凍る炎 アナザーフェイス 5 (文春文庫 と 24-6)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 1088
感想 : 85
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  • Amazon.co.jp ・本 (433ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167787066

作品紹介・あらすじ

大友鉄、最大の危機――「燃える氷」メタンハイドレートをめぐる連続殺人事件。「追跡捜査係」シリーズの名コンビが大友鉄と共闘する特別コラボ小説!

感想・レビュー・書評

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  • ミステリ、警察小説としては一本道なんだけど、登場人物が魅力的で楽しいシリーズ。メタンハイドレートの新技術を巡る研究所での密室殺人から、国際的な話に展開する。
    今回、ラストいい所で終わるので前後編でもよかったんじゃないかと思う感じ。

  • 別シリーズの「刑事の絆」を読もうとしたら、本書の続編のような扱いなので、こちらを急遽手に取る。
    シングルファーザーで、刑事らしからぬユニークなキャラクターの刑事大友鉄のシリーズ。
    事件の解決が遅々として進まない状況のためか、著者らしくない、スピード感のないストーリーに興が乗らないまま終わるのかと思いきや、解決したかに見える最後の場面でがぜん思わぬ事態が勃発し、いやがうえにも「刑事の絆」に手が伸びる。

  • これで解決なのかなぁ?と思ったら…え?
    次 楽しみです。

  • アナザーフェイスシリーズの第5弾ですが、今回は主人公の大友鉄が別々に発生した強盗未遂爆破事件と殺人事件が徐々に絡んでいき、背景に中国とロシアの組織が資源の利権を巡って絡むと言った壮大な事件でした。
    この事件を機に大友鉄は捜査一課に戻る決意を固めるのですが、最後のオチにとんでもない事件が待っていて、意味深な形へ次巻へ続くとなってしまいました。
    もう待ちきれないので次巻へ早速いきます!

  • コラボ作品だと聞いて期待して読み始めたのだが、多少リンクする場面もある・・・といった程度だった。
    何となく肩透かしをくらった気分だ。
    大友と一人息子・優斗との関係も、優斗の成長にしたがい徐々に変化してきている。
    少しずつだが自分の世界を持ち始めている優斗。
    相変わらず子離れができない大友。
    しかし、今回の事件を通して、大友は刑事としての本来の自分を取り戻していく。
    これまではやや強制されて捜査に参加していた姿勢が、自ら望んで捜査に取り組んでいく描写が何度かあった。
    本格的に復帰するのも近いのでは?と期待したくなる。
    そして、これも相変わらずだけれど女性記者が本当にイラッとする。
    ここまで強烈なキャラクターにする必要があるのかとも思うけれど、これまでの経緯を考えるとやはり彼女も必要な人物なのかもしれない。
    好きにはなれないけれど。
    ふたつの事件が互いに交錯し、捜査は次第に核心へと迫っていく。
    一応の決着を見届けたあとの大友に心境の変があったことは、読者としては単純にうれしかった。
    最後の1行には愕然とした。
    いったいこれはどうなっているんだろう?
    何が起きたのか?
    どうやら「警視庁追跡捜査係 刑事の絆」を読めばその後の大友を知ることができるらしい。
    「アナザーフェイス」ファンとしては読まないわけにはいかない。

  • ★★★★★ 心が動いた名著。何度も読み返したい
    ★★★★☆ 暇な時に読み返したい
    ★★★☆☆ 読み返しはないが面白かった
    ★★☆☆☆ 面白くなかった
    ★☆☆☆☆ 同上

  • 淡々と殺人事件と強盗事件の捜査が続き、途中でリンクし大きなどんでん返しや謎解きもなく解決し物足りなさを感じていた中で最後に驚きの展開が待っていた。
    子育てと仕事の間で悩んでいた大友がある決断をした中で起きた出来事が今後どのように繋がっていくのか、より読者に興味を抱かせる展開は見事であった。

  • アナザーフェイス5
    いまいち?

  • 2021/01/07 02読了

  • シリーズ一作目からなんとなく大友が好きになれなくて、、でも四作目くらいからそうでもなくなってきた。
    それと並行してストーリーもだんだん面白くなってきた感じかな。
    本作のラスト手前、事件は解決したように見えつつ、なんかモヤモヤしてたら衝撃のラストー!!!
    もちろん続きは気になるけど、、高畑と柴のお相手も気になる。笑
    いや高畑と柴の二人がそうなんじゃないかって気がするけど違うのかな?!

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著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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