天才までの距離―美術探偵・神永美有 (文春文庫)

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著者 : 門井慶喜
  • 文藝春秋 (2012年8月3日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167782023

天才までの距離―美術探偵・神永美有 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 作品のテーマと世界の構築は最近の作品と変わらないが,文章が読みにくい.キャラクタも没個性で,世界の奥行きを感じない.

  • 美術品の真贋を舌で見分ける天才美術探偵・神永美有シリーズ第二弾。
    「筆を持たない芸術家」と呼ばれた岡倉天心の直筆画ははたして本物かどうかを推理する表題作『天才までの距離』。
    佐々木の幼馴染の家で見つかった日本画家・平福百穂の切り絵についての話『文庫本今昔』。
    結婚を決意した相手の男性から贈られた古時計の謎を解く『マリーさんの時計』。
    ある文化人の「日本は中国の属国」という発言にイヴォンヌが激昂し、牧谿の水墨画を巡る真贋対決に佐々木が巻き込まれる『どちらが属国』。
    神永美有の父親や佐々木と因縁のある人物からの依頼により再び岡倉天心の真筆かを推理する『レンブラント光線』の五作品。

    前作のラストで、いつまでも神永に依存してはいけないと、神永と決別をした主人公の佐々木先生がどのような経緯でまた神永と関わるようになるのか読む前から気になっていたのですが、結構なし崩し的に復縁したので佐々木先生の決意はなんだったのか・・・とちょっと思いました。
    また二人の推理合戦が読めるので勿論嬉しいですが!

    前作同様、今作でも、美術品の真贋を追及していくと結果的に視点をずらされたり、もっと大きな枠組に視点が拡大したりしていて趣向に富んでいました。
    衒学的なうんちくが鼻につくこともありますが、登場人物たちの細やかな情感を練りこまれた文章や会話が滋昧に満ちていてしみじみと感じ入りました。

    時折登場する佐々木の元教え子・イヴォンヌもインパクト大。
    彼女は問題を持ち込んでくるトラブルメーカーなのですが、物語のアクセントというか、話を進行させたりひっかきまわしたり、話の締めにも使えるキャラでもあるのです。
    実は話を盛り上げる一番の重要な脇役だと思うので、とんちんかんなことを言ってても憎めません。

    また次作でもイヴォンヌの活躍を期待してます。

  • 続き(3冊目)あるのかな?

  • 美術探偵神永美有シリーズの第2弾。
    今回からは、ワトソン役(?)の佐々木さんが京都に移ってしまい、離れ離れではあるのだが、頻繁に行き来し、特に問題の無い様子。
    美術史に絡むミステリーであり、おそらく取材は大変なんだろうなと感じるが、軽い気持ちで読めるのがいいところ。次作が待ち遠しい。

  • 前作には劣る。ペダントリーが若干過剰だった。

  • 古本をネタにしたものはこれまでに読んできましたが、この本は古い美術品をネタにしています。イヴォンヌというキャラクターが個性的で面白いです。

  • 佐々木先生が自説を披露した後に
    神永さんによる真説上書き待ちをしてしまうところが
    おもしろかったです。

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