プリンセス・トヨトミ (文春文庫)

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著者 : 万城目学
  • 文藝春秋 (2011年4月8日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (554ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167788025

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プリンセス・トヨトミ (文春文庫)の感想・レビュー・書評

  • 会計検査院、セーラー服の少年、大阪国総理大臣
    思考、想像は不要です。ただただ頭の中を空っぽにして楽しみましょう!

  • 面白かった!本、読んでから映画版見たけど、やっぱりなんでも原作のほうが面白い。プリンセス・トヨトミの場合も、本のほうが面白かった。

    映画版では鳥居調査官が綾瀬はるかで、ゲーンズブール調査官が岡田将生。男と女が入れ替わってる。適役がいなかったのかな?男と女入れ替えたら、話がつながらなくなっちゃうよ。

    大阪に行きたくなる。大阪城・空堀商店街・・・、お好み焼き屋さん!冨紗家(ふさや)っていうお好み焼き屋さんがモデルだったみたい。行かなくっちゃ♪

  • 大阪の秘密を明らかにするのはタブーなんだってば。しかもこんな小説にして、ましてや映画化までしちゃうなんて…!あの存在については隠し続けなきゃいけないのにー。

    出鱈目のような真実がここにある。大阪の男たちが累々と繋ぎ、守ってきたもの。父から息子へ語り継がれてきたもの。女たちが見守ってきた歴史。

  • もしこれが本当の話だったら、身近(でもないかな?)にこんな秘密があったら、どんなに面白いだろうと思う。
    秘密の内容が面白いわけではない。
    そのために税金をどんどん使ってくださいというわけでもない。
    でも、なんか面白い。
    子供の頃の遊びに必ずあった仲間だけの「秘密」に似ているからだろうか?
    本当だったら…と想像するとわくわくしてしまう。

    歴史についての説明が楽しめればきっともっと面白かったのだろうけど、基礎知識とその方面への興味が圧倒的に不足していたため感心することもツッコミを入れることも出来ず。
    大阪城付近の土地勘もあれば更に楽しめただろうけど、それも全くないので細かいところはさらりと流した。
    そういう意味ではこの小説が十分に楽しめたとは言えないかもしれない。
    ちょっと残念。

  • 大阪には大阪国というものが存在し、豊臣秀吉の子孫で大阪国王女を大阪国の男たちが守っている。

    巨額の税金が大阪国に流用されているところに目を付けた会計監査委員が監査を試み、実態を解明する。

    ストーリーアイディアは好きだが、表現や説明がまどろっこしい箇所が目立ち、中だるみした。

    親から子へと脈々と受け継がれる世代交代の重要性が際立つ部分は好き。

    「何故大阪国なんて信じるか?」「それは、父の口から語られたことだからだ。」

  • 「『大阪が全停止』ってどういうこと?なんで?」と1ページ目から惹き込まれて一気読み!
    現実にあるものを絡めていくから「もしかして大阪国って本当にあるんじゃ?」と思ったほど。
    大輔と茶子の絆がすごい。

  • 手首の怪我で入院した私に、こんど中一になる娘が貸してくれた。面白くて一気に読破。「やっと私の云ってることが分かったみたいね」と娘。
    大事なことを思い出させてくれる一冊だ。

    映画の設定とはだいぶ違うらしいが、その予告だけは見ていたので、なんとなくイメージしていたトンデモ話かいなという疑念は、最初の数ページの筆力で吹き飛んだ。
    キャラの立った3人の会計検査院調査官、微妙に知らされるいくつかの伏線、作者そのものが愛する大阪城とある商店街界隈の人々。奇想天外な400年の歴史をつなぐ、熱くも温かい大阪の男達の想い。そして行き詰る対決の山場と、拍子抜けするほどの見事などんでん返しのラスト。
    作者がそそぐ、登場人物へのまなざしが全編で庶民的で温かい。
    父と子、国家とは、守るとは、大阪の持つ独特の優しさとは、いろんなことを考えさせられながら、泣いたり笑ったりしていた。
    今後、大阪を見る目が少し変わってきそうに思う。

    何よりもこの本を読め読めと、ずうっと云い続けていた我が娘に、今日、
    「パパはどんなことがあっても、お前を守るからな」と素直に言えて、作者と娘に感謝している。

  • どうなるの?どうなるの?
    と、ワクワクして読んだけど…最後が納得いかない。

    映画は見てない。

  • 後半まで、なんでこの小説おもしろいんかなぁ~て思いながら読んでた。ほんとに最後の方になって、ホロっとくる感じ、なるほどぉ~って感じになった。。。って事で、結構おもしろかったかな。。。

  • 万城目ワールド全開。
    ありえっこない空想世界でも「現実にあるかもしれない」そんな物語!
    大阪国の大切なものをまり続ける「強い意思」
    そうした意思は「現実の大阪」には あるんじゃないかな!
    私は 大阪はよく知らないけれど 憧れの街
    東京に10年住んだけれど異国「大阪国」にあこがれている
    いつか 住んでみたい
    独特の文化・歴史・伝統を重んじる関西・大阪の隠れた姿を現しているようである
    これも オススメの1冊にしたい

  • 舞台が大阪だからいいんでしょうね!
    東京だと、純粋な東京人が少ないから無理そう…

    小説だとわかっているのに、大阪の地下に本当に大阪国あるかも、と思ってしまいました。
    大阪ならあるかもね?

  • 万城目作品はこれで2冊目。
    『とっぴんぱらりの風太郎』を読んで、ブクログのレビュー見たら、『とっぴんぱらり〜』の続きが『プリンセス・トヨトミ』ということを知り、読んでみました。
    映画も知らんし、刊行順を遡る読み方をしてる感じです。

    まず思ったのが「説明なげー」という……申し訳ないが、そう思いましたね。確かに、大阪冬の陣や夏の陣とか、豊臣家の歴史とか、辰野金吾の説明とか。必要だよ。『とっぴんぱらり〜』読んでたら、大阪冬の陣夏の陣と豊臣家の歴史の説明は2回目だし、私は辰野金吾(たまたま)知ってたから、そのあたりは斜め読みしました。

    で、話的には大阪国が立ち上がったところからが面白い。
    「どーなんの、これ?」
    とか
    「合図って?」
    とか。
    設定もなかなか……というか、こういう視点で豊臣家を捉えるかっていう。奇抜な発想。
    多分、万城目さんが書きたかったんだろなって思った。正直、主人公は誰?て感じ。タイトルはプリンセスだが、別にプリンセスが主人公って感じでもないし。会計検査院でもない気がする。だから、これは設定がいいのです。まー、鳥居さんは愛着もてるキャラではある。

  • 『鴨川ホルモー』の万城目さんの最新刊。
    しかしどっからくるんだ、この発想!『鴨川ホルモー』も十分に破天荒なファンタジーだったけど、それを上回るよ。まあファンタジー要素が少ないのか?
    大阪に実は”大阪国”があり、その本拠地?は大阪城の地下。彼らの目的は”豊臣秀吉”の末裔である”王女”を守ること。そしてその国を守るために、日本国から年間5兆円もの予算が出ている。そこに会計検査院の調査が入る…って、なんっじゃそりゃ!すげえ…。
    しかしキャラの魅力という点では、圧倒的に『鴨川ホルモー』だな。
    あと読了後思ったけど、若干『ダ・ヴィンチ・コード』とかぶるよね。今話題だからかもしらんが…。

  • 落ち着いて読めなかったためか、そこまで引き込まれなかった。男のロマン的なものが理解できなかったせいもある。

  • なんで大輔がオネエ設定じゃなきゃいけないのか??大阪的スパイス??
    作者の育った地元を題材にうまれたファンタジー。子供むけかなぁ。

  • うーん期待よりは↓。。「大阪全停止」この映画化コピーは印象に残っていて。鴨川ホルモーで知った万城目作品が原作と知ったから嬉々として借りてきたんだけれど。んー。男ならロマン感じるかなぁ。女は正直、そんな、入り込めないかもしんない。。このシステム、守る意味が、納得できない。し、羽柴と橋場、すぐぴんときちゃってたし、ましてや「茶子」だし。そこが意外でもなんでもなかったのが、もっとなんかネーミングなかったのかと。男の酔狂に付き合う女、みたいなとこを女は楽しめばいいのか。大阪のおばちゃんたちは5億円の無駄遣いにこない寛大やないで、たいがいにし。なんか展開も、いまいちハラハラできなかったし。ましてや映画化、鳥居を女性にしちゃったみたいだけどどうなのかなこれ、旭は男になったみたいだけどどうなのかな。成り立ったのかな。だからもう映画化を見ようとは思わないし。
    こんなして茶子がなにも知らずに末裔残さず死んだらどうすんの、そんときはどうすんの。大輔がそれを負うの。
    なんか、ジャンプ的ロマンではあるけど、いまいち入り込めなかった、男の身勝手さありきの、ファンタジー、です。でもミラクル鳥居の外伝がでるならめっちゃ読みたい。結果☆3つ。

  • 映画などのストーリー情報を一切入れずに初読。映画のポスターを見て、てっきりシリアスな話かと思っていたのだが、どうも井上ひさし的なホンワカするコメディーだった様子。ある意味、歴史小説の現代版パロディといったところ。「松平」「真田」「蜂須賀」なんていう名前ばかり出てくる時点で察するところではある。

    内容は、会計検査官が、大阪の裏に存在する謎の組織に勝負を挑む、なんて書いたらかっこいいのだけど、蓋を開けてみたら、松本大洋が描いたらしっくり来そうな架空の下町の日常+αな話。別の例えを出すなら、じゃりン子チエですかね。そこまでが1章の感想であり、結局最後まで間違っていなかった。

    外側のプロットは大きい構造なのだけど、じゃあ中で何が有るかというと、取り立ててすごいイベントが有るわけでもない。さらに、ものすごく調べつくして書かれたところもなく、はよ言えば、長い割に内容は浅くてあっさりである。

    若干難なのは、何かが起こった時に、いちいちその当事者の視点に立ち返って、時間を戻して検証するという、シャックリをしているような文章はいかがなものかと思った。特に冒頭で出し部分では、そこれが更に細かく有り、1行で済む表現に3行ほどかけているのは大きくマイナス。

    まあ、日本の漫画かアニメの原作(もしくはノベライズ)という浅い話なので、気楽に読むには悪く無いと思う。とりたててすごい話ではなかった。

    感心したのは一つ。大阪の地理が詳細に書かれていること。そこから予想していたとおり、どっぷり大阪の人なんよね。その大阪の人が外の視点から、コテコテのステレオタイプな大阪を想像して書きました、という類の文だけど、明らかに突放しきれていない優しさが透けて見える所は、この本の最大の魅力でも有る。

  • 大阪の描写等が事細かに出ていたのであとがきのエッセイを含め、自分は大阪府民ではないが大阪への愛情を感じさせるなと思った。登場人物は皆良い個性を出している人ばかりで、特にミラクル鳥居が良い存在感を出していた。終盤で旭が鳥居の母を演じているシーンはカタコトの言葉が印象的で思わずクスリとなった。調査官3人のやりとり、中学生のやりとりは心地よい面白さである。関西弁が印象に残る。ファンタジーであることは重々承知しているが、大阪国構想という壮大なテーマを個人的にはもう少し掘り下げればより面白いと思う。

  • 万城目さん作品二作目。この人の世界観はどっぷり浸かりすぎて、読後抜け出すのに少し時間がかかるほど。先に映画を見てしまったのでキャストのアンバランス感や、ストーリーの相当な簡略化&作り変え?に驚いた…(´・_・`)先に本読めば良かった。もう大阪民は秘密を共有してるんじゃないかと思っているくらい、万城目ワールドは好きです♡

  • 吉里吉里人のような面白さ。

  • 序盤まではワクワクしながら読んでいました。
    中盤以降は冗長した展開で中だるみ。
    ラストで若干の盛り返しがあり読了しました。

    大阪国という設定にインパクトがありすぎて、
    それに相対するテーマが弱かった、もしくは確立できていためだんだん飽きてきました。
    最後の方でそれとなく事態は収束していきますが、大阪国という奇抜な設定を受け止めるだけのモチーフは感じられませんでした。

  • 発想は面白いんですが、「これは無理あるやろ」という視点で読むと冷めます。

    大阪の街の描写、人の感覚を捉えようとしてますが、ステレオタイプが過ぎるかな、という感覚。

    太閤の時代にタイムスリップとかそんな感じかと思ってたんですが、展開的には新しかったです。

  • 伝奇ロマン小説として期待して読んだが、期待はずれ。歴史の処理が不十分で荒唐無稽。ストーリーの煮詰め方も中途半端なのに登場人物にだけは意味のない個性が与えられており、映像化を前提に書かれているようで不快。どうして最近はこのようなテレビ化や映画化を狙ったような小説が多いのだろうか。小説は小説でしか現せない世界が面白いと思うのだが・・・

  • 鴨川ホルモーが面白かったので、同じ作者の本を続け読み。
    この人の本は滅茶苦茶な設定なのに、そこを説得力を以ってなんだかんだ
    読ませてしまうことが本当にすごい。
    こんなこと想像したこともないわー、ということを書き上げる力。
    きっと、すげー妄想好きだろうし周囲に理解者がいない幼少時代を過ごしてきたんじゃないか、と思う。

    映画にもなっているみたいなので、そっちのほうがいいかもしれない。
    多少無理な設定をまともにするための、きちんとした情報が入りすぎているので
    「おかしいのに、しめるところはしめる」という仕上がりになってます。

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このことは誰も知らない-四百年の長きにわたる歴史の封印を解いたのは、東京から来た会計検査院の調査官三人と大阪下町育ちの少年少女だった。秘密の扉が開くとき、大阪が全停止する!?万城目ワールド真骨頂、驚天動地のエンターテインメント、ついに始動。特別エッセイ「なんだ坂、こんな坂、ときどき大阪」も巻末収録。

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