プリンセス・トヨトミ (文春文庫 ま 24-2)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167788025

感想・レビュー・書評

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  • 期待ほどおもしろくなかった。うーん?と思う箇所もいくつか。

  • 面白かった!
    大阪国が住民票?のために血税から年間五億使っているっていうのはちょっと腑に落ちないままだけど。そんなもんそちらの徴税でなんとかしろやと。二百万人なら一人年間250円で済む話やろと。大阪国の意義がもう少し深くなってくれるのを期待していただけに、ちょっともったいなかったな。
    でもキャラクターも活き活きしていて、難しいところもぐいぐい読めました。

  • 本題に入るまで長い気がしました。

    とにかくお好み焼きが食べたくて仕方ない作品でしょう。

  • 奇想天外で壮大なストーリーw 法律絡みが、ちょっと難しかったかなぁ。終盤、かなり盛り上がって、ペースアップして面白く読めました♪ラストがよかったし、それがあってこその小説だと思ったのに、映画ではそこをすっとばしたとか?ありえない・・・!もし、そうなら、ダメダメだと思うのですが、よく映画化されましたねぇ・・・。

    • Yoshi_Navyfieldさん
      映画は映画で、うまく話ができてたと思いますよ。ラストも含めて(^-^)
      映画は映画で、うまく話ができてたと思いますよ。ラストも含めて(^-^)
      2012/08/25
  • 万城目さんのほらは面白い。頭がよい人が大まじめに壮大なほら話を考えるものだから、「ひょっとしてほんとにあるのかも?」と思わせてくれる。でもって、ちょっと吹き出せる。

    今回もとても大きな風呂敷が広がったけれども、前作2つに比べるとちょっと回収が追いつかなかったかな、と思った。設定とか、同時並行する会計監査員たちと中学生たちと大阪国を守りたい人たちの話とかは面白いんだけれど、全部繋がるとどうしても途中でだれてしまう。随所に笑い所は確かにあるし、大阪国の存在を息子に伝えるタイミングの話なんかはうるっと来たんだけど。

    でも勢いがのってきてからはどーっと読める。1番読んでて楽しかったのは瓢箪のメッセージが広がっていくところかも。どきどきしました。

    いまだに残る謎は富士山の麓の巨大十字架。これはほんとに何なんだろう、分からない。

  • 【プリンセス・トヨトミ】は重たい本です。
    重たいと言っても内容が辛くて精神的に重たい、というのではなく、中身がぎゅっと詰まっているというか、凝縮されているというか・・・。
    あんこがこれどもか~と詰められたあんぱんのような・・・。
    筋肉質の体のような・・・。そう計算された筋肉美!といった感じ。
    久々に時間をかけて堪能した本でした。

    「万城目学は面白いから読んでみて!」と夫にすすめた。
    夫の感想は「万城目は天才や~!」(笑)。
    その後、私の本棚から【鴨川ホルモー】を引っ張り出して読んでいた。
    夫婦で万城目にやられたー!

    • azu-azumyさん
      torachanさん
      コメントありがとうございまーす♪
      あらあら~、私のレビューで笑っていただけたの?
      大阪人の私にはそれはめっちゃ光栄なこ...
      torachanさん
      コメントありがとうございまーす♪
      あらあら~、私のレビューで笑っていただけたの?
      大阪人の私にはそれはめっちゃ光栄なことです~(笑)

      旦那様、「鹿男あおによし」がお気に入りなんですね!
      私も次は~、と狙っています^^
      2012/08/20
  • 奇想天外なストーリーで斬新だった。父親から子供へ、自分の最期の時がわかっている時にはじめて伝える、だから大事に守る、それは単に王女を守るのではなく、それ以外の大事なものを含めて守るというのが面白かった。
    さらに女性はそれを知っていながら知らないふりをするというのありがちだった。
    松平と大阪国総理大臣との緊迫したやりとりからすると最期がちょっと尻つぼみな感じだったけど。

  • このことは誰も知らない。五月末日の木曜日、午後四時のことである。大阪が全停止した。長く閉ざされた扉を開ける“鍵”となったのは、東京から来た会計検査院の三人の調査官と、大阪の商店街に生まれ育った二人の少年少女だった―。前代未聞、驚天動地のエンターテインメント、始動。
    「BOOK」データベース より

    大坂国.
    ファンタジーと言ってしまつてよいのだろうか.
    ほんまはあるんとちがうか?と思ってしまう何かが大阪にはある.

  • もし末裔が男だったらOJOという名前はどうするつもりだったのか?っていう質問の答えが聞きたかったけど、OJOは茶子が産まれるずいぶん前からあった訳で、その場合はOJIにしましたじゃ説明になってないじゃん!!ってぶーぶー言いながら読んでました。茶子のお母さんが末裔でその時代(少なくとも35年以上前)にできたってことでおk?いや違うか…

  • ただ単に名前と背表紙の説明に惹かれて買った本。

    「四百年の長きにわたる歴史の封印を解いたのは、東京から来た会計検査院の調査官三人と大阪下町育ちの少年少女だった。」からなんかタイムスリップかなんかの時代物っぽいのを想像してたけど、それは見事に裏切られたなー。

    でもまあその裏切られたのはがっかりだったけど、これはこれでおもしろかったかな。全然想像してなかった設定で。

    ただ会計検査院視点の方は、説明的な文が多くて、面倒臭くて読み飛ばしたところがちょこちょこあった。

    あと鳥居のキャラが自分的にはあんまり好きじゃない。読んでてちょっとイラッときてしまうほどに。
    でもまー、読者にそう思わせるってのもキャラ設定的には成功なのかな?

    ただやっぱ大阪国はちょっといろんなところで無理があるのじゃないかって思ってしまった。何百人もいて誰一人としてそのことを口外しないって無理でしょ。人間いろんな人がいるんだし。
    そこんとこやっぱちょっと無理だろーって思いながら読んでる自分がいたなー。
    まあ設定はおもしろかったけどね。

    前半でなんかちょっとひっぱり過ぎな感じもしたかな。もうちょっとスッキリさせてページ数減らした方が全体的に読みやすいかも。本分厚いって(笑)

    でもあの掲示が大輔の正体に気付いたとこと、蜂須賀組の組長が土下座するとこ、そして後藤が「わしらはみんなお前に借りがあるからな」って言ったとこは読んでて爽快やった!!
    私好みのパターンだわ♪

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著者プロフィール

万城目学(まきめ・まなぶ)
1976年生まれ、大阪府出身。京都大学法学部卒。
2006年、『鴨川ホルモー』(第4回ボイルドエッグズ新人賞受賞)でデビュー。主な作品に『鹿男あをによし』、『プリンセス・トヨトミ』、『偉大なる、しゅららぼん』などがあり、いずれも文学賞ノミネート、映像化等など、大きな話題を呼ぶ。また、エッセイ集に『ザ・万歩計』、『ザ・万遊記』、対談本に『ぼくらの近代建築デラックス!』がある。

「2013年 『ザ・万字固め』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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