街場のアメリカ論 (文春文庫)

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著者 : 内田樹
  • 文藝春秋 (2010年5月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167773687

街場のアメリカ論 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

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  • アメリカという国は独特だなあ。どう考えても礼讃できるような国ではないよなあ…と疑問を抱いて久しい。でもそういうことあんまり言えない。
    その上、わたしは日本でその国の言語を教える人になろうとしている不思議。英語=アメリカでは決してないのだけれど。

    もっと事実を反映した、クールなアメリカ観を持たなくてはいけないなと思う。

    「第6章 子供嫌いの文化―児童虐待の話」は最近読んだ中で1番怖いと思う文章だった。「子どもはかわいい」と思えない文化ってどうなっているの。ぞっとする。弱者にやさしくなれない社会は破綻するのが目に見えている。
    「第4章 上が変でも大丈夫―アメリカの統治システム」はすごく腑に落ちて、納得できること自体危ういのかもしれないけど、人間は間違うということを、勘定に入れた方がいいのかどうか、わたしはまだ判断しかねる。

    勉強になりました。これからもっと考えよ。

  • 相変わらず論理的で、具体的でわかりやすい。
    でも、個人的にアメリカ論に興味がないとわかった。

  • 2017/08/26

  • 新書文庫

  • 最近多作すぎて、読むのが追いつかないが、信頼してる書き手だ。

    トクヴィルも読んでみよう。

  • 日本のナショナル・アイデンティティは、「アメリカにとって自分は何者であるのか」という問いをめぐって構築されてきたという観点から、日米関係について考察をおこなっています。さらに、ファスト・フードや戦争、児童虐待、訴訟社会、キリスト教といったテーマを取り上げ、アメリカという国家のあり方を解き明かそうとしています。

    いつから内田樹は岸田秀になってしまったのか、と言いたくなるような、精神分析的な観点からのアメリカ社会の考察が展開されています。個々の議論ではおもしろいところも多々あったのですが、全体の枠組みについていけないところもあります。これまで著者に対して共感するところも多かっただけに、ちょっと残念です。

  • 楽しかったではあるけど、推論推論の組み合わせで話が構成されているから、たまに読んでいて大丈夫かなと不安になる。 でもアメリカでは、何故あんなにも太っている人が多いのか。何故ハリウッド映画は、子供嫌いを演出をしているのか、面白い答えを示していると思う。 しかし、アメリカは独特な国だな。てか、変な訴訟が多すぎる。。

  • 単にアメリカの文化、習俗を解説する本ではなかった。現代日本を知るための他者としてのアメリカ。アメリカなくして現代の日本はない。アメリカという国を具に観ていくことでこの日本をより深く知る。そのためのアメリカ論。
    そういう理路に根差した本だった。
    内田先生の炯眼が光る。
    合点のいくアメリカの捉え方。そしてそれはそのまま日本という国のあり方の理解、再認識に繋がっていく。

  • ファストフードやアメコミ、統治システム、サイコ(シリアルキラー)などなど、いつものレヴィナスではなく、トクヴィルというフランス貴族の「アメリカにおけるデモクラシーについて」という著作をもとに書いたアメリカ論。トクヴィルの著作は19世紀のものにもかかわらず、底から読み取れるアメリカという国の本質がほとんど建国当初から変わっていない事に驚き。

  • 内田先生の本は定期的に読むんですが、何を期待してるかと言うと、
    コンテンツではなくマナーなんですよね。
    話の内容もさることながら、ものの考え方を学ぼうということです。
    ものの書き方や、悪口の言い方なんかもけっこう学べます。

    で、今回のアメリカ論なんですが、元ネタは2003年の授業だとか。
    10年経った今でも十分にリーダブルでした。
    つまり、本質にかかわる記述が、分かりやすく書かれているということです。

    と言う訳で、今回はコンテンツ的にも収穫大ということで、星4つでございます。

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街場のアメリカ論 (文春文庫)の作品紹介

私たちが「アメリカの圧倒的な力」と思いなしているものの一部は明らかに私たちが作り出した仮象である-誰ひとりアメリカ問題の専門家がいない大学院の演習での内田氏の講義と聴講生たちとの対話をベースに、日米関係、ファースト・フード、戦争経験、児童虐待、キリスト教などからアメリカを読み解く画期的な論考。

街場のアメリカ論 (文春文庫)のKindle版

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