ひかりの剣 (文春文庫)

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著者 : 海堂尊
  • 文藝春秋 (2010年8月4日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167790011

ひかりの剣 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 「チームバチスタ」で有名な海堂さんが書いた、剣道青春小説「ひかりの剣」です。

    私自信、剣道の経験は全くないのですが、小さい頃の憧れからなのか?最近、剣道小説を続けて読んでいます。

     この「ひかりの剣」は、医療小説と言えば!の御自身が医師である海堂さんの手によるもの。
    主役は、「ジェネラルルージュ」の速水晃一。「ジーンワルツ」の清川吾朗。
    キーマンとして、「チームバチスタ」「ジェネラルルージュ」「ブラックペアン1988」の高階権太。
    恐ろしく魅力的な布陣です。

    医科大学の剣道部が舞台です。若き頃の各人の“咆哮”のような熱い小説。

    それでも、あくまでも医師のしての視点で書かれていて、医療の問題点も突いている所が海堂さんらしい感じ。

    予想外にちょっと。いや、かなり感動しました。
    さすが海堂さん!!

  • 武士道エイティーン読了からの~、医学部剣道ストーリー。
    男と男の真剣勝負ってなんでこんなにかっこいいのか。

    時は1988年、覇者は外科の世界で大成すると言われる医鷲旗を巡り、闘志を燃やす医学部剣道部の面々。

    帝華大の伏龍 清川吾郎、東城大の猛虎 速水晃一。真逆とも言える性格の2人の対決、勝つのはどちらか。

    武道の世界は全く分からないけれど、2人はもちろん、崇徳館のタコ坊主天童、極北大の技のデパート水沢、兄への反発を原動力にする弟 清川志郎、隠し球のサブマリン 朝比奈ちゃん、阿修羅の名を持つ顧問の高階医師…キャラが皆生き生きしていて対戦の迫力がすごかった。
    誰もが負けず嫌いでそこがたまらない。煽り合い最高。

    当時は運動部で活躍する学生はボトム20(入学試験が下から数えて二十番目まで ) が主で、外科や救急などの修羅場で頭角を現すのもたいていボトム20だったとか、小ネタも興味深い。

    勧誘の場面では軟式庭球部が美女軍団を引き連れて新入生をかっさらい、ガタイはいいが少し鈍い連中はラグビー部の地引き網とサッカー部のブービートラップ、剣道部も熾烈な争奪戦の末新人を確保…この勧誘合戦の激しさがなんだか微笑ましくもあり。

    この速水が後にジェネラルルージュの 速水先生に、清水がジーンワルツの産婦人科 清水准教授になるとは…

  • 作者の圧倒的な筆致に煽られ夢中で読み進む。
    清川、速水の盟友の攻防に美少女、朝比奈ひかりやのらりくらりとした高階顧問が重要な役割を果たす。
    双頭相まみえる物語の様相なのになぜ題名がひかりの剣なのか?と先々に、興味が尽きない。
    個性的で魅力的な登場人物たちは他の物語にも登場しており連鎖的に読みたくなる。
    ライバルがお互いを成長させることを高い説得力で説く正統派青春物語ですね。しびれました。

  • 医療物、ミステリーではなかったのでどうかなと思いつつ読み始めたがなかなかどうしてこういった青春モノにもしっかりと小気味の良い海堂節!速水、清川がどんな人物か知らなくても楽しく読めるけど二人の今(?)を知っている(ジーン・ワルツ、ジェネラル・ルージュ)とより一層楽しめる内容になっていると思う。

  • 帝華大の清川と東城大の速水を中心とした医学部剣道部の話。正反対とも言える性格を持った2人だが互いにライバル心を持ちながら、夏の大会、医鷲旗に向けて取り組む。剣道経験者の私からいうと、形での構えが実践で使われている折があり、少し違和感があった。でも大会での緊張感や道場の独特の空気が感じられる描写で、懐かしく思った。時折、速水は『ジェネラル・ルージュの凱旋』の速水先生で、清川は『ジーン・ワルツ』の清川先生なんだと思うと更におもしろかった!

  • おなじみの登場人物が学生時代に戻って大活躍する青春小説でした。
    白鳥・田口シリーズの登場人物たちの現在と過去との対比もおもしろかったですが、それがなくとも十分に楽しめる小説だったと思います。

  • 若き日の速水(ジェネラルルージュ) と清川(ジーン・ワルツ)の剣道対決!そして暗躍する(?)剣道部顧問 高階先生(後の院長)・・・。
    他の作品と少し異なり「スポ根・青春小説」ですが新鮮で良かったです。
    「ブラックペアン1988」も合わせて読むと、一層面白いです。

    関連作品:ブラックペアン1988、ジェネラルルージュの凱旋、ジーン・ワルツ、等

  • 如何な不味かろうが決して残さない、注文した料理
    小説初のギブアップ。海堂さんご容赦

  • 『ブラックペアン1988』と同じ年代に、東城大・速水と帝華大・清川を中心に据えた剣道青春物語。清川の再登場は後に『ジーン・ワルツ』などの妊産婦医療の物語まで待つことになる。そういうことを考えながら読めるのも、シリーズ再読ならではだ。彼らの修行の方法や、医鷲旗大会の対戦描写は、若干のご都合主義はあるものの痛快娯楽時代小説を読んでいるよう。

  • 面白かった( ´ ▽ ` )ノ

    剣道の専門用語が連発し、特に試合シーンではさっぱり様相がつかめないところもあったけど、それでも熱くなった( ´ ▽ ` )ノ
    熱血、青春、宿敵、決闘、師匠、荒行、挫折、再生、美少女にズボラに坊主( ´ ▽ ` )ノ
    キャラ設定もストーリー展開も、いい意味でマンガチック( ´ ▽ ` )ノ
    「六三四の剣」の医大生版だね( ´ ▽ ` )ノ
    事象のたたみかけや情景描写は、剣術が主題ということもあって、講談っぽくもあった( ´ ▽ ` )ノ
    竜虎相搏つ地獄図会( ´ ▽ ` )ノ
    満を持しての宿命の対決( ´ ▽ ` )ノ
    ……でも、作中でも触れられてるけど、ここで描かれているのはあくまで、医大生剣道なんていう本当に狭い狭い世界の物語なんだよね( ´ ▽ ` )ノ
    この調子で日体大の選手なんか登場したら、どこまでエスカレートしていたことやら( ´ ▽ ` )ノ


    ドクターカイトーの作品なのに、医療ネタがメインでなくミステリーでもない( ´ ▽ ` )ノ
    でも、むしろそういう軛から解放されたほうが氏にとってはいいんじゃないか、とさえ思えた( ´ ▽ ` )ノ

    試合展開を正確に理解するためにも、本作はぜひ漫画化してほしい( ´ ▽ ` )ノ


    ……しかし、本書の解説にはほんとひっくり返った(゚д゚)!
    「プロの書き手ではない」と自分でも書いておられるけど、いくら何でもミステリー小説の真犯人をはっきり書いてしまうとは……他出版社の作品とはいえ、ルール違反も甚だしく……(´ェ`)ン-…
    編集の人、チェックしなかったのかな?(´ェ`)ン-…
    「チーム・バチスタの栄光」より先に本書を読んじゃ、絶対ダメだね……(´ェ`)ン-…



    これまで読んだドクターカイト作品の中では、これが一番好き( ´ ▽ ` )ノ
    両校主将を巧みにそそのかし、異なる個性を反発・融合させ成長を促すタヌキおやじがよかった( ´ ▽ ` )ノ
    まさに、錬金術師ならぬ錬「人」術師だね( ´ ▽ ` )ノ

    2017/03/19

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ひかりの剣 (文春文庫)の作品紹介

覇者は外科の世界で大成するといわれる医学部剣道部の「医鷲旗大会」。そこで、桜宮・東城大の"猛虎"速水晃一と、東京・帝華大の"伏龍"清川吾郎による伝説の闘いがあった。東城大の顧問・高階ら『チーム・バチスタ』でおなじみの面々がメスの代わりに竹刀で鎬を削る、医療ミステリーの旗手が放つ青春小説。

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