もう誘拐なんてしない (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167773847

感想・レビュー・書評

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  • さすが氏だなと思うところ。いつものウィットさは抑えめでそこは少し残念だったけども、トリックはさすが。

    山口とか北九州とかに地縁はないけど、なんとなくの思い入れがあるせいか、妙にリアリティのある風景描写にように感じられ、リアルなのにどこかバラエティのようなアンバランスさが作品の面白さになっている(これはまぁ氏の作品すべてに共通することではある)。

    装丁とは全く違った雰囲気の内容もねらいなんだろうかね。

  • 東川篤哉先生の作品が元々好きだったので、読んだことのない作品を読んでみたくて購入しました。

    テンポが良くて読みやすく、思わず声を出して笑ってしまうような場面が多いです。
    登場人物の個性も強く、ありそうでない設定が逆に楽しいと感じました。
    ドラマも見てみたいです。

  • トリックが巧妙。

  • 相変わらずの東川さんのユーモアが良かった。翔太郎が船に飛び乗る所は爆笑しました…。ちょっとホロリとする所もあり、色々詰まっていて面白かった。

  • めっちゃ面白い話!!

  • 2013年9月16日読了。たまたま出合ったヤクザの組長の娘・絵里香と「狂言誘拐」を実行することになった翔太郎。先輩の協力を得て動き出した計画は思わぬ方向へ・・・。「謎解きはディナーの後で」などが人気を博している東川篤哉作のユウモアミステリ、私は初めて読んだがこの人は全部こういう芸風なのか?「ヤクザを騙して大金を奪い取る」というシチュエーションにもかかわらず登場人物には緊張感はなく(あるにはあるが学園の体育祭に出場する生徒程度)、ゆるーいお約束ギャグが連発され、何気に作中の時間で人が二人死んでいることに非常に違和感がある。ライトノベルのような体裁だが、中盤からの本格ミステリ的展開、実行されるトリックと門司・下関あたりの雄大かつせせこましい風景の描写はなかなか読み応えがあり、トータルでは非常に満足感を得られた。確かにこの作者の作品は、クセになるかもしれない。

  • 偶然にもヤクザから助けた女子高生は組長の娘だった。
    彼女と一緒に狂言誘拐を試みるが、やがて殺人事件に巻き込まれていく。

    コメディー要素が多々あり、ミステリーの謎解きにおける伏線もあり、楽しめる内容となってます。

  • 文句なし。これ最高だと思うなぁ。もう誰も誘拐なんてしない。T村R平君はしそうだけどね。

  • 謎解き要素、笑いがふんだんに盛り込まれてて面白かった!

  • 20111231読了

著者プロフィール

1968年広島県生まれ。岡山大学法学部卒業後、2002年、光文社カッパノベルスの新人発掘プロジェクト「KAPPA‐ONE」にて『密室の鍵貸します』が有栖川有栖氏に推薦されデビュー。11年『謎解きはディナーのあとで』が第8回本屋大賞第1位に輝き、大ヒットシリーズとなる。「烏賊川市」シリーズ、『館島』、『もう誘拐なんてしない』、「探偵少女アリサの事件簿」シリーズなど著書多数。

「2023年 『谷根千ミステリ散歩 中途半端な逆さま問題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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