- Amazon.co.jp ・本 (428ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167787011
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
奥さんを事故で亡くしたシングルファーザーの刑事が主人公。
小学二年生の男の子との二人暮らしをしている。
奥さんが亡くなるまでは、仕事バリバリこなしていたが、今は子育てをできるように定時で帰れる部署に配属してもらい、仕事に張り合いがないと感じながらも、子どもを大切に思っている。
それが、ある誘拐事件が起こり、助っ人として呼び出され、刑事としての使命感が沸いてくる。仕事をやりきりたいという気持ちと寂しい思いを子どもにさせている申し訳なさと自分の不甲斐なさで板挟みになる。
対人関係を気づくの上手で、手柄を取りたいのではなく、被害者のために事件を解決したいと考える、好感がもてる爽やかな刑事さん。ストーリーも読みやすく、刑事さんが今後どうなって行くのか早く次の巻が読みたくなった。 -
警視庁刑事総務課所属の、大友鉄のシリーズ。
妻を交通事故で亡くし、息子をそだてるために一課から異動したという経緯がある。
ただ、大友の腕を買っている上司が、特捜本部へ招集をかける。
息子のことは気になるが、刑事として第一線で捜査に加わると今でも心が浮き立つ大友。
人柄の良さと、学生時代の演劇で鳴らした演技力で活躍する。
2017.6.25 -
久しぶりに再読。
相変わらず堂場瞬一さんは面白い。 -
読みやすかったです。特別、ストーリーやトリックに印象的なことはなかったのですが、主人公が穏やかなので、こちらもゆったり楽しみながら読めました。
-
警察官としての顔だけでなく、家庭人としての一面を描いているところが面白い。
刑事としての腕を買われながらも、ひとり息子のために現場を離れた大友だったが、上司だった福原は簡単に手放す気がないらしい。
リハビリと称して何とか現場へと連れ戻そうとする。
読みやすさにくわえ、大友の人間味ある特異なキャラクターに支えられて少し変わった警察小説になっている。
テンポもよく、大友が事件解決に向かう道筋もわかりやすい。
被害者と加害者、警察内部がかかえる事情。
刑事ものとしても、親子の物語としても、楽しめた物語だった。 -
読み友さんからのいただき本。母がおもしろかったよと言うので、それじゃと読んでみました。シングルで小さい子を育てるって男女どちらも大変だろうけど、男性が育児ってことがまだまだ浸透してない世の中では、男性の方が働きづらいかもしれませんね。ましてや警察なんて職場では。お見合いの話も出てましたが、鉄さんと優斗くんにはまだまだ二人でがんばってほしいです。シリーズが続いてるのでがんばっていると思いますが(笑)事件は人が亡くなったりするわけではないのですが、なんとも切ないというか、歯がゆい事件でした。
-
主人公が僕って言ってるのがなんかやたら気になるけど、面白かった。ただ、息子がいるからって理由だけじゃリハビリさせる説得力弱いでしょ。これ復帰戦でなくとも行けたかなと。女性記事もなんか中途半端で退場するしね。まあ続編読むよ。