。私は自分の名前が気に入ってるから変えないけど、雑学はいくらでも欲しい。

    『四巨頭会談―男好きの男と女好きの女と女だった男と男だった女』も興味深いですね。ゲイ・ビアン・FTM・MTFによる対談らしくて。自分の周囲にいないタイプが多い。そういう人の話こそ聞きたい。
    ああ、読書って最高だなあ。

  • もう今では〜オカマじゃなくてOLやってません〜の能町さんに、まだチン子が付いていて、もうちょっとでやっと女として普通に生活していられる!というテンションで書いていたブログが元になった本です。
    最後のほう、男と女の境界なんてそんなもん的な記述が数ヶ所でてくるのですが、本当それですよね。
    他人のことなんだから尊重しつつ放っておく。
    男でも女でもあるいはその両方の性をもっている人でも、面倒なく気楽に生きられる世の中なら、能町さんもあんなに苦労しなかったのになぁと思ってしまいます。

  • スラスラ読めました。
    初能町さんでした。

    期待してた分だけちょっと物足りなさを感じましたね。テレビなどを見て面白そうだなと
    思って読んだけど、そんなに展開などもないので、あっさりしてました。

  • この本は、もともとはブログでつづられていたとのこと。元男性、今、女性である筆者の短いOL時代を書いている。

    たまたま女の子を好きにならない男性だったということ、それに気付くのも大学生くらいになってから。という、生まれてからずっと生きづらさを抱えていたという性同一障害の重苦しい雰囲気とは違う軽やかさがある。

    ただ、それだけに、本人にとっては「普通」であることが、社会一般、世間からは「特殊」であると、時に好奇の眼で見られることに対する違和感を強く感じた。
    自分も最初この本を手に取った時にやはり同じような好奇心をもっていたと思う。本人に対して失礼な好奇心だなと。

    性同一障害という病名にもしっくりこず、オカマが消去法的にしっくりくると筆者はいうが、そんなラべリングする必要があるのか?結局人としては、何も特殊ではない。というのがこの本を読んで感じた。

    岡崎京子の漫画(確か、リバーズエッジ)で男が好きな男の子に、主人公の女の子が興味本位で色々性的な質問をして、男の子から、男が好きで特殊だからってプライバシーにかかわるような話も、なんでも聞いていいのか?そういう質問は失礼だと言われるシーンを思い出した。

  • 能町みね子「オカマだけどOLやってます。完全版」 http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167773038 … 読んだ。この人の文章はおもしろいなあ。グラデーション時代のブログを読んで大笑いしていた頃からのファン(そして手術とブログが終わり、かなり年月が経ってから突然TVで見て驚いた)(つづく

    絵の情けなさも面白さを増強しているし。実は手術パートも含まれていると思ったら別売りでがっかりしたのだ、うう。あとブログより若干マイルドになっている印象だけど、今では確かめようがないな。。。レイアウトの縦横の違いや読む動作(スクロールかページをめくるか)が影響するのかな(おわり

  • 苦労してたんだ。

  • 能町さんのTwitterやブログの文章がすきで、ずっと読みたかった本をついに。
    おもしろくて、やっぱりイッキ読み。笑 性同一性障害を名前からして障害って捉えたり、苦しいけど頑張ってる人ってカテゴリーに持っていく風潮が強かったから
    その偏見を初めて破った本だったかも。とりあえずちょいちょい笑えるし、能町さんは結構モテる。笑 お友達も多そうだし魅力のある人なんだろうなぁと思った。

  •  能町さんて、NHKでよく相撲のコメンテーターをなさっている。痛快な指摘に、本当にわかっている女性だなと思っていました。この本を読んで初めて、「チン子」を持っていた人なのだと知りました。人それぞれ、自分の持ちたい外形を得るまでには、苦労があるのです。最後まで、楽しく飽きさせずに読ませる文章力はすばらしい。OLまでなさっていたとは、社会の中で性差なんて、意味を持たせなくてもよいのでは、と納得。

  • ゆる~くサラッと読んでしまったけれど、いろいろな問題に直面している本人のドキドキ感は半端ないんだろうな(^^;)そんなドキドキ感も楽しく読ませてくれた(^o^)能町さん2冊目だけど、他の本も面白そう!

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オカマだけどOLやってます。完全版 (文春文庫)の作品紹介

能町みね子、2×歳。都内の某会社でOLとして働き始めて3年、実はまだ「チン子」がついています。会社の人は誰もそのことを知りません…。オトコ時代について、恋愛のお話、ドキドキOL生活など、大人気脱力系イラストエッセイ本『オカマだけどOLやってます。』シリーズを再構成し、一冊にまとめた完全版。

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