ソロモンの犬 (文春文庫 み 38-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (388ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167773502

感想・レビュー・書評

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  • さっきまで元気だった陽介が目の前で死んだ。愛犬はなぜ暴走したのか? 飄然たるユーモアと痛切なアイロニー。青春ミステリー傑作 (Amazon 内容紹介より)

    おもしろかった!終盤のオチというか解決編がのめりこめたまま読めたらよりおもしろかっただろうなあ・・・できれば1日で集中して読み切りたかった

  • 何度もひっくし返されて楽しめました!!!
    動物生態学の間宮先生のセリフでへぇーって思ったものや、ジーンときたものがありました。
    忘れたころに読み直したい。

    特に印象に残っているのは、「自殺するのは人間だけ」というもの。

    また少年を殺した犯人がこの中にいると思って、4人を怪しみながら読み進めたけれど、予想もつかないところに落ち着いた感じです。

  • 終章あたりで、お風呂にはいらなきゃいけなくなり、
    読むのをストップ

    犯人は誰なんだ・・・
    とモンモンと考えていたら、
    私の予想と違った。

    ちと考えすぎた。。

    間宮先生の授業を是非受けてみたい!と思った。

    今回の作品は、前回読んだシャドウより
    謎を解くのが自然で、読みやすかった

  • 秋内は大学生。京也、ひろ子、智佳の4人の夏。
    幼い陽介は、飼い犬に引きずられ、トラックの下敷きになる。

    従順なオービーはなぜ飼い主を死に追いやったのか?
    4人がそれぞれに抱える秘密。

    ミステリーというより、青春ストーリーといっていいかもしれない。

    道尾秀介独特の、最後の大転換。
    著作の中では、あくが少なく、比較的誰にでも薦められるものかもしれない。

  • あらすじから暗そうな作品だなーと思ってたけど秋内の性格が面白くて明るく読めた
    最後はしっかり騙されて、涙を浮かべたあの時間を返してほしい
    お祖父さん最高だった

  • 読み進めていくうちに少しずつ分かってきた…と思いきや!
    一筋縄ではいかない登場人物達に翻弄されました。
    思い込みや希望を入れず、考えるということは難しい。

  • 爽やかな書きぶりで読みやすかった。

  • 犬が飼い主の少年を引きずった結果起きてしまった一件を巡り、大学生の主人公が解決に翻弄する青春ミステリー。
    伏線の張り方と回収が見事なのは、さすが道尾作品。特に後半は小さなどんでん返しを挟みながら、すべての伏線が綺麗に回収されていく。
    犬が謎を解決する上でポイントにはなるが、単なる動物のお話というわけではなく、人間同士の関係性や心情を繊細に描いている。

    動物×ミステリーということで、個人的に好きな要素が詰まっていたので楽しく読み進められた。

  • 絶対表紙で損していると思う!もったいない。

  • 飼い犬に引き摺られての少年事故死、という実際にありそうな設定が、物語の緊張感を維持していたように感じました。
    章ごとに同一の構成で話が進む中、最後にはきちんと構成の種明かしまであり、面白かったです。

    ミステリーは常にトリックや犯人を推理しながら読み進めますが、ラストのオチには騙されてしまい嬉しかったです。

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著者プロフィール

1975年生まれ。2004年『背の眼』で「ホラーサスペンス大賞特別賞」を受賞し、作家デビュー。同年刊行の『向日葵の咲かない夏』が100万部超えのベストセラーとなる。07年『シャドウ』で「本格ミステリー大賞」、09年『カラスの親指』で「日本推理作家協会賞」、10年『龍神の雨』で「大藪春彦賞」、同年『光媒の花』で「山本周五郎賞」を受賞する。11年『月と蟹』が、史上初の5連続候補を経ての「直木賞」を受賞した。その他著書に、『鬼の跫音』『球体の蛇』『スタフ』『サーモン・キャッチャー the Novel』『満月の泥枕』『風神の手』『N』『カエルの小指』『いけない』『きこえる』等がある。

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