ザ・万歩計 (文春文庫)

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著者 : 万城目学
  • 文藝春秋 (2010年7月9日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167788018

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ザ・万歩計 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

  • 【読書感想」「ザ・万歩計」万城目学

    大好きな万城目学のエッセイ。

    以前「ザ•万遊記」というエッセイを読んだのですが、どうやら出版順としてはこちらが先のようです。


    イヤーー超面白かった。
    おかしくてこらえきれず、電車でニヤニヤしたことが何度もあった(笑)
    この人のエッセイも小説もホント大好きだなぁ。
    「ちょっと落ち込んじゃって。。。」
    なんて人はこのエッセイ読んだら少し元気になれるよ。間違いなく!

    万城目さんが作家になるまでの話とか、
    いろんな作品のもとになった出来事なども語られています。

    万城目さんは学生のころから海外旅行にしょっちゅう行っていたみたいです。
    そのなかでもインパクトがあったのはモンゴルのトナカイと暮らす遊牧民のところにいって生活しちゃうというもの。
    この話も超面白かった。
    トナカイって塩分が好きなんだって。知ってました?
    大とか小とか野原でしてるとトナカイがワラワラと寄ってくるんだって(笑)


    私は怖がりなので海外旅行が本当に苦手。
    いろんなところに行ってみたいし、見たことない世界を
    見てみたいってのもすごく思うんだけど、
    言葉が通じない恐怖と、騙されて帰れなくなったらどうしよう、とか考えちゃって。
    でもあんなに長い夏休みとかあったんだからもっと海外いっとけばよかったなぁ。。
    もったいないねぇ。

    いやーー。ホント、面白いからこれはみなさん読んだほうがいいですよ。
    ワタシ的には、
    「木曜5限地理公民」と
    「Fantastic FactoryⅡ」
    「マジカル・ミステリーツアー」
    が大好きです。

  • ただの万城目学ファンとしてすごく面白く読ませてもらいました。

    万城目さん、小説家ということで勝手にインドア派かと思ったら案外アクティブでアウトドアだった…(笑)

    万城目学さん、小説も面白いことながらさすがエッセイも面白い。

    ファンならきっと楽しいはずです!

  • マキメさんの渡辺篤史に対する愛が重い(違)
    あっ、「たてもの探訪」への愛か?(それ違う)
    そしてGが大嫌いなマキメさん。
    「発想飛び」で先生に賞品を貰ったマキメさん。などなど…。
    どれもこれもクスクスと笑ったり、
    ぶっ。と吹き出したり、面白いエッセイ集だった、

  • さすがのマキメワールド。エッセイでも一味違う。いちいち、なるほどと思いながら、絶対、こんな発想は持てないなとの相矛盾する感情を抱きながら、やっぱ、こいつ関西人やとおもう。

  • 万城目さんの初エッセイ。独自の視点や深い妄想力(笑)に電車内で笑いを堪えるのに必死、と思えば時にぐっとくるエピソードもあり、様々な表情を見せてくれる一冊でした。

    人の生き方は、偶然の重なりやささいな言葉をきっかけに形作られます。万城目さんが小説家になったきっかけは、振り返ればまさに「風が吹けば桶屋が儲かる」のことわざにあるように、巡り巡って辿り着いた場所でもありました。また、「モンゴル人になりたい」という夢を持って実際に行ったモンゴルで知る過酷な生活―そこで自分のもとに寄ってきたトナカイが、その後の仕事の題材となるという摩訶不思議な縁についても綴っています。

    程良く力が抜けているのに、一歩引いて俯瞰的に物事を見る方だなぁという印象。飄々と、そして淡々と書かれている様子なのに次から次へとページを捲りたくなるのは、絶妙な言葉のセンスと自然体で等身大な姿が伝わってくるせいな気もします。近所のお兄さんの話を聞いているような妙な親近感。
    少し歩いたくらいでは変化は感じないけれど、目盛りの数が増えるのを見るのは楽しい。そしてふと立ち止まって振り返ると意外と前に進んでいることに気付く。なるほど、奥深いタイトルです。

  • 軽く読めるかと思い読んでみたが、思った以上に軽かった。

    意外と行動的で博識な人なんですね。

    海外一人旅とか、YUIの『CHE.R.RY』とか、まるでイメージになかった。

    最後のマジカル・ミステリー・ツアーが秀逸。
    それ以外にもクスリと笑える。

    『やぎさんゆうびん』を魂のやり取りと表現できる者はそれほど多くはいないはず。(たぶん)

    タイトルのつけ方など、万城目さん(1976年生まれ)と年が近い人なら、なお楽しめるに違いない。

  • とにかくよく笑った。語彙も豊富なら、博識に裏付けられた比喩も楽しい。何より、飄々としたユーモアが癖になる。
    終盤の旅行記「マジカル・ミステリー・ツアー」が特に気に入っている。中にはしんみりするようなエッセイも少し含まれていて、ちょっとしょっぱい塩味も効いている。

  • 万城目さんの若いころからこれまでの日常を切り取ったエッセイ集。この人の和ファンタジーが好きで、どういう日常をお過ごしなのか気になっていたので、面白く読めました。
    もりみーへの憧れには敵わないけど、やはり万城目さんの言葉のチョイスが好きだなぁ。

    ゆるい日常の一面(御器齧り戦記)から、旅の思い出まで、思ったより行動派でいらっしゃるのだな。むむぅ。
    自然界で妖精的なトナカイに出会ってみたい…!といらん欲求が湧く。笑

    そして、「何かゆるそう、楽しそう」という理由だけで来世イルカへの転生を願い続ける私自身も、遊牧民族の暮らしから学ぶことすることは多いのかもしれないとちょっと反省…

    ちょっとだけ、万城目さんの日常やものの見方をのぞけた気分になりました。他のも読まなきゃー

    --

    少年時代に大阪で阿呆の薫陶を受け、大学時代に自分探しの旅先で全財産を失い、はては作家目指して単身東京へ。ホルモーでついに無職を脱するも「御器齧り」に苛まれ、噛みまくるラジオに執筆を阻まれ、謎の名曲を夢想する日常は相変わらず。そのすべてを飄々と綴った初エッセイ集。文庫版あとがき「その後の万歩計」を収録。

  • 軽快なエッセイ。読みやすくて面白い。この方の小説も今度読んでみようかな。

  • 珍しくエッセイを読んでみた。

    「鴨川ホルモー」を読んだ時から思っていたけど、万城目さんのユーモアセンスには脱帽。
    「ねねの話」ではじわっときたり、「遥かなるモンゴル」では自給自足の生活って大変なんだなと思ったり…
    っていうか、いろんな経験しすぎでしょ。おもしろすぎるわ。

  • 目下のところ濱田岳がマイブーム。濱田岳の足跡を追いかけて映画『偉大なる、しゅららぼん』〜『鴨川ホルモー』の流れに乗って此処にやって来たという次第。
    万城目学を“まきめがく”と読みたくなってしまう程に枝葉末節への蘊蓄は滋味豊か。
    「御器齧り戦記」の最大にして最悪の「G16」事件に戦慄を覚え、「篤史 My Love」のフェルメール発言への言及に唸り、「オニたちは、万太郎がおさない頃より頻繁に目にする存在であったが…」なんてことがさらりと紛れ込まされていたりして油断ならない。ちょっと待て。それって普通のことじゃないんだけどもと突っ込みを入れながら楽しくページをめくった。
    隊長殿、御器齧りとの戦い、従軍日記の今後の更なる充実を期待して居ります。
    では。

  • エッセイはあまりよまないのですが、この作家の思考のあいようについて興味があり読んでみた。
    想像通り、日常への視点がおもしろく、日常の中でこだわり、妄想し、その時を楽しむスタイルに共感。

  • こんなに行動力のある人だとは。
    作家さんの考えていることが少しでも覗けて面白かった。

  • 著者に懐いてないけど猫の話は感動した。他も面白い。

  • 久しぶりに文庫で読み返して、こんなにおもしろかったっけ?と驚きました。

    万城目さんとは話が合いそう。
    「G」の話は背筋を凍らせながら読みました。
    私もドラゴンボール集められたら、きっときっと同じことを願います……!

    タイに行ったときの「鼻シュッシュ」の謎。
    私も短大の海外研修でタイに行ったとき、向こうの女子学生のほとんどがそれを持ってシュッシュとやってるのを見て欲しくなり、自由時間で買い物に行った際に買った覚えがあります。
    私が買ったのはリップクリームのような入れ物に入っていて、シュッシュとするとなんかの匂いがして、鼻がスッキリするというものだった。

    …というようなことを思い出していました。

    渡辺篤史さんの、窓から入る光へのコメントには、脱帽。

  • 万城目学のザ・万歩計を読みました。

    万城目学のエッセイ集でした。
    奇想天外な物語を書く万城目学らしく、エッセイも破天荒な内容が書かれています。

    鴨川ホルモーが書かれることになった経緯や、自給自足の生活にあこがれてモンゴルに行ったことが鹿男あをによしを書くきっかけになった、などという物語誕生秘話も書かれていておもしろく読みました。

  • 万城目さんの飄々とした文章は、エッセイであっても面白さが変わらない。
    短編エッセイのなかにうまく緩急があり、一冊の中でも緩急があって、軽く読みたい時にとてもよかった。

    トナカイかわいい。

  • 小説ほど面白くない、というのが第一印象。文章が上手いという作家ではないので、エッセイというより、日記の類、想い出話に付き合わされた気分。作者は、ごく普通の一般人、少し着眼点が面白く、ちょっと発想が豊かというのが判るが、それでよくあの奇想天外なストーリーを生み出せるな、ということの方が驚き。真面目で努力の人なんだろうなぁ。

    万城目学は、原作がTVドラマや映画化されブレイクする前から知って、「こりゃ面白い!」と青田買いした気分があったのだが(というほど早くはないけど)、発想、ストーリー展開が良かっただけで、特段、文章が上手いとか、気の利いた表現があったという印象は確かになかった。 

    いろんな媒体に発表した短文の寄せ集めのためトーンが異なりまとまりに欠けるのも良くなかった点か。きっと、ひとつのテーマ、あるいは方向性を絞るなど、なにか制限を加えたほうが、この作者はその中でなんとかしてやろうと知恵を絞って、虚実ないまぜの面白いエッセイを書くんじゃないかと思う。小説を書くきっかけとなった国語先生とのエピソード、猫の話など悪くないものもあったけど。

    一番笑えたのは、巻末に、“万歩計”というのは、山佐時計計器株式会社の登録商標で使用に関して許諾を得ているという編集サイドの一文だった。「おぉ、そうなんだ!」と(笑)

  • たて続けに読んでしまった、万城目学のエッセイ集。
    ちびちび読むんじゃなかったのか、自分。

    人生の中で、とてつもなく理不尽で素晴らしく愉快な出来事に出合う回数は、人それぞれだとは思う。
    確かに、万城目学はそのような出来事に出合う回数が人より多いように見える。
    事実、「御器齧り」との出会いの頻繁さは想像を絶する。普通新幹線で出会いますか?
    けれども、それより以上に、彼はその出来事たちを捕まえるのが上手いのであろう。

    例えば、家族と一緒に見たでっかい黄色の鳥の話。
    当時5歳の妹の記憶がぼんやりしているのは仕方ないにしても、両親ともにはっきり覚えてはいないその出来事を、彼は明瞭に覚えているのである。

    書いた文章を初めて褒められた、国語の授業の「発想飛び」の宿題。
    賞をくれた先生は覚えていないそうだけど、彼は細かなシチュエーションまで覚えていた。

    文章自体は訓練でうまくなるかもしれないけれど、面白い出来事を面白いと感じること、それを忘れないこと、これは天性のものだよね。

    変な看板、妙な人たち、不思議な情景。
    そんなものをよく見つける人がいる。
    うらやましいな、と思うけど、もしかしたら私も見ているのではないかとも思う。
    ただ、見たことを感じてないのか、捕まえきれないうちに忘れてしまうのか。

    とりあえず万城目学が隣にいたら、きっと人生退屈しないだろうとは思うのである。←それより、自分の感性を磨いたら?

  • 黒い嫌われ者のアイツが横行する季節となりましたが、万城目さんの●゛キ●゛●嫌いには癒されるものがあります。もう面白いくらい嫌いだから。

    食器付けおきする際に洗剤を入れると出なくなりましたが、地球環境的にはよろしくない対策ですね。
    自然にいい洗剤買おうかな。がんこ本舗さんの「森へ」とか「海へ」とか。

  • 万城目エッセイ本を読むのは2作目。冒頭の「風が吹けばエッセイを書く」の発想飛びのエピソードがいい。高校時代に先生に評価されたことが物書きとしての原点という。同世代なので、歌の思い出などは自分の経験と重なる部分もあって共感する点が多い。

  • 二度読み。冷静なる自分のアホの分析が素晴らしい。
    モンゴルの生活になるほどと膝を打つ。食べるために生きる。生きるために食べる。私にゃ出来ん。

    あをによしまた読みたくなった。

    bookoff ¥310

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