消失者 アナザーフェイス 4 (文春文庫 と 24-5)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (426ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167787059

作品紹介・あらすじ

町田駅前-刑事総務課のシングルファーザー・大友鉄は、捜査三課からの要請で老スリの現行犯逮捕を手伝うことになる。簡単に終わるはずの仕事は、同時に起きた自殺騒ぎで撹乱され…。消えたアタッシュケースの先に待ち受けていた驚愕のアナザーフェイスとは?警察小説の面白さがすべて詰まった大人気シリーズ第4弾。

感想・レビュー・書評

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  • オーソドックスな警察小説。捜査一課と二課の軋轢など警察小説らしさたっぷり。ハードボイルドになりきれないシングルファーザーの主人公も魅力たっぷり。脇を固めるキャラクターもみんなよく、安易などんでん返しで、使い捨てにされてないのは好感。
    プロットはひったくり犯が持って逃げたアタッシュケースの中身に重要な秘密が入っており殺人事件に発展する極めてオーソドックスな内容。でも面白い。

  • 消失者というタイトルを見た時に違和感があり、
    なんでこの言い方なんだろうって思った
    読み終えてもしっくりくるような、こないような。

    スリの被害者が消え自殺、犯人は殺される
    何も分からず終わるんじゃ…?なんて始まりだったが、事件は事の末端でのことで動かしているのは大企業の役員だった

    消失という表現が気になる

  • シリーズ4作目。72歳のスリが殺された事件に隠された秘密に少しずつ迫っていく…と言う展開なんだけど、本当に少しずつしか迫ってなくて、没頭は出来なかった。5作目を先に読んでしまったが、特に問題なく、読み進められた。

  • 町田駅前──刑事総務課のシングルファーザー・大友鉄は、捜査三課からの応援要請を受け、老スリの現行犯逮捕を手伝うことになる。簡単に終わるはずの仕事は、同時に起きた自殺騒ぎで攪乱され……。その夜、老スリは惨殺死体で発見された。軽犯罪に隠された陰謀? 消えたアタッシュケースの先に待ち受けていた、驚愕のアナザーフェイスとは? いよいよ面白さを増す、完全書き下ろしの大人気警察小説シリーズ第4弾!

  • 今回のが一番面白かった。あんまりイケメンを強調されてるより今回みたく大友の内面が前に出てる方がいいかな?

  • これは面白かった!
    ぐいぐい読んでしまった。伏線回収が分かりやすすぎるのが、ちょっと、ね(笑)。
    ところで大友さん。子離れできるんかしら?(笑)

  • シングルファーザーの刑事がである大友鉄が、子育てに奮闘しつつ事件を解決するアナザーフェイスの第四作。
    息子も5年生になり自分で時を過ごせるようになったのか、随分と出番が少なくなった。

    義母との関係性も知らず知らずの間に、うまい距離感が築けるようになったようです。

    今後の刑事としての成長、父親としての成長が楽しみです。

  • シリーズ第4弾。
    上司の特命を受け、老スリ逮捕を試みる三課の仕事のヘルプに入った大友。
    今回は簡単に終わる仕事と思ったのだが、思わぬハプニングもあり
    老スリを取り逃がし、さらにはその老スリが殺されるという事件が起きる。
    逮捕を試みた際にアタッシュケースをひったくられた被害者もなぜか姿を消し、
    殺された老スリの身辺からはそのケースが見つからない。
    なにもかもが消失。
    三課のメンバーとともに一課の捜査に加わり事件解決に向けて奔走するのだが…

    福原との関係、息子優斗との関係などなど周辺の物語も今回は動きがあって
    前作よりははるかに面白かったな。
    「なぜか相手が口を割ってしまう」という大友の不思議な力も今回は控え目だし、
    普通に推理小説として読むことができました。

    残念だったのは、「失敗を挽回する」って表現があったり、明らかに人物名を
    間違えている部分があったりしたこと。
    些細な事だけど、どうしても気になってしまうよねー。

  • 妻に先立たれたシングルファーザー刑事。シリーズ4作目。
    老ひったくり班逮捕の警戒中にひったくりが起きたが、自殺騒動が起き犯人を取り逃した主人公。しかし被害者も自殺未遂者も消えていた…
    途中までは面白かったが、ラストが近づくにつれ退屈に。シングルファーザーである点もあまり魅力的に書かれておらず、シリーズの魅力的にが半減してしまった。

  • シリーズも4作目に突入。今回の物語も二転三転する展開に最後まで目が離せない。

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著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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