- Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167773236
感想・レビュー・書評
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「そこまで変わんないだろ〜」
と突っ込みながら楽しく読めました。
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理容室にいって髪を切ったり顔そりしてもらうと最高のストレス解消になる。これはとても良くわかる。
それをさらに性格まで変わってしまうとしたら、という話。いや性格を変えるんじゃないな、その人がもともと持ってたものが髪型を変えるという行動によって吹き出てくるんだろうな。
つまり「わらの人」って「わらの犬」から採ってるのだと思う。「天はあらゆる命も人間も、公平に“わら犬”のように扱っているだけ」という。そして映画の「わらの犬」のように一旦切れると、、、。
パターン化した話が続き途中で断念。すみません。面白くなくはないんだけど(^^ゞ -
髪形でそんなに変わるのかな。
自分も髪形を変えてみようかな。
いい方に変われたらいいけど。
小説みたいには無理だよね。 -
普段パッとしない、むしろ後ろ向きの人生を送っていた人が、謎の理容室で髪を切られ、髪型が変わることによって、人生がガラリと変わる短編6編。
製薬会社所有の美術館で働くOL。ある日、家に帰ると鍵が開いており、家の中で刃物を持った空き巣に遭遇する。幸い怪我はなかったが気が滅入ったため、髪を切りに行った所、知らぬ間にショートカットにされてしまう。そこから心機一転、空き巣に反撃を決心する。
昔「バカヤロー」や「フォーリング・ダウン」という映画が流行ったが、ああいう感じか。全ての作品は、取り立ててすごい話でもないが、スカッとする。それぞれがコメディーとも言えよう。
この作家は初読だった。最近の人なのだろうか?取り立ててすごいわけではないものの、安定した筆致だし、かと言って軽薄や時代におもねるというところもない。
また、6編ともに明るく展開するため、気分転換には最適であろう。
また別の作品を読んでみたいところである。一方で、本作で描かれなかった暗い方向はどうなんだろう?本作は紙の書籍もいいけど、電子書籍で読書初心者に向いている作品である。書籍で読んだけど。 -
散髪屋のお姉さんが隠れた自分を導き出してくれる。髪型は新しい自分を発見させてくれる。
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理髪店でいつの間にか眠ってしまい目覚めたら、えーっという髪型になっていた…
そこから人生がちょっと変わっていく…
この理髪店に行ってみたい -
とある女店主の散髪屋に行くと、皆生まれ変わったようにパワーをもらえる。
人生、捉え方次第、気の持ちようなんだなと思える。前向きになるきっかけはこんなことから。
決して空想ではなく身近に感じる。 -
劇的理容院、Before Afterです。
タイトル変えたらもっと売れそう。もったいない。
「わらの人」溺れる人がつかんだんでしょうね。 -
ぱっとしない主人公が、理髪店で思いもよらない髪型にしてもらった(なっちゃった?)ことから、意識も変わり前より少し素敵な人生を歩み始めると言う短編6編。
今自分が嫌な状況に置かれていても、自分次第でよくも悪くも出きるよなと思える。
辛い仕事をしている人が多く登場するせいか、サラリーマンという仕事がネガティブに語られ過ぎている感が、「そんなにサラリーマン大変かな」と同じサラリーマンとしては苦笑い。
髪型を変えてから、気分が変わったり、何かが吹っ切れたり、雰囲気が自覚するくらい変わったり。そこから内面も変化し、回りの人たちも変えたり、影響与えたりのギャップ、変化が面白い。 -
理容店の女主人がもっと主人公(客)と会話をするシーンがあると思っていたが、会話どころか、理容店自体が出てくるのもごくわずか。
しかし、女主人のかわいらしい、明るい雰囲気が、この本の中でキラリと光る。
ある1つの話では、髪型に加えて、孫がプレゼントしてくれた作務衣を着たことによる外見の変化が、祖父の内面の変化までをもたらし、奇跡を起こす素敵な物語となっている。
出来過ぎた話に感じるが、案外そんなことはないと私は思う。
お化粧のノリがよく、新しい洋服を着て、天気のいい日に出かけると、ウキウキして1つ手前の駅で下りて歩いたり、友達とご飯に行きたくなる。家に帰ったら、いつものご飯じゃなくて、ちょっと工夫したものを作りたくなる。
イメチェンをしてクールな髪型にしたら、着る洋服もシンプルでクールになり、仕事中も気が引き締まって捗る。マナーの悪い人がいたら、睨んでやったり注意したくなる。
外見というものは内面や行動、振る舞いにも大きく影響するのだ。
これを読んだ後、私は早速美容院に行って、初めて細いロッドを使ったクリクリパーマをかけてみた。
夏に向けて元気で楽しい雰囲気になるように♪